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掲載日:2024年2月9日

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県立狭山工業高等学校「狭紅茶イベント班」が令和5年度「埼玉グローバル賞」を受賞しました

令和5年度「埼玉グローバル賞」(「世界への挑戦」分野)に、管内から埼玉県立狭山工業高等学校「狭紅茶イベント班」が選ばれました。

2月2日(金曜日)、知事公館で表彰式が開催され、知事から賞状及び記念品が授与されたほか、埼玉県と世界の懸け橋となる「埼玉親善大使」に委嘱されました。

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埼玉県立狭山工業高等学校は、これまでに1万2千人以上の卒業生を日本の産業を支える人材として輩出してきた、創立62年目を迎えた歴史ある工業高校です。

2017年から課題研究の一環としてスタートした電子機械科3年生の10名からなる「狭紅茶イベント班」は、生徒自らが製造に必要な機械を作り上げるなど、試行錯誤を繰り返しながら、狭山茶を使ったオリジナル紅茶『狭紅茶』*の開発に産学官連携で取り組んできました。

その地道な努力や絶え間ない熱意が実を結び、近年はお茶の国際コンクールで高評価が続出。令和4年度の「ジャパニーズティー・セレクション・パリ2022」審査員奨励賞受賞に続き、令和5年度はイギリスのUK Tea Academyが主催する世界のお茶の品評会「THE LEAFIES 2023」において特別賞を受賞。
まさに「世界への挑戦」を絵に描いたような果敢なチャレンジ精神をもって、埼玉県が誇る「狭山茶」を海外に向けて力強くPRしてくれています。

また、海外だけでなく地元のイベントで『狭紅茶』を地域の皆さんに楽しんでいただくなど、地域振興にも積極的に取り組んでいます。
さらに、『狭紅茶』の輪は近隣高校をも巻き込み、今では5校が連携してSDGsを意識した活動に発展しています。

将来の日本の産業を支える有望な人材が世界に触れるきっかけとなる意欲的な取組、そこから広がるつながりや新たな展開も含めて今後ますます注目です。

 *狭山工業高等学校の通称「狭工」と紅茶をかけて『狭紅茶』と名付けられたとのこと。

 

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埼玉県立狭山工業高等学校HP(別ウィンドウで開きます)

 

【埼玉グローバル賞の受賞者について】

「埼玉グローバル賞」について

埼玉県では、グローバルな舞台でのチャレンジや、地域と世界をつなぐ活動を行う個人・団体を応援し、その功績をたたえて「埼玉グローバル賞」を贈っています。

【埼玉グローバル賞について】

狭山工業高校を訪ねてきました

1月上旬、表彰式に先立ち狭山工業高校を訪問しました。

進路を決める大事な時期にもかかわらず、生徒の皆さん自らが紅茶づくりの機械の仕組みや製造工程をわかりやすく説明してくれました。
みんなで同じ工程の作業をやって進めるという方法ではなく、それぞれ専門の領域ごとに分業化が図られているとのこと。
しっかりと「ものづくり」をされているんだと終始感心させられました。

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1枚目:茶葉の萎凋(しおれさせる)工程を丁寧に説明してくれています。
2枚目:生徒自作の発酵機。これぞ工業高校だからできることですね!


協力する飲料メーカー直伝の淹れ方で『狭紅茶』を振舞ってくれました。
茶葉のいい香りが口いっぱいに広がり、キレのある芳醇な味わいでとても美味しかったです。

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1枚目:生徒自ら『狭紅茶』淹れてくれました。
2枚目:茶摘みからパック詰めまで生徒の手で行います。よーく見ると生徒の名を冠したパッケージも!?

狭山市長へ受賞報告を行いました

2月5日(月曜日)、狭山市役所で生徒たちから小谷野剛狭山市長に受賞報告を行いました。
報告の場にはジェトロ埼玉の内田所長も同席され、海外での広がりのある取組として今後の展開が楽しみです。

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生徒からは、国際コンクールの挑戦として「THE LEAFIES 2023」の特別賞受賞やSDGsを目指した5校連携事業などの活動について報告がされました。

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図の4校に「狭山特別支援学校 狭山清陵分校」が加わり、現在では5校連携事業となっています。
~図は狭山工業高校ホームページから引用~


また、この成果をしっかりと後輩達に引き継いでいくことを約束するとともに、令和6年度はイギリスとフランスの二つの国際コンクールに挑戦するという計画や将来的に自作の発酵機の製品化を検討中であることなど、今後の展望が語られました。

小谷野市長からは「狭山市発の世界に目を向けた若い世代の取り組みが栄えある賞を受賞したことを非常に誇らしく思う。これからの皆さんの活躍にも期待している。」との激励の言葉がかけられました。

「埼玉グローバル賞」の受賞、誠におめでとうございました。

お問い合わせ

企画財政部 西部地域振興センター 地域振興担当

郵便番号359-0042 埼玉県所沢市並木一丁目8番地の1 埼玉県所沢地方庁舎3階

ファックス:04-2993-1113

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