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「大宮公園」は大宮駅の東北、約1.5kmに位置しています。明治6年の太政官布達を受け、明治18年に氷川公園の名称で誕生した、現在ある県営公園の中では最も長い歴史を持つ公園です。その後、日本の公園の父と称される林学博士本多静六が立案した「氷川公園改良計画」に沿って、公園の整備が進められました。
日本さくら名所100選や日本の都市公園100選に選定されており、埼玉県で一番利用者の多い県営公園として親しまれています。
小動物園のフライングゲージを休止しています
鳥インフルエンザ対策のため、小動物園内にある「とりたちのらくえん」(フラミンゴなどと触れ合えるフライングゲージ)への立入り及びオウムの展示を中止しています。
樹木の伐採を予定しています
園内の樹木、特にマツとナラやカシに木の病気が発生しています。
園内にはたくさんのアカマツがありますが、一部の樹木にカミキリムシが入り込み、そのカミキリムシが媒介する線虫による被害が出ています。被害にあったマツは枯死してしまいますが、さらに成虫になったカミキリムシが他のマツに卵を産み付けることで、被害が拡大していきます。
また、県内でもナラ枯れの被害が広がっていますが、園内の樹木でも被害木が確認されています。カシノナガキクイムシが樹木に住み着き、この虫が掘った穴からナラ菌という線虫が入り込み木を枯らし、さらに他の木に伝染していきます。
被害を最小限に食い止めるため、マツ枯れやナラ枯れの被害が出た樹木は、早急な伐採が必要に必要です。
マツ枯れの様子
コナラ樹皮に無数の小さな虫の孔
コナラの根元にキクイムシの痕跡
一方で、園内には、カラスやハトなどの野鳥が落とした種子から生えた計画外のまだ小さい灌木(実生木といいます)が多数あり、景観を損ねたり、サクラなど他の樹木の生育を妨げたりしています。
樹木の根元に生えた実生木
大宮公園では、3月ころまでに、枯れたマツやナラやカシを概ね15本伐採する計画です。また、実生木を処分することで、園内の植生を整理整頓して、園内を適切に管理していきます。
大宮公園舟遊池の水辺再生・水質改善・保全を目的に、池の水を一時的に抜いて池底を干すかいぼりを実施しています。また、このかいぼりにあわせて護岸整備を進めています。
12月10日に舟遊池の「池底ウォーク」が開催されました。かいぼりのため水を抜いていますので、池の底を歩くという体験は今だからこそできることです。
ただ、池の底はまだ水分を含んで底なし沼のようです。参加者の皆さんには、足を取られながらも、池からの大宮公園の景色を楽しみつつ、ゴミを拾っていただきました。
乾いた池底の足跡から、生き物が池で活動しているのを確認しました。
池底ウォーク
カメの足あと?
一般社団法人日本野球機構は、日本に野球が伝来してから今年が150周年にあたることを記念して、日本野球に関わる聖地・名所を150か所選定しました。
大宮公園野球場は、その歴史が考慮され、この野球の聖地のひとつに認定されました。
詳細は、日本野球機構の野球伝来150年特設サイト(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
改正健康増進法を踏まえ、大宮公園内は全面禁煙です(喫煙所はありません)。
新型コロナウイルス感染症は、現時点では、飛沫(ひまつ)感染と、接触(せっしょく)感染の二種類で感染すると考えられています。そこで、園内での密集、密接や大きな声で話すことなどは避けましょう。また、必要な場面でのマスクの着用、咳エチケット、手や指をこまめに丁寧に洗い、除菌に努めるなど衛生の徹底をお願いします。
(1)少人数のピクニック等は可能ですが、大人数での宴会の自粛をお願いします。
(2)ゴミは各自でお持ち帰りください。園内にゴミ箱は設置しておりません。
詳しくは、リンク先新型コロナウイルス感染症に備えて~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸ホームページ)をご覧ください。 また、マスクの着用については、厚生労働省ホームページをご覧ください。
県では、新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口を設けています。相談の目安や連絡先は、リンク先新型コロナウイルス感染症に関連した相談窓口をご覧ください。
※当公園は国有地の一部無償貸与を受けています。