掲載日：2023年10月16日
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新嘗祭（にいなめさい）は、大宮住吉神社の祭礼の1つで新たな収穫に感謝するものです。
その祭りにおいて、神社の神楽殿で国選択・埼玉県指定無形民俗文化財の「坂戸の大宮住吉神楽」が奉納されます。
当日は、国固めの初座として位置付けられる「六合堅固（翁）（りくごうけんごおきな）の座」や天狐やモドキ、稲荷様が出てきて田作りの情景を演じる「倉稲魂命種蒔（うがのみたまのみことたねまき）の座」など数座を奉納します。
大宮住吉神楽は、江戸里神楽の特徴を顕著に残し、演劇性の高い演目で構成されている神楽で、神様だけでなくモドキという道化役がおどけた演技で活躍して、観る人を楽しませる神楽です。古事記・日本書紀の神話等を基にした十二神楽やその他の茶番狂言のような10の座外神楽があります。古来は神職が神楽を演じていたと伝わっていますが、後に地元の人たちが神楽を伝承し、現在は大宮住吉神楽保存会が組織され神楽の継承に努めています。近年は若い女性も神楽の奉納に舞手として、また演奏方として参加しています。
2023年11月23日 (木・祝)
大宮住吉神社
なし
無料
坂戸市教育委員会社会教育課文化財保護係
電話 049-283-1331（582）