埼玉県立がんセンター > 当施設について > 平成30年度 埼玉県立がんセンター病院指標 > 平成30年度 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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掲載日:2023年9月8日
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) |
106 |
2.78 |
8.94 |
0 |
67.62 |
|
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) |
68 |
3.13 |
8.74 |
0 |
66.96 |
|
K514-22 |
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) |
19 |
2.79 |
8.21 |
0 |
68.16 |
|
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術(その他) |
18 |
2.22 |
7.89 |
0 |
59 |
|
K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 |
- |
- |
- |
- |
- |
肺癌に対する胸腔鏡下肺葉切除が最も多く、106例、転移性肺腫瘍や肺癌に対する縮小手術として 部分切除 68例と区域切除19例が施行されている。次に、術前に肺癌と鑑別ができなかった良性肺結節に対する胸腔鏡下肺切除(その他)が行われました。5番目に多かったのは、診断の目的による試験切除や術前予測ができなかった胸膜播種などによる根治手術不能例であり、試験切除で終了した症例群であり、8例であった。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) |
248 |
1.77 |
2.95 |
0 |
59.32 |
|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) |
117 |
2.4 |
5.62 |
0 |
62.11 |
|
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術 ・ 胸筋切除を併施しない) |
42 |
2.43 |
7.5 |
0 |
62.31 |
|
K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳腺部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) |
18 |
2.17 |
6.83 |
0 |
55.28 |
|
K4741 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) |
17 |
0.18 |
1.41 |
0 |
53.29 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) |
69 |
1.25 |
2.51 |
0 |
57.8 |
|
K0311 | 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) |
60 |
2.23 |
12.77 |
0 |
63 |
|
K0521 | 骨腫瘍切除術(肩甲骨、上腕、大腿) |
16 |
1.19 |
4.63 |
0 |
22.56 |
|
K0522 | 骨腫瘍切除術(前腕、下腿) |
15 |
1 |
3.73 |
0 |
24.47 |
|
K0302 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(手、足) |
14 |
1.29 |
2.71 |
0 |
55.79 |
当科で行う骨軟部腫瘍の手術のうち、およそ3分の2は良性骨軟部腫瘍である。したがって、主要手術別患者数の上位5位までに、良性骨あるいは軟部腫瘍手術の4項目が含まれている。悪性腫瘍手術では、軟部悪性腫瘍手術が2位となっている。実手術数は希少がんであるがゆえに少ないが、当院は全国で有数の軟部悪性腫瘍手術数を誇っており、平成28年DPCデータでは全国5位以内の実績がある。特に、軟部悪性腫瘍の四肢切断術を回避するための手術において、近隣施設から依頼をされることが多い。。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K476-4 | ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) |
21 |
1.29 |
3.86 |
0 |
47.33 |
|
K0171 | 遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付き)(乳房再建術) |
15 |
1.8 |
12 |
0 |
48.33 |
|
K0221 | 組織拡張器による再建手術(乳房(再建手術)) |
13 |
1.08 |
7.23 |
0 |
49.77 |
|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) |
11 |
1.82 |
8.64 |
0 |
51 |
|
K476-2 | 陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術 |
- |
0.67 |
3 |
0 |
46.67 |
一般形成外科では皮膚軟部腫瘍や外傷などが主要となるが、がんセンターでは大きく異なる。がんセンターでは悪性腫瘍切除後の再建手術がほとんどを占める。そのうち頭頸部再建、乳房再建が全体の9割を占める。
平成30年度、乳房再建の内訳は組織拡張器によるものが32件、ゲル充填人工乳房によるものが21件、自家組織によるものが19件、乳頭乳輪再建が4件でした。他科応援手術として、頭頸部再建が101件、整形外科再建が26件、消化器外科再建が3件でした。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) |
32 |
4.22 |
21.5 |
15.63 |
65.09 |
|
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K162 |
頭皮、頭蓋骨悪性腫瘍手術 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頚部その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K161 | 頭蓋骨腫瘍摘出術 |
- |
- |
- |
- |
- |
当科の手術で最も多いものは、頭蓋内腫瘍摘出術(その他:松果体部腫瘍を除くという定義です)です。術前検査で腫瘍の局在、腫瘍周囲の脳機能・重要血管などの情報を収集し、術中はモニタリングを併用し、機能温存を最重要視した安全かつ最大限の摘出を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) |
46 |
1.22 |
5.46 |
0 |
52.98 |
|
K6261 | リンパ節摘出術(長径3cm未満) |
31 |
0.06 |
1.55 |
0 |
70.13 |
|
K374 | 咽頭悪性腫瘍手術 |
30 |
1.23 |
10.3 |
0 |
67.2 |
|
K4691 | 頸部郭清術(片) |
26 |
1.31 |
9.12 |
0 |
68 |
|
K0172 | 遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付き)(その他) |
23 |
3.65 |
37.17 |
8.7 |
62.74 |
|
平成30年度、当科の主要手術別患者数で最多であったのは、甲状腺癌の手術治療群であった。甲状腺は頻度的に頭頸部悪性腫瘍の中で最多なためである。第2位は、頸部腫瘤や悪性リンパ腫に対して確定診断目的で、あるいは頭頸部以外の悪性腫瘍の頸部転移が疑われる際に、以後の治療投与薬物を決定するための遺伝子検査を提出する必要性から頸部リンパ節の生検を依頼され手術を行った患者群である。第3位や5位の患者群は口腔、咽頭癌をはじめとする患者に手術を行った術式で、3位は組織移植などは伴わない術式、5位は進行がんに拡大切除後の欠損部に対して自家遊離組織を移植する手術を行った患者群であった。第4位はいわゆる頸部郭清術であり、頭頸部悪性腫瘍の頸部リンパ節転移に対して頸部制御を目的に行われた。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K007-2 | 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 |
- |
- |
- |
- |
- |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) |
26 |
0.81 |
4.08 |
0 |
67.92 |
|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K6262 | リンパ節摘出術(長径3cm以上) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K013-22 | 全層植皮術(25c平方メートル以上100c平方メートル未満) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K162 | 頭皮、頭蓋骨悪性腫瘍手術 |
- |
- |
- |
- |
- |
多くの皮膚がんでは手術が第一選択となります。疾患別に切除範囲を設定し皮膚悪性腫瘍切除術を行います。切除部の再建には全層及び分層植皮術を行ったり、局所皮弁による再建を行ったりします。また、リンパ節転移の有無を調べるセンチネルリンパ節生検や転移を起こした場合のリンパ節郭清術、他科から依頼されるリンパ節摘出術などを行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) |
133 |
1.61 |
4.47 |
0 |
73.23 |
|
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) |
100 |
2.19 |
9.43 |
0 |
66.79 |
|
K773 | 腎(尿管)悪性腫瘍手術 |
27 |
2.33 |
10.11 |
0 |
67.15 |
|
K773-3 | 腹腔鏡下小切開腎(尿管)悪性腫瘍手術 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K803-32 | 腹腔鏡下小切開膀胱悪性腫瘍手術(全摘(回腸又は結腸導管を利用して尿路変更を行うもの)) |
- |
- |
- |
- |
- |
取り扱う症例数が最も多い表在性の膀胱癌に対する手術が最も多くなっています。経尿道的切除が主体となり、平均在院日数は7日弱となっています。限局性前立腺癌の手術は現在ほとんどがロボット支援手術となっており2018年は大幅に症例数が伸びて100件となりました。術後の回復も良好で11日程度の在院日数となっています。2018年からは腹腔鏡下小切開手術の施設基準を満たし、腎悪性腫瘍手術と膀胱悪性腫瘍手術の一部を腹腔鏡下小切開手術行なっています。術後の合併症が少なく、在院日数も開腹手術より短くなっています。浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘術は年間10例程度で推移しており、尿路再建が必要なことから術後のストーマ管理指導などを含めた在院日数は36日程度と若干短縮傾向にあります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K879 | 子宮悪性腫瘍手術 |
186 |
3.05 |
10.09 |
0 |
58.13 |
|
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 |
79 |
1 |
1.01 |
0 |
38.46 |
|
K879-2 | 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術 |
28 |
2.43 |
5.57 |
0 |
49.96 |
|
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 |
27 |
2.26 |
4.96 |
0 |
53.96 |
|
K877 | 子宮全摘術 |
18 |
3.33 |
9.67 |
0 |
58.5 |
婦人科主要手術別患者数で最多であったのは、子宮頚癌および子宮体がんに対する開腹手術を施行された患者である。疾患および病期に応じて、リンパ節切除を含む広汎子宮全摘および準広汎子宮全摘、単純子宮全摘などの適切な術式が選択、施行されている。第2位は子宮頚部上皮内病変に対する診断および治療を目的とした子宮頚部円錐切除術であった。第3位は早期子宮体がんに対して、第4位はその他疾患に対する、腹腔鏡下子宮摘出手術である。当院では子宮体がんに対する多数例の治療経験を元に、適応を吟味して腹腔鏡などを用いた鏡視下低侵襲手術を施行してきている。第5位はその他子宮および子宮付属器腫瘍性疾患に対する開腹手術としての子宮全摘手術であり、悪性腫瘍が疑われた子宮腫瘍(子宮肉腫が疑われたが病理診断で子宮筋腫であった腫瘍)などが該当する。他科診療時に認められて手術適応となった症例も含まれている。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
18 |
1.22 |
6.11 |
0 |
64.83 |
|
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0531 | 骨悪性腫瘍手術(肩甲骨、上腕、大腿) |
- |
- |
- |
- |
- |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
12 |
1.33 |
7.08 |
0 |
59.58 |
|
K4691 | 頸部郭清術(片) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K020 | 自家遊離複合組織移植術(顕微鏡下血管柄付き) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0172 |
遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付き)(その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K4151 | 舌悪性腫瘍手術(切除) |
- |
- |
- |
- |
- |
歯科口腔外科では、口腔粘膜由来の扁平上皮癌や小唾液腺癌を中心に、手術を進めています。とくに進行した症例では、頸部リンパ節転移を生じることがあります。そのため、原発巣と頸部転移巣を同時に切除し、形成外科との連携による血管柄付き遊離皮弁術の手術例が多くなっています。また、口腔癌の頸部リンパ節転移に対する頸部郭清術や、口腔癌の好発部位である舌癌に対して施行する舌悪性腫瘍手術(切除)などが続きます。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0531 | 骨悪性腫瘍手術(肩甲骨、上腕、大腿) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K474-31 | 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術(マンモグラフィー又は超音波装置によるもの)(一連につき) |
- |
- |
- |
- |
- |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)) |
24 |
10.38 |
10.92 |
0 |
72.13 |
|
K9212ロ | 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K6262 | リンパ節摘出術(長径3cm以上) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K386 | 気管切開術 |
- |
- |
- |
- |
- |
血液内科で行う手術で最も多いのは造血幹細胞移植とそのための骨髄採取術や末梢血幹細部採取術ですが、自家末梢血幹細部採取術以外はDPCの対象外のため、この統計には表されていません。また、再発した悪性リンパ腫の患者さんや多発性骨髄腫の患者さんのうち若い方では、自家末梢血幹細部採取術を行って、自家移植を行っています。
化学療法を行う際に血管確保が困難な患者さんには、安全のため放射線科に依頼して中心静脈埋め込み型カテーテルを挿入していただいて行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
169 |
2.96 |
11.72 |
0 |
64.43 |
|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 |
99 |
3.69 |
9.43 |
3.03 |
70.09 |
|
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) |
81 |
1 |
4.26 |
0 |
72.46 |
|
K526-22 | 内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) |
80 |
1 |
4.2 |
0 |
70.55 |
|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) |
21 |
0.62 |
1.81 |
0 |
72.95 |
消化器内科では、食道・胃・大腸・肝胆膵の悪性腫瘍の治療を行います。各検査後、切除不能と診断された場合は化学療法等を行います。
抗癌剤の局所持続注入又は疼痛の制御を目的として抗悪性腫瘍剤の静脈持続注入用埋込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)が169症例と多くなっています。内視鏡的に切除可能と判断した症例に対しては、内視鏡治療を行います。内視鏡的胃・十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)が81症例ありました。その次に多いのは食道の内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術)で、80症例となります。肝胆膵では、内視鏡的胆道ステント留置術が99例でした。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) |
91 |
3.13 |
12.59 |
1.1 |
70.4 |
|
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 |
90 |
4.28 |
9.72 |
0 |
68.17 |
|
K529-21 | 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術(頸部、胸部、腹部の操作) |
49 |
5.02 |
28.51 |
2.04 |
66.73 |
|
K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) |
47 |
3.36 |
14.02 |
0 |
63.57 |
|
K7322 | 人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴う) |
38 |
3.5 |
8.55 |
0 |
63.16 |
手術内用は腹腔鏡、胸腔鏡を用いた低侵襲手術が上位4つを占めており、開腹手術件数が少なくなっている時代を反映するデータである。5位の人工肛門閉鎖術は直腸癌手術に伴って造設した人工肛門数を反映する物である。なお、診断群分類で3位の肝胆膵癌は術式が多岐にわたるため、術式別には上位5位に入っていないが、診断群分類から見ればそれなりに手術件数がある事が推定される。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) |
- |
- |
- |
- |
- |
中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)、抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)は放射線科と、皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)は皮膚科と、は頭蓋内腫瘍摘出術(その他)と水頭症手術(シャント手術)は脳神経外科と連携を取って施行している。
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