ページ番号:164035

掲載日:2023年2月15日

ここから本文です。

気になる秩父人がお薦めする“ぜひココ”な観光スポット情報 KOCO “ココ” ちちぶ
No.2 長谷川 信枝(はせがわ のぶえ)さん

皆野町にあるリトリートフィールドMahora稲穂山の代表を務める長谷川信枝さんから、皆野町のお薦めスポットなどを教えてもらいました!

 長谷川信枝さん 【皆野町にあるリトリートフィールドMahora稲穂山でお話を伺いました。】

 里山の斜面に広がるリトリートフィールドMahora稲穂山(※1)の自然豊かな園内には、音楽ホール、美術館(貸しギャラリー)、アトリエ、薬草園、古墳などがあり、年間を通して多様なイベントが催されている。
 父親が始めた公園を受け継ぎ、代表として多忙な日々を送る長谷川さんから、公園や秩父地域の“ぜひココ”な観光スポットについてお話を伺いました。
 ※1 リトリートフィールドMahora 稲穂山ホームページ

自然からの贈り物を五感で体感してほしい。そのありがたさを感じてもらいたい。

 〇 長谷川さんが活動されているリトリートフィールドMahora稲穂山について教えてください。
 「公園は2002年に開園しました。園内にはムクゲの木が10万本あり、夏にはムクゲ、早春には福寿草が咲きます。福寿草は、「秩父紅(ちちぶべに)」というオレンジ色の秩父固有種です。その他に四季折々いろいろな花が咲き、楽しんでいただいています。」
 「今はきのこが出始めて、山歩きが楽しいです。秋には紅葉もきれいですよ。」と長谷川さん。
 7月から9月に色とりどりのムクゲが咲き、2月、3月には秩父紅。取材で訪ねた9月末には彼岸花がたくさん咲いていた。その他にも四季の花巡りを楽しめそう。
 ムクゲの花 【白、ピンク、赤紫、一重、八重、半八重等色とりどり種類も豊富なムクゲの花】

 秩父紅 【幻の福寿草ともいわれる秩父固有種の「秩父紅」。約1万株が群生している。】
 また、公園では草木染教室や羊の毛刈り体験、リースづくり、カゴ編み、押し花体験、お香づくり、美容液づくり、薪ストーブcafe等々、自然の恵みを生かした興味津々なクラフト系、アート系の体験教室や講演会など、様々な企画が行われている。
 そして、公園を拠点に活動し、長谷川さんが副代表を務めている「NPO法人和の里みや」では、園内に蚕園をつくって繭から糸をとり、今後は織りにも展開していくという。更に、この夏、ムクゲの枝から初めて和紙を作ることに成功し、今後はオリジナルの産品として広めていきたいとのこと。
 「この里山に来ていただいたら、自然に触れて、自分で様々な体験をして、五感を働かせて、いろいろなものにチャレンジしてほしい。自然からの恵み、自然からの贈り物のありがたさを感じてもらいたい。」という長谷川さん。
 今回初めて案内いただいたリトリートフィールドMahora稲穂山は、見どころが多岐にわたり、盛りだくさんでとても一度では紹介しきれない。
 四季折々に足を運んで実際に体験していただきたい。

 第1回里山アートピックの様子 【園内で開催された第1回里山アートピック(※2)の様子】
 ※2 第1回里山アートピックの様子を紹介した動画(里山アートピック実行委員会サイト)
 
 稲穂山古墳 【園内にあり、秩父地域最古で最大といわれている「稲穂山古墳」】 

自分が踊れなければいけないな、と思った。もっと皆野町の魅力を発信していきたい。

 〇 長谷川さんのお薦めの“ぜひココ”な観光スポットを教えてください。

 「皆野町には本当にいいところがたくさんあって、私の中では、山のある風景が素晴らしいと思っています。天空のポピー(※3)がある三沢(みさわ)、秩父華厳の滝(※4)がある日野沢(ひのざわ)、それから金沢(かねざわ)とか浦山の方は本当に山がきれい。人の手が入った暖かい感じがして。それが皆野町には残っています。」
 「ヘメロカリス(※5)がいっぱい咲く金沢や、さらに奥の浦山のカタクリの里(※6)。それらを地域の方々が守っているんです。」と長谷川さん。

 金沢のヘメロカリス 【金沢地区のヘメロカリス。皆野へ本格的な夏の訪れを告げる。】
 ※3 天空のポピー(天空のポピーホームページ) ※4 秩父華厳の滝~日野沢三滝~(皆野町観光協会ホームページ)
 ※5 金沢のヘメロカリス(皆野町観光協会ホームページ) ※6 浦山のカタクリの里(皆野町観光協会ホームページ) 

 「あと、地域の芸能文化。出牛(じゅうし)の人形浄瑠璃とか。地域の人が守っています。そして、皆野町は秩父音頭発祥の地なので、もっとそこをアピールしなければいけないと思っています。」
 長谷川さんは皆野町観光協会の副会長として町に携わる中で、あらためて知った地域の魅力を積極的に発信していきたいという。
 「皆野町では毎年盛大に「秩父音頭まつり」(※7)が開催されます。今年はまつりに合わせて、町観光協会で初の試みとして、「浴衣で秩父音頭を踊ろう!ツアー」を実施しました。」
 「自分が踊れなければいけないな、と思って秩父音頭の講習会に参加しています。秩父地域では小学校のころに秩父音頭を習っていますし、町外からもたくさんの方に気軽に参加していただき、秩父音頭まつりの櫓の回りで踊っていただけたらと思っています。」と長谷川さん。 
 ※7 秩父音頭まつり(皆野町観光協会ホームページ)
 浴衣で秩父音頭を踊る 【浴衣で秩父音頭を踊ろう!ツアーでは、自らも参加して楽しさを発信した。】

 最後に、「皆野町は「俳句のまち」ですので、まだ改修中ですが、「壺春堂(こしゅんどう)記念館」をご紹介したいと思います。」と、長谷川さんに現地を案内していただいた。
 壺春堂は、皆野町出身の俳人・故金子兜太(とうた)氏の実家で、兜太氏の父で秩父音頭の作詞をした俳人・金子伊昔紅(いせきこう)氏が開業したかつての医院。生前交流のあった著名な俳人の短冊・色紙をはじめ、数多くの貴重な資料が残されている。 
 壺春堂 【兜太生誕100年(令和元年9月23日)に際して一時公開された壺春堂内部】

 
 壺春堂を後世まで伝えるため、保存・活用するプロジェクトとして「兜太・産土の会」(※8)が発足し、賛同者から寄付を募り、現在、カフェスペースを設けるなど改修を進めている。
 記念館がオープンしたら、皆野町そして秩父地域でも注目の観光スポットになりそうで、期待が膨らんでいる。

 壺春堂カフェ 【記念館(改修中)のカフェスペースで金子桃刀さん(兜太氏のおい)と談笑する長谷川さん】
 ※8 ~兜太・伊昔紅の原点たる壺春堂を保存・活用するプロジェクト~(兜太・産土の会ホームページ)

 [取材日:2019年9月27日、記事公開日:2019年10月2日] ※ 掲載している情報は取材日現在のものです。

 

お問い合わせ

企画財政部 秩父地域振興センター 観光振興・産業労働担当

郵便番号368-0042 埼玉県秩父市東町29番20号 埼玉県秩父地方庁舎1階

ファックス:0494-24-1741

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?