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掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋政雄議員)

 美しい壁面緑化

Q 高橋政雄議員(自民

社会人となって50年。若いときの私はがむしゃらに汗を流して働く毎日でした。昼間働きながら、夜間の建築科や外国語の勉強などを経験しております。そんな若いときの勉強を思うときに、余りに必要、具体的、すぐに効果を求めて余裕のない勉強をしていたように思います。それから50年、あっという間に、世間でいう高齢者になりました。もっとも自分の気持ちではいまだ50代、元気、元気と思っています。でも、ようやく最近になって良い意味で心身ともに角が取れて、丸くなってきたように感じています。直情的に他人に接したり、行動したりしてきた自分が大分変わってきたとも感じております。
この5年ぐらい落ち着いて仕事や勉強ができるようになりました。仕事では政治活動も同じですが、建築作品を一つひとつ丁寧に仕上げる自信、納得のいく仕事ができるようになってきたのです。また、勉強では若いときにできなかった世界の美術、音楽、建築などを数多く、深く体験学習できるようになりました。
いつまでだらだら自分のことを中心に話しているんだと言われそうですので、本題に入ります。
世界の建築遺跡、現代建築を見て歩いていますが、同時に都市の緑、特に壁面芸術緑化に強い関心を持って数多くのアーティストの作品を見て勉強しています。当然、建築に伴う壁面緑化や関連緑化などは、特に都市部で生活をする人々にとって心に潤いをもたらす貴重な環境資材と思います。同時に、前の質問で述べた地球温暖化対策にも効果的であることは言うまでもありません。
県では、一定規模以上の建築行為を行う場合に緑化を義務付ける緑化計画届出制度を設けています。この制度では緑化すべき面積の基準を示しており、先ほどの壁面緑化も含まれております。大いに緑化推進を進めていただきたいところです。
しかし、それはあくまで緑化推進の一つの方法であります。私は、今後その緑化の質の高さも考えていくべきと思うのです。欧州ではアーティストによる質の高い芸術緑化が数多く作品として見受けられます。私も実際にドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどなど数多くの最新のそれら海外作品を見ております。日本でも最近は海外アーティストの影響を受けてか、デザイン性の高い壁面緑化を施した建築物が増えてまいりました。埼玉県でもちらほらと見られるようになってきましたよ。屋外だけでなく室内でもすてきな緑が見られますよ。フランス人の有名アーティストの作品を都内では、GINZA SIX、青山にあるワインバー、また、壁面緑化でなくても緑の装飾などすてきな店舗が増えてきましたね。私の寝室のインテリアグリーンもすごいですよ。
そこで、質問。人や地球の全ての環境を考えて、県内に芸術性の高い壁面緑化が増えるようにすべきと考えますがどうでしょうか、環境部長にお伺いします。

A 宍戸信敏   環境部長

議員御指摘のとおり、芸術性の高い壁面緑化は、まちの景観を良くし、都市部で生活する方々の心に潤いを与えるものと考えております。
県では、緑化計画届出制度により提出のあった緑化計画のうち、デザイン性に優れるなど、先進的で他の模範になる事例を「彩の国みどりのプラン賞」として表彰しております。
一方、デザイン性の高い壁面緑化は、通常の緑化に比べまして初期費用が高く、維持管理も高所での作業を伴うためコストも多くかかります。
このため、美しい壁面緑化を施す緑化計画の事例はこれまで少なかったということが実情でございます。
平成21年度からこれまで51の計画を「彩の国みどりのプラン賞」として表彰してきましたが、このうち壁面緑化を含むものは6件にすぎませんでした。
しかし、平成29年度の「彩の国みどりのプラン賞」受賞6施設のうち、意匠を凝らした大きな壁面緑化が2件ございました。
例えば、三郷市の流通倉庫の緑化の例では、交差点に面する壁面を色とりどりの植物で緑化しており、あたかも壁面をキャンバスに見立て、美しい絵画が描かれているという趣でございます。
このように、徐々にではありますが、デザイン性を重視した緑化も注目されるようになってまいりました。
今後は、「彩の国みどりのプラン賞」の選考に当たり、このような壁面緑化を積極的に取り上げ、顕彰に努めてまいります。
また、その事例についてホームページや広報誌で広く紹介し、県民の皆様の関心を更に高め、壁面緑化を始め質の高い緑化が増えるよう取り組んでまいります。
 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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