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掲載日:2021年4月15日

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家計調査(3か年平均)から見たさいたま市(平成25~27年平均)

総務省統計局では、国民生活における家計収支の実態を把握し、国の経済政策・社会政策の立案のための基礎資料を提供することを目的に、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9,000世帯のかたを対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査する「家計調査」を行っています。
そして、家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)のデータから、どのような品目でどの程度の地域差があるのかを明らかにするため、平成25(2013)~27(2015)年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキングが集計されました。その中で、さいたま市民の消費についての特徴をまとめました。
※2010年4月1日現在で政令指定都市であった都道府県庁所在市以外の都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市及び北九州市)

1さいたま市の品目別3か年平均支出金額ランキング(平成25~27年平均)

2さいたま市の品目別3か年平均購入数量ランキング(平成25~27年平均)

3ランキングから見えてくるさいたま市の主な特徴

 

 1さいたま市の品目別3か年平均支出金額ランキング(平成25~27年平均)

1-1ランキング上位品目(3位以上にランクされた品目等の一覧)

さいたま市が1位にランクされた「スパゲッティ」と「他の調味料」では、東京都区部、横浜市、川崎市など首都圏の大都市が上位の多くを占めています。
また、2位の「ドレッシング」は、平成23~25年と平成24~26年の3か年平均では連続で1位になるなど、さいたま市民の支出が多い品目といえます。

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1-2ランキング下位品目(48位以下にランクされた品目等の一覧)

さいたま市が最下位にランクされた品目はありませんでした。「砂糖」では、さいたま市、東京都区部、大阪市がワースト3を独占するという意外な結果になりました。

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1-3「食料」関係

さいたま市で「食料」全体に支出した3か年平均の合計金額は1,004,548円となりました。そのうち、自炊と外食はそれぞれ802,428円と202,120円で、割合としては79.9%と20.1%でした。

【「食料」3か年平均支出金額(表)】
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【「食料」3か年平均支出金額(円グラフ)】

 H25-271-3g

 

1-4その他

☞詳細につきましては、こちらからご確認ください。
「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(平成25年(2013年)~27年(2015年)平均)」(総務省統計局のページ)

 

 2さいたま市の品目別3か年平均購入数量ランキング(平成25~27年平均)

2-1ランキング上位品目(3位以上にランクされた品目等の一覧)

「ピーマン」、「他の野菜」、「トマト」、「ねぎ」、「レタス」など、野菜全般の購入数量が好調であることが窺えます。さいたま市民の栄養面への関心は、総じて高いといえるのかもしれません。

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2-2ランキング下位品目(48位以下にランクされた品目等の一覧)

3か年平均支出金額の場合と同様に、さいたま市が最下位にランクされた品目はありませんでした。しかし、「粉ミルク」と「砂糖」が同じく下位にランクされています。また、「えび」については、魚介類であるためか、海に面していない内陸の県庁所在市が下位の大半を占めています。

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2-3その他

☞詳細につきましては、こちらからご確認ください。
「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(平成25年(2013年)~27年(2015年)平均)」(総務省統計局のページ)

 

 3ランキングから見えてくるさいたま市の主な特徴

3-1さいたま市民の食生活はイタリアン・スタイル?

さいたま市の「スパゲッティ」の3か年平均での支出金額・購入数量は、共に全国1位を誇ります。

【さいたま市のスパゲッティの年間支出金額・購入数量(平成25~27年平均)】
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その一方で、さいたま市内のイタリア料理店の店舗数は95店舗で、全国10位と開きがあります。しかし、隣接する東京都区部には1,626店舗ものイタリア料理店が存在します。そして、さいたま市の外食への年間支出金額は全国4位なので、イタリア料理に接する機会が日常的に多いことが一因と考えられます。
また、さいたま市では、「ドレッシング」の年間支出金額・購入数量が共に全国2位、生鮮野菜の年間購入数量も全国5位と上位を占めています。したがって、さいたま市では、スパゲッティとサラダが食卓に並ぶという、まるでイタリアを思わせる食風景がおなじみのものとなっているのかもしれません。
※店舗数は、『iタウンページ』検索による(平成28年6月28日現在)。

 

3-2さいたま市でウイスキー・ブーム?

さいたま市の酒類の購入数量は6,227mlで、全国平均6,053mlを上回って全国19位です。そのなかで、「ウイスキー」の購入数量は全国4位と高い数字を出しています。

【さいたま市のウイスキーの3か年平均購入数量の推移】
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上記表から、平成24年を潮目にさいたま市民の「ウイスキー」の購入数量が急激に増加していることがわかります。
また、さいたま市に限らず、全国的にも3か年平均購入数量はここ5年間右肩上がりで伸び続けています。近年のハイボールの人気上昇や、ウイスキーに生涯を捧げた人物を扱ったNHKの連続テレビ小説「マッサン」の影響等もあるのでしょうか。

 

3-3さいたま市民はエビ嫌い?

さいたま市の平成25~27年の魚介類の平均支出金額は80,993円で、全国26位とちょうど中間的な位置にいます。

【さいたま市の主な魚介類品目の平均購入数量の推移】
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「エビ」や「いわし」、「さば」といった人気の高そうな魚介類につき、総じて購入数量が少ないといえます。やはり、海なし県の埼玉県に属するさいたま市民にとって、鮮度が落ちる魚介類は避けたい心理が働くのでしょうか。他方で、「さけ」は一桁順位をいったりきたりして善戦しています。さけには多様な調理方法があり、一年を通じて需要が高いからなのかもしれません。

 

お問い合わせ

総務部 統計課 商工・消費統計担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

ファックス:048-822-3758

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