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掲載日:2020年3月26日

令和2年2月定例会 「経済・雇用対策特別委員長報告」

委員長   中野   英幸

経済・雇用対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」でありますが、今回は、「企業誘致及び先端産業創造プロジェクトについて」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「AIによる内視鏡画像診断支援システムについて、他の類似するシステムと比較してどのような優位性があるのか。また、どれくらいの規模の導入を見込んでいるのか」との質問に対し、「提案者は、国の産業技術総合研究所の指導の下で開発を行っている。また、AIの学習に必要な大量の画像データを入手できる多数の病院とのネットワークを持ち、先行して取り組んでいるため、優位性は極めて高いと認識している。世界における内視鏡のシェアは日本製品が約95%を占めている中、このシステムは既存の内視鏡に簡単に後付けできるため、同システムが国内で広がれば、世界的にも導入が広がっていくと期待している」との答弁がありました。
次に、「ものづくり中小企業のAI・IoT化支援には、専門的なノウハウに基づいた支援が必要であるが、どのように対応していくのか。また、県内企業に、AI・IoTに適合する業務があるという気付きをどのように広めていくのか」との質問に対し、「産業技術総合センターのAIを担当する職員が、企業の希望に応じて10社程度を伴走型で支援することを検討している。この支援により成功した事例を含め、県内外の成功事例を埼玉県AIコンソーシアムなどで発表することで、多くの企業にAI・IoT化の可能性に気付いていただくことが重要であると考えている」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、埼玉県経済の動向と経済・雇用対策については、「専門職への支援も含め、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトの更なる推進を図ること」。
中小企業の振興については、「商店街のにぎわいづくりのために現場の声を生かすとともに、振興・発展のための予算を増額し、商店街支援に全力を尽くすこと」。
働き方改革の推進及び雇用対策については、「国の就職氷河期世代支援プログラム関連予算については、県の施策に反映させるように部局内の横断調整をしっかり行うこと」。
企業誘致及び先端産業創造プロジェクトについては、「先端産業創造プロジェクトに関して、本県の各部局が活用できる製品については横のつながりを持ってしっかり連携すること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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