埼玉県立 小児医療センター > センターのご紹介 > 診療実績・経営状況ほか > 論文掲載等 > プレスリリース:急性リンパ性白血病治療の改善~長期合併症を減らしつつ生存率向上を実現~
ここから本文です。
掲載日:2023年5月17日
当センターが参加した多施設共同臨床試験結果が、科学誌「Lancet Haematology」に2023年5月9日にオンライン発行されました。
本研究は、日本小児がん研究グループ(JCCG)と成人白血病共同研究機構(JALSG)の共同で実施した、急性リンパ性白血病に対する多施設共同臨床試験です。全国125施設の共同臨床試験で、当センター小児がんセンター長の康勝好、血液腫瘍科医長の大嶋宏一が研究運営に重要な役割で参加していました。
これまで治療成績が不良であったT細胞性急性リンパ性白血病の生存率を従来の約70%から91.3%まで改善することができ、同時に副作用の強い「放射線治療」や「造血幹細胞移植」を受ける患者の割合を減らすことに成功しました。
この治療成績は世界における今後の治療方針にも大きな影響を与えることが期待されます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください