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掲載日:2026年4月21日



「Hug」
ビクター タン / VICTOR Tan
本庄市在住
針金で空中に絵を描く。遠くへ近くへ、線が行ったり来たりして形となる。
そして作品を触ってハグして温かさを感じる。
まるで細い指先から、毛細血管に血が通っているかのようだ。
ただ、人の形を作っているだけではない。作品からは、愛し合い慈しみ合う心を感じる。作品の中身は空洞なのに、ずっと持っていると、針金が温まり、更に温度を感じる。
ビクタータンさんは、様々な素材でスケッチに挑戦したが、針金が1 番しっくり来たそうだ。目が見えなくても触って確認できるのが良いという。
ビクタータンさんの話は全て「愛と平和」が元となっている。視覚や言語の壁がある中で、それを超える愛に満ち溢れている。彼は確かに、確実に、神様からの愛を受け取っていた。
熱い愛と澄んだ心で、空中に針金で描いた作品なのである。
武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科 2年
エルキンズ 香音 / ELKINS Kanon