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掲載日:2022年12月16日

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気になる秩父人がお薦めする“ぜひココ”な観光スポット情報KOCO“ココ”ちちぶ
No.6 田端 将伸(たばた まさのぶ)さん

横瀬町役場まち経営課の職員で、官民連携を担当する田端将伸さんから、横瀬町のお薦めスポットなどを教えてもらいました!

 田端将伸さん 【横瀬町にあるオープン&フレンドリースペース エリア898でお話を伺いました。】
 池袋から特急で最短73分。都会からのアクセスに恵まれ、シンボル的存在の雄大な武甲山を背景に、長閑な里山の風景がひろがる美しい町・横瀬町。 
 この人口約8200人の小さな町に、今、多くの企業等から次々と社会をよくするための事業が提案され、新しい官民連携事業が生まれている。
 官民連携プラットホーム(通称:よこらぼ)(※1)の担当として、多忙な日々を送る田端さんから、日頃の仕事や秩父地域の“ぜひココ”な観光スポットについてお話を伺いました。
 ※1 よこらぼ(横瀬町とコラボする研究所ホームページ)

チャレンジしたい人の熱意を受け止め、本気で応援する。そこに共感が生まれ、関係性が深まる。

 〇 田端さんの日頃の仕事について教えてください。

 「(まち経営課の政策担当として、)ちょうど今、町の第6次総合振興計画の策定に取り組んでいます。」
 「来年4月から8年間の計画になります。役場職員が手作りで思いを込めてつくり、確実に実行するための計画にしたいと思っています。また、総合振興計画というと分厚い辞典のようになってしまいがちですが、できるだけ薄く、いつも身近において気にかけるようなものにしたいです。」と田端さん。
 業者委託によらず職員の手作りで総合計画策定に臨む。その分、苦労もあるだろうと思う一方で、どんな計画になるか、今から興味が湧いてきた。
 「それから、3年前に発足した「よこらぼ」を担当しています。」 
 横瀬町は、社会の課題解決に向けて、町とコラボして新しいことにチャレンジしたい企業等から事業提案を募集し、行政ができることをフルに使って、スピード感を持ってその活動を支援する仕組みを2016年10月にスタートした。
 「現在までに100件を超える提案があって、66件の事業が採択されています。例えば、秩父地域出身のクリエイター団体MOSASが主催する「はたらクラス」(※2)は、地元の職業の方と様々な業界で活躍しているプロを講師に招いて、子供も大人も参加自由、入場無料の授業で、毎月開催されています。」

 はたらクラス【エリア898で開催された「はたらクラス」の様子】
 ※2 はたらクラス(横瀬町ホームページ)

 他にも、「よこらぼ」を通して「横瀬そばの会」から提案を受け、町として国に特区を申請、県内初の「どぶろく特区」に認定されて生まれた「どぶろく花咲山(はなさきやま)」(※3)が販売されたり、シカやイノシシなど鳥獣被害対策を町の活性化に生かす「カリラボ」や、チャレンジする中高生と社会人による人気プレゼンイベント「よこぜプレゼン部」、「電動キックボード実証実験」等々、「よこらぼ」採択事業のワクワク感が止まらない。
 どぶろく花咲山【町内で無農薬栽培されたお米を使った「どぶろく花咲山」】
 ※3 どぶろく花咲山(横瀬町観光Webサイト)
 「「よこらぼ」採択事業で、今年4月、オープン&フレンドリースペース「エリア898」(※4)がオープンしました。元々JAの直売所だったんですが、最小限の予算で、あとは住民や「よこらぼ」関係者等のボランティアが手作りで改装しました。現在でも定期的にアップデートしていて、総務省の関係人口を増やすモデル事業にも採択されています。」
 エリア898 【エリア898と田端さん。元気なあいさつと笑顔を大事にしている。】
  ※4 オープン&フレンドリースペースエリア898ホームページ
 「「よこらぼ」には、チャレンジしたい人が集まり、町はその熱意を受け止めて本気で応援します。エリア898は、名前に「オープン&フレンドリースペース」と付いているとおり、誰にでも開かれている場所で住民が集まりやすく、「よこらぼ」の提案者等、町外の人たちとのフレンドリーな交流が生まれる場になっています。そこで共感が生まれて、より関係性が深まっています。」と田端さん。
 来訪者と住民の交流による地域の活性化は、「よこらぼ」の方向性であると共に観光が目指すものの一つでもある。その展開の中で、今後も町に魅力を感じた人たちの集積が続けば、更にそのコミュニティが人を移住、定住に引き寄せるようになるのでは、と感じた。

紅葉の時期はもちろん、新緑の時期もすごく大好きな札所八番西善寺の「コミネカエデ」。

 〇 田端さんのおススメの“ぜひココ”な観光スポットを教えてください。
 「これからの冬の時期は「あしがくぼの氷柱」(※5)です。(2014年に始まり)一大プロジェクトになりました。他にも、今、町で計画を進めている「花咲山公園」(※6)もおススメです。秩父連峰を一望できる景色もすばらしいですし、四季折々の花を楽しめるようにボランティアさんが一生懸命整備をしてくれていますので、とっても楽しみです。」
 あしがくぼの氷柱 【あしがくぼの氷柱。2020年の開催は1/5(日)~2/24(祝・月)。】 
 ※5 氷柱2020(横瀬町光Webサイト)

 あしがくぼの氷柱ライトアップ【期間中の金・土・日・祝日は、午後6時頃~20時までライトアップもある。】
 花咲山公園 【花咲山公園。武甲山や秩父連峰、秩父地域を一望できる。】 
   ※6 花咲公園(横瀬町観光Webサイト)
 「それから、やはりおススメしたいのが「寺坂棚田(てらさかたなだ)」(※7)です。四季を通して横瀬らしさがわかるというか、武甲山の正面に田園風景が広がっていて、田・山・空・雲・空気・水の音・・・五感を感じるスポットです。」と田端さん。
 寺坂棚田ホタルかがり火まつり 【寺坂棚田。7月第1土曜日に行われている「ホタルかがり火まつり」】
 ※7 寺坂棚田(横瀬町観光Webサイト) 

 寺坂棚田彼岸花まつり 【9月中旬~下旬に200万株の彼岸花が見頃となり「彼岸花まつり」も開催される。】

 「今日ご紹介したいのは、「札所八番西善寺(さいぜんじ)」(※8)です。自分が一番好きな場所で、大切なお客様が来た時に必ず案内をしています。」
 田端さんと西善寺のコミネカエデ【札所八番西善寺にあるコミネカエデの大木を紹介する田端さん。】
 ※8 秩父札所西寺(ホームページ
 「埼玉県の天然記念物で樹齢約600年といわれるコミネカエデの大木が見事です。紅葉の時期ももちろんいいんですけど、新しく芽が出た時期、新緑の時期がすごく大好きです。この後、葉が落ちて、例えば雪が積もった時も雰囲気がよかったり。葉が落ちると幹や枝ぶりがはっきりとわかり、力強さがより一層強調されるなど、四季を通じてこの木のすごさを皆さんに知っていただければ、と思っています。」という田端さん。

 西善寺新緑のコミネカエデ 【幹回り3.8m・高さ7.2m・南北18.9m・東西20.6m・傘回り56.3mにも及ぶ大木】
 西善寺では、毎月8日の夜に坐禅会を開催している。四季折々、仕事帰りに大きなカエデの下で心静かに自己を見つめなおすのもよい。
 これから冬に向かう秩父。三大氷柱(三十槌の氷柱(秩父市)、尾ノ内百景氷柱(小鹿野町)、あしがくぼの氷柱(横瀬町))が待ち遠しいけれど、それに加えて、田端さんおススメのコミネカエデの雪化粧もいつか見てみたい。
 また、楽しみが一つ増えた。

 [取材日:2019年11月21日、記事公開日:2019年12月6日] ※ 掲載している情報は取材日現在のものです。 

お問い合わせ

企画財政部 秩父地域振興センター 観光振興・産業労働担当

郵便番号368-0042 埼玉県秩父市東町29番20号 埼玉県秩父地方庁舎1階

ファックス:0494-24-1741

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