掲載日:2023年11月1日

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Cafe&Dining ARISTAR(越谷市)

企業概要

 

名称 Cafe&Dining ARISTAR
業種 飲食業
業務内容 調理した料理の店舗内提供と、タピオカドリンクのテイクアウト
所在地 越谷市
従業員数 6人(男性1人、女性5人)
URL http://www.c-aristar.jp

感染症対策としてテレワーク導入を決めたきっかけ

新型コロナウイルス感染拡大防止対策は今後も数年にわたって続くことが想定されるので、飲食業からテレワークを活用できる新しい業態へ事業転換することを考えていた。そこへ専門家のアドバイスをいただきながらテレワーク導入をサポートしてくれる県の制度を偶然見つけたので、導入のタイミングとして今しかないと思ったことが今回導入しようと決めたきっかけです。
また、新規事業でのテレワーク導入に向けた前段階として、既存の飲食事業においてもテレワークが可能な業務は、スタッフの通勤の負担を考えて在宅に切り替えたかったことに加えて、飲食店は生産性が良くない業種と考えられているため、ITを導入し少しでも効率的な働き方をすることで、生まれた時間を収益向上や新しい事業展開に向けた時間に充てたいと考えたからです。

具体的な取組内容

新メニューの開発
・女性に人気のメニューで周囲の飲食店で提供していないもの
・既存のメニューに組み込んでもオペレーション上、問題なく提供できるもの
・原価と提供価格が既存メニューと乖離しないもの
・実際に提供している店舗調査(盛り付け例、使用食材、価格相場など)
以上のような観点から、スタッフと画像のやり取りや参考WebページのURLをSlackに貼り付けたりしながら新メニューについてWeb会議を行い、その後にメニューの試作を実施した。また、新メニュー導入にあたってGoogleドキュメントでメニュー表のテンプレート作成と、クラウド上でファイルの共有・編集方法のレクチャーを行った。

取組の効果

・Slackが情報交換するツールとして非常に使いやすかったので、意思の疎通がうまくいった。
・他に遠隔でできる業務はないかと、業務内容を改めて見直すきっかけとなった。
・テレワークを活用して、今後新しい事業を進めていくにあたって手ごたえを感じているとともに、関わるスタッフのモチベーションがアップしたように感じる。

テレワーク利用者の声( 飲食部門責任者 K氏)

実施した業務

・新メニューの考案、具体的な取組み内容の決定
・メニュー表作成→ファイル共有と編集方法レクチャー
・新メニューの試作

感想

コロナ感染者が増加するにつれて、交通機関での感染リスクを少なくするため、なるべく通勤する必要のない者は在宅で済ませたいと考えておりました。実際にテレワーク導入が決まったことをオーナーから伺ってから、店舗で行う業務が果たしてテレワークに適するのか、また自分のスキルで対応できるのか不安でしたが、行ってみての感想は「できることはテレワークで」と思うようになりました。教えていただいたSlackやZoomでのやり取りは慣れるまでは苦労しましたが、LINEなど使い慣れているアプリの機能とさほど変わらなかったので、時間や場所を選ばずリラックスして働くことができて、やり取りの中から色々とアイデアも浮かんできました。無駄なやり取りは極力なくすよう心掛けたので、Webミーティングでの意思決定も早く、また自宅だとPC作業も効率的に進められるので仕事がはかどる感じがしました。今後は新しい事業を進めながらテレワーク化をさらに進めていきたいです。

経営者・管理職からのメッセージ

仕事をするコバトン

Cafe&Dining ARISTAR 渡部 孝則 様

テレワーク導入に関して接客業ではうまく実施できないと感じていたものの、業務内容全体の再確認をしたのちに、オンラインでできそうな業務についてSlackやGoogleドキュメントといったツールを使ってテレワークを実施してみると、接客業であっても、在宅でできる業務が多いことがわかりました。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、スタッフの感染リスクを軽減するために、飲食店においても可能な範囲で在宅ワークへの移行は必須であると思います。在宅ワークを実施するにあたって、就業規則の記載や勤怠管理の徹底など、制度的な整備を行うことで従業員の安心感にもつながったように感じるので、今後従業員の長期雇用や生産性向上へのきっかけになってくれると嬉しいです。

お問い合わせ

産業労働部 多様な働き方推進課 働き方改革・テレワーク推進担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

電話番号:048-830-3960

ファックス:048-830-4821

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