掲載日:2025年8月12日
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長野ささら獅子舞の頭は、県内で継承されている中でも古い時代のもので、竜の形式をした竜頭獅子と地元では呼ばれます。また、竜頭獅子の中でも特殊な重箱獅子に属していると考えられています。また、獅子頭の後頭部に武者のような5色の色紙を切り下げという手法で切ったものをつけています。その色紙は神社のお札とみなされ、その色紙を持ち帰り、神棚や財布に入れて持ち歩くと五穀豊穣、家内安全、無病息災のお守りとされています。このように演舞後に、聴衆にこの色紙を取ってもらうのは、市内のささら獅子舞6団体のうち、長野ささらだけに伝わるものです。また、鐘巻は、能や歌舞伎でも演じられる道成寺に由来する演目です。
また、この獅子舞は、久伊豆神社の秋の例大祭の一部として奉納されます。現在では、9月18日、19日の一番近い週末の土曜日の夜。一桜、二桜、三桜の3町内の山車と共に町内を巡行し、久伊豆神社境内にて、笹がかりを奉納します。また、翌日、長久寺境内にて、鐘巻を奉納します。東行田駅前、一桜公園においては、年毎に4演目のうち1つを奉納しています。
2025年9月13日 (土) ~ 2025年9月14日 (日)
①9月13日(土)19:00
久伊豆神社境内
②9月14日(日)14:00
長久寺境内
③9月14日(日)18:00
一桜公園
行田市指定民俗文化財 長野ささら獅子舞保存会
050-3703-8310
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