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掲載日:2025年2月17日

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キャリアアップのための支援について

入職後の派遣制度、自己啓発の機会について気になる方もいるのではないでしょうか。このページでは、職員大学院派遣、自己啓発等休業についてご紹介します。

先輩たちに聞く、自己啓発・派遣の経験

埼玉県では、自己啓発等休業、職員大学院派遣などの制度があります。

自己啓発等休業は、職員が自己啓発やスキルアップのために休暇を取得し、大学院などに通う制度です。

また、人事異動の中で定められた期間派遣に行き、埼玉県以外の自治体(市町村や国)で勤務、もしくは大学院で学べる機会があります。

実際の先輩方の声をご紹介します。

越谷市への派遣

県からの派遣者としては、「結び(つなげて)、拡げる」ことが大きな役割ではないかと思っております。鈴木さん

一例として、令和6年は、上記の取組実施後、市内大学と連携し(結び)、学生さんにボランティアとして協力をしてもらい、新たな2事業「若年層に向けたHIV・性感染症検査事業」「小児慢性特定疾病等児童自立支援事業(介護支援事業)」への挑戦をしています。

これら事業の目標は、地域への働きかけ(拡げる)です。

そのために、現在も市保健師の皆さんとディスカッションを上司に見守られながら納得いくまでおこなっています。

派遣者として、「結び(つなげて)、拡げる」こと、この役割をしっかり果たせるよう頑張りたいと思います。

保健医療政策課付 越谷市保健所感染症保健対策課派遣 鈴木洋子さん(写真前列右から3番目・2024.8掲載)

内閣府への派遣

現在入庁11年目の主任級の保健師です。

草加保健所→保健医療政策課(研修・国際協力・免許担当)→熊谷保健所を経て、R6年4月から内閣官房 内閣感染症危機管理統括庁に出向しております。名前のとおり感染症に関する司令塔の役割を担っており、最近のトピックスとしては10年ぶりの新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定を行いました。内閣府

様々な省庁や自治体等からの出向者が多く、また国ならではの業務も多いため、大変ですが学びの多い日々を送っております。保健所の感染症業務で得た知見を活用することができ、また改めて特措法や感染症法、(保健所では正直あまり確認していなかった)検疫法等の法律を学び直す良い機会となっております。比較的若い方が多いので適度に開催される懇親会でも親交を深めることができています。勉強の日々で大変ですが、統括庁で得た学びを埼玉県に帰ったときにしっかりと活かせるように頑張りたいと思います。

保健医療政策課付 内閣府感染症危機管理統括庁派遣 大竹佳さん(写真右から2番目・2024.8掲載)

 

厚生労働省への派遣

介護保険法に基づく介護保険サービスを所掌する部署に在籍しています。さわむらさん
高齢者福祉分野への保健師の配置は自治体により異なり、埼玉県では現状で配置がありませんが、高齢者の介護を社会全体で支え合うことは非常に重要なテーマの1つです。新たな学びを得る機会をいただき、楽しく、充実した日々を過ごしています。また、全国を対象として検討することで、これまで気付かなかった埼玉県の姿を考える機会にもなっています。
厚生労働省には、省の職員だけでなく、大学や自治体、民間企業の出向者もおり、多様な経験を持つ方々と一緒に仕事ができます。
立場や職種を越えて真剣に議論を深めることは非常に刺激的です。
私やほかの派遣者のように、埼玉県には新たなチャレンジをさせてくれる環境があります。
私のチャレンジを応援してくださった埼玉県や関係者の皆さま、家族に感謝をしつつ、引き続きよりよい施策を考えるとともに、帰任した際に役立てるよう、経験を積み重ねていきたいと考えています。


保健医療政策課付 厚生労働省老健局老人保健課派遣 澤村有香さん(写真左端・2024.7掲載)

大学院派遣研修制度の利用 

よこやまさん私は現在、県の大学院派遣研修制度を利用し、政策研究大学院大学 公共政策プログラム 医療政策コースに在籍しています。1年間で修士を取得するプログラムのため、授業や自身の研究で忙しくも充実した日々を過ごしています。

政策研究大学院大学の学生は全国の自治体職員や民間企業の方がほとんどで、授業では公共政策全般について学ぶことができます。また、留学生が学生の半分以上を占めており、授業や学内イベントで交流しながら、彼らのカルチャーや海外から見た日本の印象について知ることができます。保健師の学生は私一人なので、行政における保健師の在り方について客観的に見つめなおす機会にもなっています。政策

専門の保健医療分野についてはより深く、専門以外の知識も幅広く学びながら、研究成果を埼玉県の保健医療政策に還元できるよう、3月まで頑張りたいと思います。

 

 

総務部人事課付 政策研究大学院大学在籍 横山香衣さん(2024.7掲載)

 

自己啓発等休業制度の利用

きししたさん1令和5年4月から2年間、県の研究休職制度を利用して、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科看護学専攻の修士課程に在籍しています。こちらの大学院では、所属している看護学専攻の授業や研究に取り組みつつ、公衆衛生コース等の他専攻と共同の授業を履修したり、専攻を問わず学生や先生方と交流したりといったことができています。

今回休職制度を利用して大学院に進学したことで、これまで県の保健師として経験したことや学んできたことについて振り返り、今後保健師としてどのように社会に貢献できるか、改めて考えることができています。

例えば、研究室メンバーとして行政や住民組織と協働して研究活動を行う機会があり、どうすれば住民の健康を増進できるか考えたり、修士論文の研究を通して、保健師がより一層やりがいを持って活動していくためにどんなことができるか考えたりしており、忙しくもとても充実していると感じています。きししたさん2

この2年間で学んだことや経験したことを、埼玉県の保健師として今後も活かしていけるよう、引き続き学びを深めていきたいと思います。

 

 

朝霞保健所 岸下洸一郎さん(2024.7掲載)

 

川口市との相互派遣 

やまださん(2)温かく、風通しのよい中で仕事させていただいています。

日本語学校を対象にオリジナル漫画を使用した健康教育などの外国人対策や市内病院や他課と連携した感染症対策研修などは、市独自の事業であり、大変勉強になりやまださんます。

現在、性感染症検査の普及啓発に向けてポスターやチラシ、ティシュの作成、デザインを含め、周知方法を担当内で話し合いながら取り組んでいます。

コロナ前と比べ受検者が減ってきている現状がありますが、力を入れて頑張りたいと思います。

市での学びを県に戻ってから活かしていけたらと思います。

保健医療政策課付 川口市保健所疾病対策課相互派遣 山田愛佳さん(2024.7掲載・写真正面右から2番目)

お問い合わせ

保健医療部 保健医療政策課 研修・国際協力・免許担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4800

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