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掲載日:2023年11月1日

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シトラス税理士法人(川越市)

企業概要

 

名称 シトラス税理士法人
業種 学術研究、専門・技術サービス業
業務内容 税理士法人
所在地 川越市
従業員数 16人(男性6人、女性10人)
URL http://www.citrus-cta.com

感染症対策としてテレワーク導入を決めたきっかけ

新型コロナウイルスの流行により家から出ることすらままならない中、業務は中断ができないので、スタッフの安全を図りつつ業務を行うために全員が在宅勤務を行えるようにする必要を感じました。以前から介護や育児をされている方の時短勤務の為、また全員にとって通勤にかかる時間をなくす働き方改革も大切であると考えていた為、今のタイミングならスタッフ全員が在宅勤務について理解・協力してくれる良い機会だと思いました。世間が在宅勤務について当たり前のような風潮になったことも、事務所全体に在宅勤務を取り入れるきっかけになりました。

具体的な取組内容

元々所内用ノートPCが2台あったのですが、モバイルWifi 1台を交代で利用していました。新しく2台のモバイルWifiを契約し、在宅勤務者に貸与しました。その後12台のノートPCを購入して、12台のモバイルWifi のレンタル契約を行い、全員がセキュリティ対策を行った環境で在宅勤務を行えるようにしました。セキュリティについてはパスワード管理の大切さやインターネット環境の重要性について所内研修を行いました。また在宅勤務日が偏り、出勤者の電話対応や来客応対の負担が大きくならないように、3つの班を作り、その中で在宅勤務日のスケジューリングを行い、出勤者の負担が多くなりすぎないように配慮しました。書類の持ち運びについては、全員に在宅勤務用のカバンを貸与しています。また出勤者と在宅勤務者は全員がチャットワークで連絡を取り合う事ができます。

取組の効果

通勤にかかる時間がなくなったことによって、時間が有効に使えるようになったとの意見が一番多かったです。また、自分のペースで時間にメリハリをつけて業務に取り組めるようです。全員にチャットワークを導入して使ってもらうことができ、ITリテラシーが向上しました。在宅では紙ベースではなく電子データで資料を確認するなどデジタル化も進みました。

テレワーク利用者の声( 牛見氏、榎本氏、富田氏)

実施した業務

・会計ソフト及びエクセル入力、数字のチェック
・研修動画視聴
・クラウド会計のA社 銀行口座連携・自動入力ルール設定
・チャットワークの社内連絡
・顧問先の給与明細確認
・グループウエア管理
・会計データの作成作業、クライアント先への提案資料の作成 など

感想

当初は自宅だと業務に集中できないのではないかという懸念があったが、業務開始時については、始業時間を決めているためすんなり業務に入ることができた。出社時にはその日に予定している作業以外にも、電話対応等他の業務に時間を取られることも多いが、在宅の場合は予定した業務のみに取り組むことができるため、予想以上に捗ることも多い。逆にいったん集中が切れると戻すのに時間がかかってしまう。特に昼休憩に区切りのいいところで入るため、午後は開始時間がまちまちになり、朝に比べると業務開始があいまいになって集中するのに時間がかかる。
在宅の場合、すべての資料が手元にあるわけではないので、どうしても途中資料の不足で業務がストップすることもある。紙の資料も多いため、現状必要書類をもれなく揃えるのは難しいが、資料のデジタル化をすることで在宅時の効率を上げていきたいと思う。また、普段から在宅でも効率よくできる作業を区分けしおくことで、在宅と事務所内とそれぞれ効率よく業務を進めていきたい。

通勤している時間を省略できるため、ゆとりを持って仕事に取り組むことができています。在宅勤務の際は、専用スペースを作成して仕事とプライベートにメリハリをつけるようにしています。

満員電車勤務や移動にかかるコストなどに関して、肉体的な疲労やストレスを削減できました。業務を遂行する集中力を高く維持でき、業務効率や生産性の向上を改善できました。
 

経営者・管理職からのメッセージ

仕事をするコバトン

シトラス税理士法人  荻野 雄次 様

在宅勤務は導入時に配慮することが多く、またせっかく導入しても業務内容や労務管理の対応で最初は大変に思うことが多くあるかもしれません。しかし、ルールさえしっかり作ってしまえば「働き方改革」「デジタル化」「生産性の向上」ができるという、企業が求められている多くの課題のキーワードの解決となり得ると実感しました。

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産業労働部 多様な働き方推進課 働き方改革推進担当

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