環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成28年度第1回研究評価 > H28第1回審査会コメント1/研究課題(自然 H27-H29 ニホンジカによる森林植生への影響)

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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(自然環境担当/H27~H29)

ニホンジカによる森林植生への影響評価と植生回復に関する研究

(自然環境担当:角田、三輪、米倉、王、温暖化担当:嶋田/H27~H29)

 県西部を中心にニホンジカの個体数が増加し、森林植生に影響を及ぼしています。本研究では、県内の森林における林床植生の衰退程度とシカ生息密度指標との経年的な変化を明らかにし、シカによる森林被害の現状を把握します。また、シカの出没頻度や行動、指標樹種の採食程度を猟区内外およびシカ柵内外で比較し、捕獲活動による植生回復効果を検証します。

《研究の概要》(PDF:176KB)

 

平成28年度第1回研究審査会コメント

研究課題

ニホンジカによる森林植生への影響評価と植生回復に関する研究

研究審査会コメント

  • シカのストレスに与える効果を評価することは、極めて有用で、様々な展開が可能になることで、興味深い研究である。研究機関、研究に携わる人数等も限られることから、サンプル数の増加が課題になることも考えられる。同じ方法ではなくても利用できるデータは積極的に利用していくことが必要であり、近隣の県等と情報交換を行うことで、サンプル数を増加させると良い。
  • シカ肉の食用など、命を無駄にしない取り組みにもつながると良い。
  • 実証データの取得をうまく組み立てると、さらに良い内容になるものと思われる。
  • 非常に適切な研究設定と判断できる。如何に持続可能な形でニホンジカを管理捕獲していくかについて多面的な視点で検討されることを期待する。 
  • ニホンジカの密度が埼玉でも増加傾向にあり、林床植生への影響が見られることに対して、今後の管理方法を科学的に検証するのは必要な研究であり、埼玉県における今後の森林生態系保護に関して有効な結果が期待できる。 

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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