ページ番号:246879

掲載日:2023年12月27日

ここから本文です。

知事記者会見 令和5年12月26日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル(PDF:1,420KB)

 知事発表

年末年始における感染防止対策のお願い 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 まず、私の方から何点かお話をさせていただきたいと思います。まず、こちら(パネル)にも出ておりますけれども、「年末年始における感染防止対策のお願い」についてであります。年末年始におきましては、様々な方々が移動されたり、帰省をされるということで、普段会わない方とお会いになる機会が増えます。新型コロナウイルスをはじめとした感染症が拡大しやすい時期となります。特に、本年は、インフルエンザ、あるいは咽頭結膜熱、さらには溶連菌等、複数の感染症について、現在、流行警報を発令しているという異例の状況にございます。親しい方々とお会いになる、安心して年末年始を過ごしていただく、そのためにも、体調が悪いときには、外出を控えるとともに、換気や手洗い等の基本的な感染防止対策の継続を是非ともお願いをいたします。また、年末年始は医療機関も開院しているところが限られます。急な発熱に備えては、解熱鎮痛薬や、あるいは経口補水液の御用意をしていただくと安心であります。年末年始、多くの医療機関が休診となります。県民の皆様が医療機関への受診が必要になった場合に備え、年末年始に開院する医療機関の情報につきましては、県のホームページに掲載をしています。医療機関に受診が必要な場合には、「(埼玉県)診療・検査医療機関検索システム」をクリックをしていただくと、最寄りの医療機関を検索いただけます。あるいは、地域の医師会等が行う休日夜間急患診療所等にお問い合わせをいただき、受診をしていただきたいと思います。なお、受診を迷う場合、あるいは検索システムが利用できない場合などには、「埼玉県コロナ総合相談センター」に御連絡をいただければ、電話番号0570-783-770、こちらに御連絡をいただければ、看護師が24時間体制で相談に応じることとなっています。

年末年始期間中の電話相談窓口について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 次に、年末年始の期間である12月29日から1月3日までの電話相談窓口について、御報告をさせていただきます。先ほどもお伝えをしたところでありますが、発熱などコロナを疑う症状があった場合に受診先を確認したいとか、あるいは受診を迷う方につきましては、「埼玉県コロナ総合相談センター」に御連絡ください。また、こちら(パネル上)には、発熱などコロナを疑う症状があった場合の受診などの外国人の方からの相談であったり、急な病気やけがの際の御相談、さらには緊急的な精神医療の御相談、そして、自殺予防に関するこころの健康相談等、それぞれ御覧(パネル上)の電話番号で受け付けております。いずれも24時間で対応をさせていただきます。

 そして、次のパネルですが、児童虐待、見たり聞いたりしたらば「児童相談所虐待対応ダイヤル」で受け付けています。また、児童虐待のみならず、高齢者や障害者への虐待については、「埼玉県虐待通報ダイヤル」で受け付けています。いずれも24時間対応となっています。また、性犯罪・性暴力被害、思いがけない妊娠に関する御相談、さらには、いじめ、不登校、学校生活、友人関係の悩みなどに関する御相談も、これら(パネル上)の連絡先で受け付けております。

 その他、生活にお困りの方の御相談も受け付けております。これらの年末年始期間中の相談窓口については、本日より、県のホームページトップ画面からワンクリックで御覧をいただけますので、必要な場合には御利用をいただきたいと思います。

2023年埼玉県10大ニュース、今年の漢字について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 最後に、本日は、2023年最後の定例会見ということになりましたので、まずはこの1年間皆さんには大変お世話になりました。誠にありがとうございました。そして、今年1年間を振り返り、「10大ニュース」と、そして「今年の漢字」を発表させていただきます。まず、「2023年埼玉県10大ニュース」を発表させていただきます。10位から5位までを順番に御覧をいただきたいと思います。10位は、「子供たちが健やかに成長できる社会の実現に向けて」であります。今年は、5月に、市町村と連携し、孤立した子育てを防止し、育児の負担軽減を図る「コバトンベビーギフト」事業を開始いたしました。また、6月には、こども家庭庁の子供の利益を第一に考える「こどもまんなか社会」の考え方に賛同をし、「こどもまんなか応援サポーター」宣言をいたしました。さらには、「こどもの居場所フェア埼玉」や「SAITAMA子育て応援フェスタ2023」を開催するなど、子供たちが健やかで幸せに成長できるような社会の実現に向けた事業を実施いたしました。そして、9位でありますけれども、県では、資源の効率的・循環的な利用を図る、サーキュラーエコノミーの推進に当たって、6月に県内企業のワンストップ支援拠点として、「サーキュラーエコノミー推進センター埼玉」を開設し、県内企業からの御相談を受けたり、マッチング支援等を開始いたしました。そして、第8位です。「埼玉県のDX第2ステップへ」ということで、今年、本県は、デジタルトランスフォーメーション、DXの第2ステップとして、デジタルで仕事のやり方を変え、県民のサービスや利便性の向上を目指す「デジタライゼーション」へと一歩歩みを進めました。その代表的な事業として、県の証紙廃止に伴う窓口のキャッシュレス決済を10月から開始をいたしました。さらには、生成AIの活用を進めており、広報資料の作成等において、トライアルでの利用を開始いたしました。そして、次になります。第7位は、ドラムロールがないんですけれども、「激甚化・頻発化する災害などに対して速やかに対応」であります。今年は6月、県内で記録的な大雨が発生をいたしました。また、高病原性鳥インフルエンザについても、昨年末の発生に伴い、年越しで対応し、今シーズンも11月に毛呂山町の採卵養鶏所で発生するなど、様々な災害、危機に直面をいたしましたが、県民の皆様の御理解・御協力を賜りながら、迅速、的確に対応いたしました。6位は、「大野県政2期目スタート!」であります。今年8月、第62代埼玉県知事に就任をさせていただき、2期目がスタートいたしました。これからの4年間の取組が、正に10年後、20年後の埼玉県を左右するという強い危機感を持ち、「人口減少・超少子高齢社会の到来」及び「激甚化・頻発化する災害やパンデミックなど様々な危機」への対応という、2つの歴史的課題に敢然と立ち向かい、未来志向の政策を進めることで、持続的に発展する埼玉県を築きたいと思います。そのために、昨年4月にスタートさせた5か年計画の副題でもある「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に向けて、様々な取組を更に加速させていきたいと思います。これから2期目の4年間につきましては、埼玉県、734万埼玉県民に対して、未来への責任を果たすべく、全身全霊を尽くしていきたいと思います。なお、今年は地元のエフエムナックファイブからお声掛けを頂き、11月より私がパーソナリティを務める新しいラジオ番組もスタートいたしました。番組名は「大野もとひろ SAITAMA+(プラス)」であります。毎週日曜日、午前10時25分からエフエムナックファイブで放送中であります。是非、埼玉県を、聞いていただき、好きになっていただきたいと思います。5位になります。「今年も盛り上がったスポーツ埼玉勢!」であります。今年は、新年早々、ニューイヤー駅伝でHondaが2連覇しました。そして、浦和レッドダイヤモンズがACLで3度目、前人未踏の大記録、3度目の優勝を行いました。そして、浦和レッドダイヤモンズのレディースもWEリーグで、初優勝したほか、埼玉栄高校出身の貴景勝関が大相撲1月場所と9月場所で優勝されるなど、スポーツ分野で埼玉県が大活躍した年でありました。そして、来年はパリ五輪の年であります。マラソンの男女代表に埼玉県ゆかりの選手が選出されるなど、大いに期待ができるオリンピックになりそうです。是非、埼玉県の選手を共に応援してまいりましょう。

 そして、続いて4位から2位の発表となります。4位、「埼玉県の農業が国内外で高評価」であります。今年は、埼玉県の農業が非常に高い評価を受けました。2月に開催された「第1回全国いちご選手権」では、県内生産者が出品した埼玉県オリジナル品種「あまりん」が、1位の最高金賞を受賞しました。この選手権では、「あまりん」をはじめ、金・銀・銅賞の上位12品目のうち、5品が本県生産者のいちごであったことが評価され、当選手権を主催した日本野菜ソムリエ協会から、埼玉県が、日本一おいしいいちごの産地である、「プレミアムいちご県」に認定をされました。そして、このいちご選手権第1位はフロック(まぐれ)ではありませんでした。先週12月19日に開催されました「クリスマスいちご選手権」においても、県内生産者団体が出品した埼玉県のオリジナル品種「べにたま」が、1位の最高金賞に輝いたほか、県内生産者が出品した全ての品種が受賞をし、「あまりん」2品が銅賞を受賞しました。また、9月に開催された「第2回全国梨選手権」でも、県内生産者の出品した「豊水(ほうすい)」が最高金賞を受賞したほか、埼玉県オリジナル品種「彩玉(さいぎょく)」も入賞をいたしました。埼玉県は日本で最もおいしい「いちご県」、「梨県」というふうに言うことができると思います。また、江戸時代から続く伝統的農法の「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が大都市近郊でありながら、景観や、あるいは生物多様性を育むシステムを継承していることなどが評価され、国際連合食糧農業機関(FAO)により、世界農業遺産に認定をされました。このほか、「比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システム」が、農林水産大臣により、日本農業遺産に認定をされました。第3位ですが、「全国初・物価高騰に対応した企業の適切な価格転嫁支援策を展開」であります。エネルギー・原材料価格の高騰が長期化する中、県内企業が適正な利益を確保し、継続的な賃上げにつなげていただけるよう、全国に先駆け、産・官・金・労の12団体で、「価格転嫁の円滑化に関する協定」を締結し、オール埼玉で取り組んでいます。協定締結団体と連携し、サプライチェーン全体の共存共栄を図る「パートナーシップ構築宣言」の登録を県内企業に直接、働き掛けるとともに、宣言企業に対し、価格交渉のノウハウ獲得に向けた伴走型支援を行っています。こうした取組によって、宣言企業の割合は、昨年9月時点、協定締結時点においては、全国第17位に過ぎませんでしたが、現在、全国で第6位、関東県ではトップに躍り出ています。また、それと同時に、1,420品目の原材料価格の推移が一目で分かり、企業が価格交渉を行うに当たって、発注元の企業と交渉を行うための根拠資料(エビデンス)を簡単に作成できる「価格交渉支援ツール」、あるいは、価格転嫁の状況が収益に与える影響を検証できる「収支計画シュミレーター」というアプリケーションを開発し、県ホームページで無料公開して、価格転嫁の一助としています。さらに、全国初の取組として、金融機関の皆さんに御協力いただき、金融機関の営業マン等が企業を訪問する際、こうした支援情報を紹介する「価格転嫁サポーター制度」を創設しました。これらの一連の取組によって、今、埼玉県の価格転嫁、徐々に向上していますが、一般社団法人プラチナ構想ネットワークが主催する「プラチナ大賞」で優秀賞「脱デフレ賞」を頂くこともできました。2位は、「前作よりスケールアップした続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公開!」であります。今年は、前作で大ヒットいたしました、映画『翔んで埼玉』の続編が11月に公開され、大きな話題となりました。私も拝見いたしましたけれども、前作に引き続き、愛のあるディスりで、本県を取り上げていただいたと感謝をしています。監督やキャスト、制作スタッフ、ロケ地等、関係者の皆さんと同時に、埼玉県の皆さんの寛容な気持ちに対して、御礼申し上げたいと思っています。今作も全国の数多くの皆さんに御覧いただき、埼玉県民の懐の深さ、その魅力に気づいていただければと思います。今年、県では、この「埼玉愛」溢れる映画と様々なコラボレーションを行いました。11月14日、県民の日のオープンデーでは、メインキャストのGACKTさんと二階堂ふみさんをお招きし、お二人と映画の見どころや本県の魅力についてのトークショーを行い、多くの方に御覧をいただきました。また、新設いたしました「彩の国M.A.P.」第1号を贈呈し、埼玉県の魅力発信への貢献に感謝の意を表しました。また、映画とコラボして、エスカレーターの安全な利用を呼び掛けるポスターの作成や、観光キャンペーン、翔んで埼玉ならぬ「おいで埼玉」の実施等、様々な分野で事業を行っています。映画『翔んで埼玉』の続編は、県以外でも多くの企業がコラボを行うなど、今年の埼玉県を盛り上げる大きな出来事となりました。

 そして、最後に第1位であります。第1位は、「新型コロナウイルス感染症が5類へ移行」であります。今年は、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、5類感染症へと変更をされました。社会経済活動の正常化が進みました。これまで何年もの間、本当に苦しんできた事業者、あるいは暗い中で、子供たちを含めて多くの方々が悩んできたと思いますが、大型イベントも復活し、観光地で外国人観光客が増加するなど、徐々にコロナ禍の前の姿に戻りつつある1年でありました。やはりここは、これからの持続的な発展への期待も込めて、1位とさせていただきました。新型コロナウイルスへの対応は、長く厳しい戦いで、重症者・死亡者を減らすとの埼玉県の戦略的目標のもと、試行錯誤はありましたが、未知のウイルスと懸命に対峙してきました。改めて、最前線で奮闘されたエッセンシャルワーカーの皆さん、その他、感染症対策に取り組まれた全ての方にお礼を申し上げたいと思います。県では、今年を「ポスト・コロナ元年」と位置付けて、コロナ禍で起こった変化を前向きに捉え、持続的発展に向けた社会の実現を目指すということを宣言いたしました。来年は、社会経済活動の正常化に留まるのではなく、この持続的な発展を確かなものにする年にいたしたいと思います。今年の1位、明るい年につながる期待を込めて、これを選択しました。なお、新型コロナウイルス感染症は5類感染症とはなりましたが、ウイルス自体がなくなったわけではありません。県民の皆様には、基本的な感染防止対策を継続していただくとともに、高齢者、基礎疾患のある方は、重症化予防のためのワクチン接種を是非、検討いただきたいと思います。冒頭申し上げましたとおり、特にこの年末年始は人の往来が激しくなり、感染が拡大しやすい時期です。そのため、県民の皆様には、基本的な感染防止対策を行い、楽しい年末年始を過ごしていただきたいと思います。

 最後に、今年の漢字であります。「2023ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞は「アレ」でしたが、私は「愛」という字を選ばさせていただきました。この「愛」という字を選んだ理由でありますけれども、先ほど紹介した10大ニュースでも申し上げましたが、今年は本県を取り上げた映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より『愛』をこめて~』が大ヒットし、埼玉県が注目を浴びる一年でありました。埼玉県では、この映画、前作同様、埼玉への「愛」、埼玉「愛」が強く感じられると考えています。また、映画公開に合わせ、「本当に『ダさいたま』!?」と題して、県の広報紙で紙上討論会を行ったところ、県内外、多くの方から埼玉「愛」溢れる御意見をいただき、私も涙を流して喜んだところであります。県民の皆様には、「愛」する人を守るために、新型コロナウイルス感染症対策に御協力をいただくなど、非常に多くの「愛」を感じる年であったことから、温かい来年以降の埼玉県につなげるために「愛」を選ばさせていただきました。このほかにも「愛」に関連する出来事としては、結婚を希望する独身男女に出会いの機会を提供する「恋たま」の成婚が、今年10月にとうとう400組を突破しました。多くの人が「愛」を育んでくれました。また、ローマ字読みで、「あい」は「AI」でありますけれども、今年は「生成AI」を県政に導入し、広報資料作成等に、トライアルで活用をいたしました。今後も「生成AI」等の新しい技術を活用し、業務プロセスを変革させ、不断の行政改革を推進させたいと思います。最後になりますけれども、来年も埼玉「愛」を心に抱きながら、皆様とともにワンチーム埼玉で県政に取り組んでまいりたいと思います。

ページの先頭へ戻る

テレ玉

 まず、今年の漢字ということで、「愛」という発表がありましたけれども、先日、小池都知事がですね、今年を表す一字に、『翔んで埼玉』のですね、「翔」、飛翔の「翔」ですね、を選んだわけですけれども、これは何か影響したんでしょうか。

知事

 私ども、実は、この今年の一字を選ぶ際にですね、いろんな候補があって、職員からもお話いただきました。『翔んで埼玉』だったり、今年はまた「兎年」なので「翔ぶ」という、あるいはスポーツ等でも、本当に「翔」けるスポーツですね、ニューイヤー駅伝とか、そういったところでも大活躍をしたので、「翔」という字にするというのも、候補の1つではありました。ただ、やはり今年は、温かく愛ある一字で結びたいと思っています。なお、東京都さんについては、先般もお話をいただいてですね、「日本埼玉化計画」で埼玉化してしまった東京ですから、この「翔」を選ぶのも致し方ないかとは思いますけれども、私どもとして、別にこの影響を受けたと言うわけではありません。埼玉「愛」も「翔」だけではなくて、広めていきたいと思っています。

テレ玉

 日本野菜ソムリエ協会が開催した「クリスマスいちご選手権」で、県産の「べにたま」が最高賞を受賞しましたけれども、それに関しての知事の御所感とですね、今後、いちごのPRに、どのように取り組んでいくかということも伺えますでしょうか。

知事

 まずは、この「クリスマスいちご選手権」で最高金賞、1位ですね、を受賞された加須市の「北川辺いちご部」の皆様をはじめとして、出展された3組全て入賞しましたけれども、まずはお祝いを申し上げたいと思います。特に、北川辺いちご部の方々は、複数の生産者が集まって作られているところであり、こういった協業してですね、共に協力をしながら行っていただいたことに対しては、敬意を表したいと思っています。そして、この選手権ですけれども、クリスマスの時期においしいいちごを選ぶと、そういう選手権だと伺っています。そこで、また食のプロの方々が集まって、いわゆる目隠しをしてですね、ブラインドで、生産者情報や産地が分からない状況で、味覚で純粋に勝負する。これは前回のいちご選手権もそうですけれども、こういったやり方だそうです。そういった中で、この埼玉県の「べにたま」が最高金賞を取った。また、「あまりん」、銅賞を2つということで、本当に素晴らしいと思っています。あまりん、若干12月だと、もう少し後が旬になりますので、こっから先は、あまりんがもうちょっと上がってくると思いますけれども、こういった第1回いちご選手権でのあまりんの最高金賞の受賞に続いて、クリスマスいちご選手権でもべにたまが全国ナンバーワンに選ばれたというのは大変光栄であります。今年の2月に、あまりんが一位になったときにはですね、この席でも申し上げましたが、主催者が、埼玉県でいちごを栽培してると知らなかったと、謝りに来たという話を申し上げたと思いますけれども、もはや、埼玉県は押しも押されぬ、日本一おいしいいちごを生産する県「プレミアムいちご県」として、恥ずかしくない県であることを改めて証明したと思っています。是非ですね、埼玉のいちご、皆さんにもう一度、味わっていただきたいと思います。PRについてはですね、今後、埼玉県のPRに努めていきたいと思いますけれども、具体的には、来年1月になりましたら、いちごのPRのためにですね、今企画しているものを発表させていただきたいと思います。ちょっとお待ちいただいて、魅力発信に努めていくとだけで留めさせていただきたいと思います。

読売

 10大ニュースについてお伺いします。知事はですね、2期目の課題として少子高齢化対策を掲げていると思いますけれども、ランキングの中で、ベビーギフトとかですね、県が取り組む子育て施策について10位というのはですね、物足りなさと言うか、県の打ち出しとして消極的な印象を受けるのですけれども、少子化対策について、もっと上位にあっても良いのかなと思うんですが、来年は上位に来るようにですね、最重要課題として取り組む考えがあるのか、そこら辺をお願いします。

知事

 今回ですね、6位で私、「大野県政2期目(スタート!)」でですね、ここで歴史的課題ということで、少子高齢化への対応ということで、これからのお話をさせていただいています。また、10位というのはですね、これは過去形と言ったら変ですが、今年の話でありますが、実は子育て対策は、経済、雇用、結婚、出産、子育て、さらには、男女共同参画や様々な側面で構成をされていて、例えば、何とかだけを無償にするとかですね、そんなことで解決するものでは全くないというふうに思っており、例えば、この6位のところで申し上げた、歴史的課題としての少子高齢化対策については、人口が減る、特に労働生産人口が減る中で、高齢者が増える、また子供たちも増やす。そのためには、経済をしっかり支えないと子育てができない。あるいは、仮に子供が増えたとしても、7人に1人と言われる貧困がどんどん進んでいく、不幸な子供たちが増えるということになってしまいますので、これは本腰を入れた対策を歴史的課題として掲げて、これが来年の最大の課題となります。これは2期目が始まったときも申し上げました。来年については、それが最大の課題になりますので、とりもなおさず、これは少子高齢化に対する対応として、私たちが取り組むことは、来年、あるいは2期目の大野県政にとっての最大の課題になるということでありますが、先ほど申し上げたように、コバトンベビーギフトだとかですね、こういった1つ1つのことについては小さなものでありまして、この積み上げに、あるいはより長期的、戦略的なものになっていきますので、何とか一部だけ無償化とか、そういうことに留まるような、そういう小さな施策ではないということは申し上げさせていただきたいと思います。

読売

 今年の漢字の部分で、1点お伺いしたいんですけれども、「愛」ということで、今年は『翔んで埼玉』の2作目も公開されまして、すごく県民の埼玉愛というのがより一層強まったのかなと思うんですけれども、それを来年、より国内、県外、国外に向けて、埼玉をより愛してもらうために必要なことだったり、どういうところをやっていきたいという、意気込みだったりがあればお願いします。

知事

 おかげさまで、今年、この『翔んで埼玉』でですね、埼玉県に私は注目が集まったのではないかと思います。もちろんディスられるとかですね、マイナスの面もあるんですけれども、やっぱり「埼玉」という名前をタイトルに付けていただいて、なおかつディスられるかどうかは別としてもですね、埼玉を積極的に取り上げてくれるという意味では非常にありがたいことでありましたので、私としては、あるいは埼玉県としては、この「翔んで埼玉」、ディスられようが何しようが、とことん利用させてもらうと、これが私たちの考えであります。それと同時に、先ほどスポーツの話もありました。また、来年には、7月3日を予定されていると聞いてますけれども、渋沢栄一翁の1万円札の発行等もあり、引き続き埼玉県に注目が集まる、そういった機会でありますので、埼玉愛を含めてですね、是非PRに力を入れる、そんな1年にしたいと思っていて、そのために、『翔んで埼玉』のみならず、先ほど申し上げた1万円札や、あるいは先ほど御紹介したいちごや梨や、こういったものをとことん利用して、埼玉県のPRに努める、そんな年にしたいと思っています。

ページの先頭へ戻る

 幹事社質問

今年の振り返りと新年の抱負について 【該当部分動画(YouTube)】

テレ玉

 今年、知事は年男ということで、2023年について改めて1年を振り返っての感想とですね、来年に向けての抱負をお願いします。また、年末年始の過ごし方もあわせて教えていただけますでしょうか。

知事

 今年振り返ってみると、先ほどちょっと申し上げましたけども、今年は「ポスト・コロナ元年」だと、こういうふうに年初に申し上げました。長い間、私たちは新型コロナウイルス感染症と闘ってきました。その間、やりたかったこと、多くの方と集まること、こういったことができなかったのではないかと思います。ただ、10大ニュースのときでもお話したとおり、これを何とか一段落、もちろんまだ感染症なくなったわけではないんですけれども、少なくとも5類には移行したと、こういった状況であります。そういった中で、今年1年、やはり振り返って1番うれしかったのは、コロナ禍で中止していた祭りだとかですね、花火大会等が県内で復活したとか、見ることがほとんどなかった外国人観光客が見ることができるようになったとか、観光地でにぎわいが取り戻されたとか、やはりお祭り1つ行くだけでも、笑顔に再び会えたということが私は何よりもうれしい1年でありました。もちろん、個別のですね、「プレミアムいちご県」にさせていただいたとか、「クリスマスいちご選手権」、「翔んで埼玉」、こういった様々な1つ1つの大きな喜びもありましたけれども、ただやはり、これをみんなで共有できるというのは、とても私たちにとっては嬉しいことだと思います。ただ、ポスト・コロナ元年のときに私申し上げたんですが、コロナ禍の前に完全に同じに戻ることはもうないでしょうと、ただ、コロナ禍で起こったことを前向きに受け止めて、ポスト・コロナ社会というものを持続的な発展につなげていきたいというふうに、当時、申し上げたと思いました。そういった意味では、このポスト・コロナ元年が良い滑り出しができたのではないかと思っています。自分のことで言うと、2期目の御信任を頂いたわけですけれども、先ほどもお話しましたが、埼玉県は歴史的な2つの大きな課題に直面していますので、本当に危機感を持ちながら取り組んでいきたいというふうに思います。また、先ほど還暦という話もありましたけども、60年でよく1周すると言いますけれども、こういった非常に大きな変化に直面している埼玉県でありますので、この期に、改めて感謝の気持ちとともに気持ちを新たにしたというところであります。この本県が直面する2つの課題ですが、これはもう以前からお話してますけれども、超少子高齢化、特に人口が減るだけではなくて、高齢者が日本一速いペースで増えていくということで、この高齢者を支えるためには、人口が減る働く層がしっかり支えなきゃいけない。では、子供たちを増やして人口を増やそうとすると、この人たちも、働く層は減っていて、それでも子供たちを支えなきゃいけない。やはりそういった意味から言うと、超少子高齢化対策は子育て施策に対する声も強い中で、実は全体の経済とかを膨らませていかないと、実は耐えきれないというふうに思っています。労働生産人口が減っても、経済のパイをしっかりと支えるためには生産性を向上させる、そのための正にDXであります。また、これから人口が増えると言われている、いわゆる出生率2.07に、突如明日からなるというのはなかなか考えにくいので、そうだとすると、今後数十年間を見据えて、地域での高齢者・子供たちの見守りを可能にする「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」のような、超少子高齢化社会を前提としたまちづくり、これも同時並行でしなければならない。これが私が言っている危機感であります。2つ目は頻発化・激甚化する災害やパンデミックですけれども、これも1期目は災害がすごく続いたというふうに言っていただきますが、2期目でですね、全て何もない方が1番良いんですけれども、これだけ災害が激甚化・頻発化するとパタッとなくなるとはなかなか考えにくい。行政としては、あると想定する必要があると思いますので、コロナのようなパンデミックも含めて、「埼玉版FEMA」や様々なシナリオを作りつつ、準備をしていきたいというふうに思っているところであり、これが来年に向けた大きな抱負になると思っています。年末年始ですけれども、今のところ、あまりきちんと決まってはいないんですが、去年の年末からですけれども、実は鳥インフルエンザが発生をしまして、県庁の職員にはお願いをしてですね、本当に年末年始、お正月にもかかわらず鳥の埋却処分をしていただくということから今年始まりました。願わくばですね、この年末年始、県庁の職員がゆっくりと休めるような、そんな年末年始にしてもらえると良いなというふうに思っています。(終)

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?