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掲載日:2023年11月2日

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知事記者会見 令和5年11月1日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル①(PDF:454KB)
知事会見パネル②(PDF:3,046KB)

 知事発表

冒頭 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 まず、私からの報告に先立ちまして、昨日、戸田市並びに蕨市において、相次いで発生をいたしました大変凶悪な事案につきまして申し上げたいと思います。多くの方が集まる病院や郵便局等において、白昼堂々と発砲による傷害事件、放火事件、立てこもり事件が相次いで発生をいたしましたことは、誠に遺憾であります。人質となられた方々は、精神的にも肉体的にも大変な負担を強いられたものと察します。また、人質の方々の御家族をはじめ、不安な時を過ごされた近隣の住民の皆様におかれては、御心労いかばかりかと思います。犯人の身柄が確保され、人質の方々の無事保護ができて、ひとまずは安心をしております。他方で、罪のない無防備な市民を巻き込み、こうした卑劣な犯行に及んだ犯人に対しては、強い怒りを禁じ得ないところであります。今後、捜査が進み、背景、原因等が明らかになる中で、県としても必要な対応を行ってまいりたいと思います。

 そして、もう1点申し上げたいと思いますけれども、インフルエンザの流行警報についてであります。埼玉県の感染症発生動向調査による2023年第43週、第43週というのは10月(先月)23日から29日までですけれども、定点観測、1医療機関当たりの報告数でありますけれども、前週が28.41人であったのが33.08人に増加をし、国が定める警報の基準値が30(人)なんですけれども、基準値である30人を超えることとなりました。なお、この警報を発するのは、平成31年1月以来、5シーズン振りとなります。また、警報を第43週、つまり10月の末の時点で発令をするのは、統計を取り始めた1999年以来最も早いということになります。これは過去の例が、例えば2019年とかこちらにありますけれども、10月の時点で30(人)を超えて警報発令するのがどれだけ早いかというのがこちら(パネル)で見ていただけると思います。ちなみに、埼玉県内では、必ずしも全ての地域で同じように流行が検知されてるわけではなくて、例えば1定点当たりの報告数では、幸手保健所が56.93(人)、南部保健所が50(人)、鴻巣が45.3(2)人の順となっています。県民の皆様にお願いでございますけれども、感染症の予防、どうも(新型コロナウイルス感染症と)似たようなところはありますけれども、インフルエンザの感染症の予防についても全く同じでありまして、咳エチケット、手洗いの励行、さらには適度な湿度の保持、そして十分な休養とバランスの良い食事による体力の維持、これがポイントでございますので、是非この感染症につきましても、インフルエンザも、ときとして既往症とかをお持ちの方にとっては深刻なことになりますので、皆様には是非とも注意喚起をさせていただきたいと思います。なお、埼玉県のホームページにおきましては、(埼玉県)感染症情報センターホームページにおきまして、インフルエンザの流行情報等の情報を提供するとともに、必要な予防措置等についても記してございますので、厚生労働省のホームページと同様に、政府の推奨する感染症対策と同様に、県のホームページにつきましても是非御参照を頂きたいというふうに思います。

11月14日は県民の日について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 それでは、私の方から何点か報告をさせていただきたいと思います。まずは、「11月14日は県民の日」についてであります。再来週になりますけれども、11月14日火曜日が今年は「県民の日」となります。この県民の日でありますけれども、埼玉県が廃藩置県によって明治4年11月14日に誕生したことに由来をし、明治4年から数えて100年目に当たる昭和46年に制定をされました。この昭和46年から今年で53回目となる県民の日を記念して、県庁オープンデー、あるいは県民の日の記念式典等を実施いたします。今年も多彩な県民の日記念行事を行いますので、是非楽しみながら、埼玉県の魅力を満喫していただきたいと思います。

 この「県庁オープンデー」について御紹介します。県庁オープンデーは平成7年より開催をしており、今年は21回目となりますが、今年の見どころでありますが、本年の特別企画といたしまして、11月23日公開予定の『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』とコラボした特別企画を行います。本庁舎の中庭に設置する特設ステージには、豪華ゲストをお招きして特別イベントを開催します。豪華ゲストは誰かと言いますと、何と主役のGACKTさんと二階堂ふみさんに御出席を頂き、私とお2人とのトークショーを行うなど、楽しい企画を予定しております。また、お2人には当日ステージ上で、後ほど御説明いたしますが、県民の日にオープンをする「バーチャル埼玉」を御体験いただく予定であります。なお、その他にも、本庁舎と第2庁舎をつなぐ渡り廊下のところでは、映画で実際に使用した衣装の展示、あるいは特別動画の放映等も行います。さらに、県ホームページのトップ(ページ)になりますけれども、これをですね、ちょっと(パネル)見にくいですかね、県ホームページのトップページを県民の日だけ「翔んで埼玉」仕様にいたします。なお、当日は、今回の映画の舞台となった滋賀県とコラボをした企画を予定しています。映画の主要な舞台である滋賀県の国スポ・障スポマスコットキャラクターの「キャッフィー」が県庁オープンデーに遊びに来てくれる予定になっています。さらにステージでは、秩父地方のお祭りで演奏される「秩父屋台囃子(ちちぶやたいばやし)」、御存じの方も多いかもしれませんが、実はこのルーツは「日野囃子(ひのばやし)」、滋賀県の日野囃子にあると言われていて、この動画も披露いたします。翔んで埼玉とコラボした特別な県庁オープンデーを是非お楽しみいただきたいと思います。

 翔んで埼玉以外も様々なイベントを用意しています。まずは、こちらの「サーキュラーファッションショー」であります。埼玉県はサーキュラーエコノミーに力を入れておりますが、リサイクル素材による衣服等を素敵に着こなした、元AKBの松井咲子さん、そしてタレントのユージさんが登場いたします。埼玉県のマスコット「コバトン」もモデルとして登場する予定でありますので、お楽しみにしていただきたいと思います。また、埼玉バーチャル観光大使であります、「春日部つくし」さんが、今年は知事公館でライブを開催いたします。春日部つくしさんの歌声に合わせて盛り上がっていただきたいと思います。他にもイベントがたくさんです。今年も、県の警察音楽隊によるオープニングパレードから始まり、中庭のステージでは、県警音楽隊による演奏や、コバトン、さいたまっちによるステージショーを実施します。また、ボッチャ等の様々なスポーツを体験できるブースや県産農産物の販売、そして、今年は知事室、あるいは議事堂の見学も復活いたします。危機管理防災センターの前におきましては、バスや消防車、災害対策車両等、働く車が大集合し、乗車の体験もできることとなります。今年の出展数は、県庁各課で161ブース、そして県内企業から11ブースの、出展総数172ブースと過去最大となります。是非とも、県内企業の皆様からは多くの協賛品も頂いておりますので、来場した県民の皆様に提供していただくと聞いています。楽しみにしていただきたいと思います。なお、お車での来庁につきましては御遠慮いただき、公共交通機関の御利用をお願いいたします。

 次に紹介するのは「記念フリー乗車券」であります。県内鉄道6社が県民の日を記念して、各社それぞれが指定する県内を中心とした路線で、自由に乗り降りができる乗車券を発売いたします。販売期間、乗車可能日等は鉄道事業者によって異なり、詳細は県のホームページに掲載をしてございますので、「埼玉県県民の日記念フリー乗車券」で検索をして、御確認いただきたいと思います。

 そのほかにも、協賛事業として、県内外の博物館や県営公園、レジャー施設等、合わせて約60か所の施設で特典があります。無料になったり、割引になったりといった条件は施設によって異なりますので、こちらも県のホームページ「(埼玉県)県民の日協賛行事」を検索していただきたいと思います。

 最後に、「県民の日記念式典」について御紹介します。県民の日に合わせて、小・中学生の県民の日記念絵画・作文コンクールの表彰、あるいは地方自治や保健衛生等、様々な分野において、県民の模範となる功績を挙げられた方々への表彰を行いたいと思っています。受賞者は全体となりますけれども、個人で488名、団体で34となります。当日は式典だけではなく、翔んで埼玉のコラボ企画をはじめ、多彩な行事も行いますので、県庁や県内の様々な施設にお出かけを頂き、楽しんでいただくとともに、埼玉のすばらしさを再発見していただきたいと思います。

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バーチャル埼玉11月14日オープンについて 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 次に、「バーチャル埼玉11月14日オープン」であります。仮想空間で埼玉の魅力等を体験することができる常設型のバーチャル空間「バーチャル埼玉」が、県民の日に合わせて11月14日にオープンをいたします。アプリのダウンロードや会員登録等の手続きは不要です。いつでもどこにいても、スマートフォンやPCから気軽にアクセスすることができる。こちら(パネル)の二次元コード、こちら(パネル)でありますけれども、この二次元コードや、あるいは「バーチャル埼玉」と御検索を頂きたいと思います。そこからアクセスができます。このバーチャル埼玉ですけれども、大きく5つのエリアで構成をされています。エントランス、アリーナステージ、アドベンチャーワールド、蔵造りブース、そしてイベントスクエアであります。埼玉の魅力を感じることができる場所や、埼玉をゲーム感覚で知ることができる場所等、多彩な魅力をバーチャルで体験できる空間であります。このバーチャル空間を活用した新たな角度から発信を県内外に行うことで、埼玉の多彩な魅力を再発見していただき、埼玉の更なるイメージアップや県政の認知度向上を図っていきます。

 次にアバターを紹介します。バーチャル埼玉では、たくさんのアバターを用意いたしました。「ねぎ」ですとか、「みそポテト」とかですね、こういったものを頭に乗せた、県の農産物、県産グルメ等を頭に乗せたアバターがありますので、お好きなアバターを選んで、空間を散策していただきたいと思います。なお、みそポテトは乗っていませんけれども、私のアバターもあります。そして、コバトン、さいたまっちのアバターもありまして、これらが時々登場をします。見つけたら撮影をしていただきたいと思います。スクリーンショットをSNSで拡散すると、プレゼントをもらえるかもしれません。

 それでは、これから動画でバーチャル埼玉の世界のイメージを御覧いただきたいと思いますので、こちらに御注目いただきたいと思います。(動画を解説しながら)こちらがバーチャル埼玉の「エントランス」で、大凧等、埼玉の魅力を散りばめた空間となっています。そして、こちらの「アリーナステージ」では、ステージイベントが行われ、バーチャル空間で楽しむことができます。続いて、こちらは「イベントスクエア」で、ここではアバターでの相談をしたり、あるいはセミナーを実施することができます。そして、こちらはですね、「蔵造りブース」で、川越の蔵造りの町並みを再現しています。ちょっとこの中に入ってみましょう。蔵造りの町並みを楽しんでいただきながら進んでいただくと、県の事業や埼玉の魅力を紹介するブースが約50ありますので、幾つかかいつまんで御紹介させていただきたいと思います。まず、入っていただきたいのは、こちら、「埼玉の祭りブース」であります。この中の画像をクリックすると、祭りの動画を見ることができます。そして、続いては、「こども動物自然公園のブース」で、大人気のクオッカ、これを紹介しています。ブースに入ると動画が自動で再生され、このようなかわいいクオッカを見ることができます。次に、こっちに入ってみますかね、「観光課ブース」に入ってみましょう。埼玉バーチャル観光大使の春日部つくしさんが、動画で楽しく埼玉の観光情報を案内してくれています。そして、やはり蔵造りですから、この町並みに欠かせないのはこちらの「時の鐘」であります。この時の鐘の上に昇ると頂上からは川越の町が見下ろせるなど、楽しい仕掛けも用意しています。このように、今日御紹介させていただいたものはほんの一部であります。様々なブースを巡って、是非、埼玉県の魅力、再発見していただきたいと思います。続きまして、「翔んで埼玉とのコラボ空間(アドベンチャーワールド)」でありますけれども、クイズ等で楽しむ、スタートとありますが、このアドベンチャーワールドでは、翔んで埼玉とコラボした空間も御用意しています。こちらは「イベントスクエア」、ここでは展示があったり、セミナー、相談業務を行うところで、今年度は「移住」とSAITAMA出会いサポートセンター、いわゆる恋たまをテーマに相談やセミナーを実施いたします。そしてこちら、移住していただいたときの住宅を360度見ることができます。以上、バーチャル埼玉の内容を御紹介いたしましたが、一部です。お好きなアバターでバーチャル埼玉の探検をお楽しみいただきたいと思います。

 そして、11月14日県民の日には翔んで埼玉とのコラボイベントスペシャルステージを実施いたしますが、この翔んで埼玉とコラボしたイベント、リアルステージの様子はバーチャル埼玉内のステージで配信させていただくほか、リアルとバーチャルの双方を生かした企画も予定しています。バーチャル埼玉の情報は特設ウェブサイト、SNSでも発信しているので、是非、御確認いただきたいと思います。

 そして、会見終了後には記者の皆様にもバーチャルの世界をお楽しみいただける体験会を実施いたしますので、この後、是非体験してみてください。

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「11月は埼玉県地産地消月間です!」について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

 そして、次に、「埼玉県地産地消月間」について御紹介させてください。本県の農業、国内外で非常に高い評価を、今、頂いています。令和5年2月に開催された「第1回全国いちご選手権」、日本野菜ソムリエ協会主催の選手権では、県育成品種「あまりん」の県内生産者が全国1位を獲得したほか、上位12生産者のうち5人までが埼玉県という状況でありました。また、7月には「武蔵野の落ち葉堆肥農法」、江戸時代から続く貴重な農法として、国際連合食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されました。さらに、9月では「第2回全国梨選手権」で、こちらでも県内生産者が最高金賞、日本一に輝き、県育成品種の「彩玉」を作った生産者も入賞いたしました。このように、本県農業に対する評価は大いに高まっていますが、県では、この地域で生産された農作物を県の中で消費していただく「地産地消」を進めています。本県の地産地消のキャッチフレーズは「近いがうまい埼玉産」であり、このキャッチフレーズは地産地消の3つのメリットを表しています。地産地消のメリットとは、すなわち「産地に近く新鮮」、そして2つ目には、「生産者の顔が見えて安心」、そして3つ目には、「輸送距離が短く環境にやさしい」であります。具体的には、産地に近くて新鮮な農産物を味わえるだけではなくて、近くの生産者が育てて、そして、この育てている姿や顔が見えるということで安心で、さらに、産地から販売場所までの距離が短いため、輸送等でのトラック等で運ぶ距離が短く、その分CO2の排出量も少ないということであり、地産地消は一石三鳥の取組だというふうに考えているところでございます。

 次に、これから旬を迎える本県の代表的な農産物を紹介いたします。これは丹精を込めて作られたものであり、翔んで埼玉での、「草でも食わせておけ」というものとはちょっと違うということを是非見ていただきたいと思います。まず、県育成品種の米の「彩のかがやき」と「彩のきずな」です。彩のきずなは、「令和4年度食味ランキング」で最高ランク、「特A」の評価を受けています。また、野菜では、全国第1位の産出額を誇るねぎ、さといも、ほうれんそう、第2位のこまつな、かぶ等、これから旬の時期を迎えるものであります。11月は県内で多くの農産物が旬を迎えるため、県では11月を「埼玉県地産地消月間」と定め、この官民一体で集中的に取組を進めています。是非、県民の皆さん、本日紹介する地産地消月間の取組を契機に地産地消に取り組んでいただき、おいしい埼玉の野菜を味わっていただきたいと思います。

 次に、「地産地消月間の主な取組」を紹介します。地産地消月間の中で最大の取組は、県内最大級の農林業の祭典であります「彩の国食と農林業ドリームフェスタ」であり、4年振りに開催します。今月25日の土曜日、日曜日の26日の2日間、両日とも10時から15時までの間、熊谷スポーツ文化公園、にぎわい広場で開催いたします。このドリームフェスタは、県及び県内農業団体18団体で構成する、「彩の国食と農林業の祭典実行委員会」が主催し、今年度はそれぞれのJAや農業団体等82団体が出展します。具体的な内容としては、採りたての野菜や新米をはじめ、「彩の国黒豚」等、県内の農産物やその加工品の販売が行われます。会場内には飲食スペースが設けられており、買ったものをその場でお楽しみもいただけます。さらに、会場内の特設ステージでは、2日間にわたって様々なステージイベントが実施されます。例えばですけれども、野菜ソムリエの牧野悦子(まきのえつこ)さんによる食育のクイズショーが行われたり、あるいは、農産物にまつわるそこでのクイズで正解するとプレゼントがもらえます。あるいは、WEリーグちふれASエルフェン埼玉の公式チアサポーターである、「ドリームワンダーランド」によるダンスパフォーマンスも予定されています。このほか、世界農業遺産紹介ブースにおいては、世界農業遺産に認定された「武蔵野の落ち葉堆肥農法」で育てられたおいしい旬のさつまいもを1日100本限定でプレゼントいたします。4年振りのドリームフェスタは楽しい催しがたくさんありますので、多くの方に御来場いただきたいと思います。

 他にも、この月間、いろんなイベントが行われます。先ほど申し上げた、「県庁オープンデー」では、地産地消の一環として、県産農産物PRを行いながら県産農産物を販売したり、「彩のきずな」を試食いただくことができます。11月28日火曜日には、パレスホテル大宮におきまして、県内各地のブランド農産物をふんだんに使用している、埼玉のおいしさがぎゅっと詰まったコース料理が提供されます。是非、旬の味を体験していただきたいと思いますので、パレスホテル大宮にコンタクトしていただきたい、先着順となっていますのでお急ぎください。そのほかにも、量販店におきましては県産農産物を販売する埼玉フェア、飲食店では県産農産物を使用した特別メニュー等も提供され、県内各市町村では農業祭や朝市が開催されます。県庁では9月から再開をしました、県庁朝市が11月19日、日曜日でありますけども、本庁舎北側道路で開催されます。県庁朝市は今後も毎月第3日曜日に開催されますので、是非、足を運んでいただきたいと思います。なお、それぞれのイベントの開催場所等は、県ホームページ、「埼玉県地産地消月間」で御紹介していますので、ホームページを御覧ください。最後に、本日から11月30日までの間、「埼玉県産農産物スイーツキャンペーン」を実施します。こちらは、インスタグラムで「♯(ハッシュタグ)」を付けていただき、「埼玉県産農産物スイーツキャンペーン2023」と付けていただいて、キャンペーン対象の県産農産物スイーツを食べた感想等を投稿していただいた方を対象に、抽選で埼玉県のおいしい「彩の国黒豚」や「彩のきずな」等の県産農産物が40名に当たるというキャンペーンです。キャンペーンの対象事業者は現在41事業者であります。対象スイーツについては県ホームページで紹介させていただいていますので、「埼玉県産農産物スイーツキャンペーン」で検索し、確認していただきたいと思います。是非、この地産地消月間を契機に、多くの皆様に新鮮でおいしい埼玉県産農産物を味わうことができる、「近いがうまい埼玉産」を実感いただき、地産地消にお取り組みをお願い申し上げます。

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日経

 3点お伺いしたいです。まず1点目は、冒頭の足下で急拡大しているインフルエンザの件なんですが、この背景と言いますか、どうして急拡大してるのかという理由等々、分かっているものがございましたらお伺いできますでしょうか。

知事

 私どもといたしましては、こういった統計を御提供させていただいておりますが、因果関係等について明確にはもちろん分かりません。ただ、その一方で指摘をされておりますのは、これまで新型コロナウイルス感染症等が流行っている間、インフルエンザが比較的下火であったり、あるいは免疫力が低下したことから、こういったことになったといった指摘は受けています。他方で、新型インフルエンザで恒常的に実施をしていただいた感染症の予防対策については、皆さん御経験もあり、実践もしていただいてまいりましたので、こういったことを再び実践をしていただくことで、一定程度、感染症のインフルエンザについても予防ができるということも、因果関係を阻害することとして指摘をされていますので、そこについても私の方から御紹介させてください。

日経

 残り2点はバーチャル埼玉の関連なんですけど、10月中旬の御発表では、結構、県政情報等々も発信されていくような趣旨のことがあったと思うんですけど、そういった県民に対する情報発信での利活用の可能性もあればお伺いできますでしょうか。

知事

 今後は多様な形で広げていきたいと思っています。県政情報(発信)の一環として、例えば先ほど、県のこども動物自然公園の御案内であったり、あるいは移住施策等もございますし、今後時機を捉えてですね、イベント等もこのバーチャル埼玉で実施をさせていただいたり、あるいは相談をお受けできるような形で、県政の県民サービスに努めていくといったことを、今後もやっていきたいと思いますので、今後、また引き続き拡充をさせていただくということについて、御案内をさせていただきたいと思います。現時点では、先ほどお話したような御案内ができると考えています。

日経

 一部重複しますが、実際にほぼメタバースに近い技術で、民間企業等々も、例えば自社サービスをテストしたいとか、あとはこの関係人口につながるようなですね、マッチングもあり得ると思うんですけど、そういった広く民間等々の利用の可能性というのも、もしございましたらお伺いできますか。

知事

 今回、バーチャル埼玉を行うに当たって、我々としても、非常にその目的の中でもですね、上に掲げたものは、例えば他のバーチャル空間を使ったものだと、専用のアプリが必要だとか、そういったことがございましたが、バーチャル埼玉は、ホームページとかSNS等の既存のツールと同様にですね、気軽に利用していただきたいということで、ホームページから入れるような形にさせていただき、特別なアプリ等が必要ないということであります。つまり、誰もが気軽にアバターを通して様々な体験ができる、新たな魅力発信ツールにすることを考えてまいりましたので、これは様々な層、つまりデジタルネイティブと呼ばれる方々で、なかなかその県政情報を新聞とかですね、そういったところから得られない方にも来ていただきたい。逆に、通常バーチャル空間、全く体験してない方も来ていただきたいということで、私ども間口が広くなっています。そしてそこから、例えば動画だとかそういったものに、いわゆる技術的には外のクラウドに飛ぶようなものもありますので、これは今後、民間とも提携することができると思っています。例えば、今回、バーチャル埼玉の中で、「翔んで埼玉」とのコラボ企画等を行ったり、あるいはリアルのステージをそこで御紹介をしたりといったこともやらせていただきますので、今後、ニーズあるいは民間のみならず、様々な団体組織との協力について、模索できる余地があるかどうかは検討していきたいと考えています。

時事

 バーチャル埼玉についてもうちょっと伺いたいんですけれども、作られた趣旨や目的とかを、もう少し知事に語っていただきたいのと、あと、どこの会社が作ったのかということが、もし教えていただけるのであれば教えていただきたいです。

知事

 どこの会社かは、後ほど部局からお話をさせていただきます。目的につきましては、先ほどバーチャル埼玉については、埼玉県たくさんの魅力がありますが、これを多様な方に、そして、より気軽に、いつでもどこでも誰もが気軽に参加していただくといったことを、私どもとしては目的といたしました。また、これはサイバー(バーチャル)空間を使うものでありますので、どちらかと言うとデジタルネイティブの世代の方々を考えたものであります。それから、将来はですね、バーチャル県庁の実施の割合を広げていきたいと考えておりまして、埼玉県として、もちろん様々なサービス、現在も提供していますけれども、直接お越しいただかなくても、これを気軽に御利用いただけるといったことにつなげていきたいと思うので、現在の我々の広報媒体として今回大きく使わせていただきますけれども、それのみならず、今後は相談だとか、そういったことに生かしていきたいと思っており、部局からもいろんな今アイディアが出てきています。直接相談はしにくいけれどもアバターならしやすいとか、そういったことも今後広げていけるのではないかということで、現在検討をさせているところであり、様々な利便性を向上させることによって、次の目的につなげていきたいというふうに考えているところであります。今は、まずは、こういったものを広げて多くの方々に御参加いただくのが最初のステップだと思っています。

県民生活部

 今回のバーチャル埼玉につきましては、エクシード東京というところに委託しております。技術的な部分については、キャドセンターというところで、一緒になって作っていただいてるものでございます。

時事

 資料で知事にすごい似ているアバターがいましたけど、これは何か、どういうふうに出て来るのでしょうか。もし何か事例とか(があれば)教えていただければ。

県民生活部

 11月14日のオープン当日にはですね、実際に知事に、知事のアバターを動かしていただいてですね、リアルとバーチャル両方でですね、バーチャル埼玉のオープンセレモニーをやりたいと思っております。そのほかは、ときたま、珍しいキャラとしてですね、歩いたりとかする予定です。また、この後もですね、大規模イベントを御用意していますので、その際には御登場いただけるのかなというふうに考えております。

埼玉

 バーチャル埼玉について2点お伺いしたいのですが、この空間の中に川越の町並みを再現したものや、知事御自身のアバター、出来栄えについて知事を御所感みたいなものを頂きたいです。

知事

 私も、実は一部しかまだ体験していませんけれども、入口としては上出来かなというふうに思っています。しかも今回、県民の日のイベントといったコンテンツが充実をしていますので、コンテンツが充実していれば多くの方が来ていただけるでしょうし、多くの方が来ていただけると、このバーチャル空間としての活用の価値も高まっていくと思いますので、そういった意味では、是非御使用いただきたいと思いますし、また、私のこのアバターとかですね、私はともかく、コバトン、さいたまっちとか、とてもかわいい形で出てきますので、これらをある意味、例の「翔んで埼玉」は壮大な茶番と呼んでましたけども、そういったですね、クスリと笑えるような要素を入れることによって、親しみを持っていただくという段階だと思いますので、この今の現時点の段階では、私は満足がいくものに仕上がっているのだと思っていますので、是非皆さんに御利用いただいてですね、これを充実した機能を持つものに仕上げていきたいと思います。

埼玉

 開設は11月14日の県民の日当日だということだと思うんですが、実際に空間に入れるのは0時からというような認識で良いんでしょうか。それとも、午前何時からとかという感じなのでしょうか。

県民生活部

 11月14日、実際に入れる時間は(朝の)8時を予定しております。

読売

 最初に、冒頭お話いただいた立てこもりの事件でお話を伺いたいんですけれども、先ほど知事、県としても必要な対応を行っていきたいというお話ございましたが、現時点で考えられている対策と言うか、今後行っていくものについてはどのようにお考えでしょうか。

知事

 立てこもり事件についてはですね、今、現時点では捜査中ということでありますので、具体的にどういったことを行うかという話ではありませんが、先ほどちょっとお話をさせていただいた中で、今後、これらの背景が明らかになった場合には、私どもとして、しっかりと対応をさせていただくという、これは申し上げたのは、あくまでも一般論でございます。ただ、想定をされるのは、当然の話ですけれども、もちろんこういったことを繰り返されないことが一番良いわけですけれども、様々なですね、連絡体制みたいなものを、もちろん、一度我々としてもチェックをしていきたいと思ってますし、それから今回の事件の背景、こういったことも勘案しながら、今後、実際に起こってしまったことですから、不安を解消できるようなことがあれば、我々として対処したいということであります。

読売

 この件でもう1点、今回の立てこもり事件、全て状況とかは異なるんですけれども、結構立てこもり事件が埼玉県内で立て続いて起こっていることについてはどのようにお考えでしょうか。

知事

 御指摘はおそらく、ふじみ野とかそういったことだろうというふうに思っています。それぞれ立てこもり事件につきましては、背景も違いますし、それぞれ個別のものが起こったと私たちは思っていますけれども、ただ、仮にこういった一般の方々を巻き込み、そして、実際、今回命に別状はないとは言え、実際に危害が加わったということも事実でありますので、こういったものが仮に、卑劣な犯罪ではありますけれども、触発したようなことがあれば、私は許されないと思っておりますので、だからこそ、逆に申し上げると、やれることは全てやりたいというふうに思っていますし、また、今日、冒頭、私の方から発言させていただいたというのも、こういった犯罪についてはですね、決して許してはならないということを表明したいと思ったところであります。

共同

 翔んで埼玉の県民の日のイベントのことでお伺いしたいのですけど、主演のキャストお2人がいらっしゃるということで、先日の二階堂ふみさんからの謝罪のときも、結構注目を浴びたと思うんですけれども、今回もそういうふうに、また、埼玉が全国から脚光を浴びるチャンスかなと思うんですが、改めて知事の狙いと言うか、意気込みをお願いします。

知事

 まずはですね、そんなにディスっていただきたくないな、これは前提としてあります。ただ、やはり11月23日に映画が公開されるということで、埼玉県に注目が集まるということも事実だろうというふうに思っていますので、ここはですね、壮大な茶番をしっかりと利用させていただいて、特に、今回は主役の方お2人がお越しになるわけですから、これらの方々を巻き込んで、単なる映画のPRではなくて、埼玉県の魅力を、来ていただいたらですね、謝罪代わりに語っていただきたいと思っておりますし、なおかつ、先ほどバーチャル空間とかでも参加してもらうと言いましたけれども、県庁がこれから始めて、PRしていきたいということについても1枚噛んでいただいてですね、埼玉県の翔んで埼玉という、そういったいわゆるクスリと笑えるところから、埼玉県の魅力を正面から受け止めていただくとともに、私たちの新しい企画にも協力をしていただかないと、県庁からは出られないと思っていただきたいというふうに思っています。

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 幹事社質問

物流の2024年問題に対する県の対応について 【該当部分動画(YouTube)】

日経

 物流業界ではですね、来年4月から「2024年問題」と叫ばれており、その残業規制の話があると思うんですけれども、こうした2024年問題に対する県の企業支援の取組及び今後検討されてる方針等ございましたらお伺いできますでしょうか。

知事

 御指摘のとおり、2024年4月からですね、トラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制、これは猶予されていたわけですけれども、これが適用となります。物流の停滞が懸念されている、いわゆる御指摘の「2024年問題」については、県では、ドライバーの確保、物流業務の効率化等、様々な施策を展開して備えているところであります。例えば、「企業人材サポートデスク」では物流業界向けの面接会や業界セミナーを開催するとともに、国交省と連携をして若者に対して、物流業界の魅力を伝える企業説明会を開催しています。また、より少ない人員で事業を進めるには、業務の見直しや効率化が必要となるため、「埼玉県DX推進支援ネットワーク」において、勤怠管理システムによる労働時間の適正管理等、デジタル技術活用に関する相談対応だとか、IT企業との必要なマッチング、この支援をさせていただいています。また、人材確保するためには賃金アップが適切に行われる必要がありますが、そのためには、物流コストが適切に価格転嫁されることが必要との観点から、産・官・金・労の12団体で締結した「価格転嫁の円滑化に関する協定」に基づいて、「価格転嫁相談窓口」を設置して、事業者からの相談に応じています。また、適正取引を推進する「パートナーシップ構築宣言」の登録においても、発注側の荷主さんにしっかりと働き掛けるとともに、運送事業者も含めた受注側企業に対し、価格交渉のノウハウ獲得に向けた専門家による伴走型支援、これは以前、この席でも御紹介いたしましたが、こういったことも実施しています。特に、昨年ですけれども、調査を行いましたところ、運輸業界における価格転嫁が特に進んでいない、こういった調査結果も出てまいりました。そこで、業界と協力をした価格転嫁推進の働き掛けも行ってまいりました。また、ドライバーの負担増となる再配達に対する行動変容、消費者に対しても御協力を頂く必要があるので、置き配や宅配ボックスの活用等の取組について、県ホームページ、SNS、彩の国だよりの9月号等で意識啓発をし、県民からは、宅配ボックスを設置したなどのお声も頂いているところであります。その一方で、国においては、公益社団法人全日本トラック協会をはじめとした物流関係団体等の意見を踏まえた上で、今年の6月2日に、「物流革新に向けた政策パッケージ」を閣議決定いたしました。その中でも、速やかに進めるべき施策等については、「物流革新緊急パッケージ」として、10月6日に閣議決定をして、「物流の効率化」、「荷主・消費者の行動変容」、「商慣行の見直し」について、緊急で取り組むとしています。そこで、県といたしましても、この国の緊急パッケージの実施効果等を見定めた上で、これまでの施策を引き続き着実に進めると同時に、必要に応じて国に対し要望も行っていきたいと考えています。

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 その他質問

ASEAN訪問について 【該当部分動画(YouTube)】

読売

 知事のASEANの外遊についてお伺いします。11月7日から11日にかけて、大野知事がですね、マレーシアとタイを訪問するということですけれども、今回の外遊の狙いとですね、期待する成果を教えていただければと思います。またですね、コロナ後初の外遊になるかと思うんですけれども、県産品のトップセールスとか、知事のですね、外交官経験を生かしてどのように進められていくのか、この点をお願いします。

知事

 11月の7日から11日までの5日間にわたりまして2か国、マレーシアとタイをコロナ後初めての外遊として、訪問をさせていただくところであります。なお、この訪問に際しましては、県側のみではなくて、経済訪問団も一緒に行っていただく予定であります。そして、このマレーシアとタイはですね、それぞれ特徴がありまして、マレーシアについては市場が大きいだけではなくて、国民の平均年齢の若いところから市場の拡大が期待をされるところであるので、県産品のプロモーションの効果を私たちは期待をしています。他方で、タイにつきましては県内からの進出企業が多い国でありますので、コロナ禍で残念ながら途絶えてしまったトップ会談等を通じて、現地政府機関との関係を密にするとともに、県内から進出されている企業とのネットワークを強化する、これが目的でありますので、それぞれに目的が違うところがあります。ちなみに、マレーシア、タイ、両方とも先方の政府機関等の関係者との会談等もございますけれども、それだけではなくて、マレーシアにおいては、現地の日本国大使館とも協力をさせていただきながら、ちなみに大使はですね、私と同期のアラビスト、アラビア語の使い手でありますので、かねてから大変仲の良い人物でありますけども、そういった方々にお願いもしたりですね、そういったところでの県産の販路拡大のイベントを行わさせていただいたり、あるいは県と協力関係にある商業機関等を活用して、このイベントにも参加を頂くなどを行いたいと考えています。また、バンコク、タイにおきましては、特に、先方のですね、投資委員会等の我が方の企業との関係を扱っているところと、やはりそのパイプをですね、密接にすることがとても大切でありますし、日本人会等のネットワークもありますし、また、タイの大使はですね、やはりかつてイラク大使だったので、私は大変関係が深い人物でもありますので、そういった個人的な関係も生かしてですね、我が県の企業、あるいは産業の振興の一助にしたいと考えています。

読売

 1期目はですね、コロナでなかなか外交できなかったと思うんですけども、2期目にはやっていきたいのかなというふうに感じるんですけれども、この辺り、今回を足掛かりにして、この2期目、どのように取り組むかみたいなことがあればお願いします。

知事

 1期目が終わるときだったでしょうか、御質問を頂いて、この席でもお話をいたしましたが、1期目の公約の中でなかなか進まなかったものは何かと問われて、私の方から「世界の SAITAMA プロジェクト」、つまり、海外との関係については、残念ながらコロナで、物理的になかなかこれができないところがあったとお答えをさせていただいたと思います。やはり、今、我が国の状況を見てみてもですね、コロナ後に、ポストコロナとしてやれることはやってると思いますけれども、円安等の関係でですね、例えば輸出といったものが望まれるところである一方で、逆に外国人労働者が入ってこないとか、そういったデメリットとメリットが両方ありますので、これをメリハリの付いた形で進めていく必要があるというふうに考えており、その意味ではですね、市場の開拓ですとか、県の企業の進出は難しいとしても、既存の進出企業のパイプを深くするとか、こういったことについては喫緊の課題として進めていきたいし、この4年間できなかったことについて、早急に穴埋めと言うわけでありませんけれども、ポストコロナの状況を見極めながら、着実に進めたいというふうに思っているところであります。(終)

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