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掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(阿左美健司議員)

伝統芸能の魅力・継承-伝統芸能の継承に係る人材の環境づくり-

Q 阿左美健司 議員(自民)

多くの団体が少子高齢化などの影響を受け、担い手の減少が著しく、持続的な活動が危ぶまれています。さらに、この3年間のコロナ禍による練習や稽古などの活動の自粛や講演等の機会の途絶などにより、ますます将来の担い手である若い世代の確保が難しくなったり、途絶したものの再開を断念したりと、その存続は日一日と厳しくなっています。
また、以前は自営業者などが伝統芸能のオーナー・担い手となっていましたが、近年は就業人口に占めるサラリーマンの割合が増えたため、担い手の確保も難しくなっています。今後、持続的に伝統芸能を維持していくためには、様々な就業形態の方にも広く活動を担っていただく必要があります。そのためには、雇用主である企業に社員などが伝統芸能活動に参加することに対して理解してもらうことが必要です。
そこで、伝統芸能活動を行っている人、また、今後、行いたい人が参加しやすい環境を作り出すことが必要と考えますが、そうした環境を実現するためにどのような取組を行うのか、県民生活部長に伺います。

A 島田繁 県民生活部長 

少子高齢化の影響は伝統芸能の分野にも及んでおり、多くの伝統芸能団体で高齢化が進み、担い手の減少により持続的な活動が危ぶまれております。
伝統芸能の担い手を増やすためには、議員お話しのとおり伝統芸能活動を行いやすい環境を実現することが重要であると考えております。
そのためには、伝統芸能の素晴らしさを広く県民や企業に認知してもらい活動への理解を深めることが必要です。
そこで、「埼玉県和文化フェスタ」などのイベントの開催や県ホームページで各地の伝統芸能を紹介するなど、県民が伝統芸能に触れる機会を増やす取組を進めております。
また、企業等と行政が一体となって伝統芸能を未来へ繋ぐ気運を醸成することを目的として「埼玉郷土芸能サポーター制度」を令和4年度から実施しております。
この制度は、社員等が伝統芸能に参加するための休暇取得を奨励するなど、伝統芸能活動の支援を企業や団体として行っていただくもので、現在23団体に登録いただいております。
今後も引き続き、伝統芸能の素晴らしさを広く発信し、サポーター制度への登録団体を増やすことにより伝統芸能活動を支援する気運を高め、企業の社員等が参加しやすい環境づくりを推進してまいります。

再Q 阿左美健司 議員(自民)

先ほどの答弁で、企業の社員等が参加しやすい環境づくりということで、「埼玉郷土芸能サポーター制度の登録団体を今後も増やしていく」という答弁いただきましたが、このサポーター制度は様々な就業形態の方に伝統芸能の活動を担っていただくということで、正に企業と行政が一体となって伝統芸能を未来へつなぐ機運を醸成するための、今後のいい鍵となる制度ではないかというふうには考えておりますが、答弁の中身を見ますと、このサポーター制度の登録団体を増やすために具体的にどういうような取組があるかどうかということがなかったと思いますので、その点を県民生活部長にお伺いします。

再A 島田繁 県民生活部長

このサポーター制度については、これまで県ホームページや個別の企業訪問などで制度の周知を行っておりますが、加えて今年度からは、企業経営者の団体に直接登録を依頼するなど取組を強化した結果、登録団体数の増加につながっております。
今後は、この制度への登録の働きかけを行う経済団体などを増やしていくとともに、既に登録している企業の好事例や社員の声などを発信し、横展開を図るなど、理解を深める工夫もいたしまして、登録団体の増加につながるよう努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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