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掲載日:2023年8月14日

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株式会社フジムラ製作所

ICTを駆使してものづくりを「見える化」する

株式会社フジムラ製作所は情報通信技術(ICT)を駆使した「デジタル板金工場」です。見積りから製造、納品、フォローアップまでのすべての工程がデジタル化、ネットワーク化され、少量多品目を短納期で受注するというスタイルで注目されています。

大型モニター

↑大型モニターで作業を「見える化」

 

 

空調の効いた工場内には真新しいレーザー加工機、ベンダー、溶接機、バリ取り機、研磨機などが並び、すべての機械の進捗状況を大型モニターで見ることができます。整然とした事務室には、顧客との連絡をする事務スタッフや設計担当のスタッフがパソコンに向かって仕事をしていました。

同社の工場は周辺に3か所ありますが、顧客から問合せがあった場合、モニターを見れば作業がどこまで進んでいる、いつ仕上がるなどを即座に応えることができるそうです。また、ICT化によって高い品質の製品を安定して製造できることや、安定した見積額を提示することができるようになったことも顧客の信頼につながっているとのことです。

ネットワーク化された設備

↑ネットワーク化された設備

 

工場各エリアのモニター画面

↑工場各エリアの作業が大型モニターに映し出される

 

事務室でパソコンに向かう社員

↑全国各地の顧客からインターネットで注文を受ける

 

代表者の藤村智広さんは、2008年頃から本格的にICT化を進め、ものづくりの「見える化」に取り組んでこられました。今までの古い町工場のイメージを払拭したいという考えもあったそうです。社員の育成にも熱心に取り組まれ、高度な技能を持つ多能工が育っています。

こうした取り組みが評価され、同社は2019年に独立行政法人中小企業基盤整備機構の新価値創造賞特別賞を受賞しました。

藤村さんのおっしゃる「ネットで注文したら、すぐに届く、Amazonのような会社」は、ものづくりの中小企業というイメージを変えていくことでしょう。

 

株式会社フジムラ製作所

 

お問い合わせ

企画財政部 南部地域振興センター  

郵便番号332-0035  埼玉県川口市西青木二丁目13番1号 埼玉県川口地方庁舎2階

ファックス:048-257-0529

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