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掲載日:2025年6月12日
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埼玉県では、継続的に入職時から各所属でのOJTによるフォローのほかにも、継続した保健師の資質向上のため、「埼玉県自治体保健師のキャリアラダー」に応じた階層別研修を実施しています。このページでは、令和7年度の研修の実際の様子をご紹介します。
1年目~3年目の保健師をフォローする体制を整備するため、県・市町村採用に関わらず、入職後1~3年目の保健師を対象とした研修を実施し、県・市町村保健師の人材育成支援を図っています。
令和7年6月11日(水曜日)に保健師ステップアップ研修(ベーシック編)を開催し、県内各自治体から100名を超える保健師が参加しました。
行政保健師の保健活動に対する基本的な姿勢、保健活動の基礎となる相談の受け方について学ぶ講義のほか、入庁3~4年目の身近な先輩保健師の実践報告があり、新任保健師へのエールが送られました。また、新たなトピックスとして、AIを活用した新しい学びの形についての講義があり、実際の保健活動における活用方法について考えることができました。
また演習では、埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科の石﨑先生、柴田先生、伊草先生、菊池先生に御協力をいただき、保健師人材育成プログラムの活用方法について理解し、新任保健師それぞれが目指す保健師像の設定、今後の保健活動における目標設定をすることができました。グループごとの演習でも、活発に意見交換が交わされる様子が見られ、他自治体で活躍する県内保健師同士が交流する機会にもなりました。
参加者からは、「公衆衛生的な視点で地域を見て、課題やニーズを見つけるとともに、それらに対する解決に向け、具体的な支援を主体的に行うことの必要性が分かりました。」「キャリアラダーを活用し、自分自身が今どの位置にいるのか確認を行っていきたいです。」「今は個人支援を大切に展開して、後々は個人支援から集団支援に繋げていけるような保健師になりたいです。」など、研修を通して前向きな発言が聞かれていました。
写真:令和7年度 保健師ステップアップ研修(ベーシック編)の様子(令和7年6月11日(水曜日)開催)
※研修終了後掲載予定
※研修終了後掲載予定
保健師として本来の公衆衛生保健活動の視点を改めて認識し、業務を超えた課題検討を行い、健康課題解決に向けた積極的な観点を持つことを目的としています。
また、職位や所属を超えた意見交換を行い、多様な意見を踏まえ検討を深める能力を高めます。
※研修終了後掲載予定
保健師教育担当者(プリセプター)の役割から得られるプリセプター保健師経験を学び、保健活動に役立てる視点を学ぶとともに、保健師教育担当者(プリセプター)が悩みや課題を共有し、保健師教育担当者(プリセプター)としての意欲を向上させることを目的としています。
※研修終了後掲載予定
他の自治体での保健活動の展開から、複雑化かつ多様化する住民ニーズを把握する手法について学び、保健師に求められる視点と期待される役割を理解するとともに、前向きな地域づくりのための保健師としての活動展開と、期待される能力を理解することを目的としています。
※研修終了後掲載予定
管理的立場の保健師が自身の組織の活動を、根拠に基づいて推進する為のマネジメントの資質を向上することを目的としています。
※研修終了後掲載予定
社会状況の変化に応じた役割及び地域や所属の実情に応じた効果的・効率的な健康課題の解決を図る能力を獲得する必要性を認識し、地域や関係機関、関係部局と連携・協働できる力を高めることにより、県民の健康課題の解決につなげるとともに、近年採用される保健師の多様性を考慮した組織の在り方、人材育成の方法について理解を深める機会としています。
※研修終了後掲載予定