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掲載日:2021年7月26日

病院長のごあいさつ

 

 2021年4月より、埼玉県立小児医療センターは新たに発足を致しました地方独立行政法人埼玉県立病院機構に移行致しました。これまで県民および地域医療関係者の皆様から頂いて参りましたご支援に感謝申し上げるとともに、引き続き県民の皆さんのご期待に応えていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 当院の沿革を申し上げると、1983年に全国でも5番目の小児病院として岩槻区に開院しました。その後の小児医学医療の進歩に対応し、さらに地域の期待に応えるために、2016年には現在の新病院がさいたま新都心に開院しました。30年以上にわたり埼玉県内では唯一となる小児医療専門の第三次医療施設として、質の高い小児医療ならびに地域と連携した小児保健・発達支援活動など、こどもの目線で提供して参りました。

 当センターの理念は「For the future, for the childrenこどもたちの未来は私たちの未来」です。我が国をはじめ多くの国々では少子化が進行しており、少ないこどもたちを健全に育てることが社会の将来を考える際に大きな課題となっています。高齢者医療に注目が集まりがちかと思いますが、社会の未来はこどもたちにかかっており、当院の理念の重要性はさらに増してきております。当センターは、小児医療と保健の面から、こどもたちとそして社会の未来を支える役割を担っています。

 当センターでは、高度で専門的な医療を提供するために内科系外科系の小児新生児医療の専門家が根拠に基づいた医療を提供しております。特に周産期医療については、隣接するさいたま赤十字病院と緊密に連携をとり、総合周産期母子医療センターとして母体・胎児・新生児のあらゆる疾患に対応できる周産期の三次救急医療機関としての役割を担ってきております。体重数百グラムといった超低出生体重児の診療や、新生児期の心臓・消化器等の多様な疾患に対する外科的な治療を積極的に行っております。

 小児救命救急センターは、3次医療機関として、365日24時間体制で地域が安心できる小児救急医療を地域医療機関に協力いただきながら実践しております。当センターの各部門の力を結集したチーム医療を行い、小児集中治療室を中心として高度医療を進めてきております。また、こどもの成長と発達にとって必要な保健・発達支援などの幅広い活動も行ってきております。

 さらに国の小児がん拠点病院として、小児がん治療のための無菌病床を設置するとともに、がんゲノム医療連携病院の指定による最新のゲノム医療や、最新の遺伝子治療の導入なども進めてきております。2019年度より新たな取り組みとして移植センターを開設し、さいたま赤十字病院と協力して小児の生体肝移植を開始しております。

 病院内には、ご家族の滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウスさいたまが配置されており、入院中の患者さんのご家族にはご利用いただいております。学童は、併設されているけやき特別支援学校で、治療中も途切れなく教育を受けることが可能となっており、こうした療養環境にも配慮をしております。

 当センターは、独立行政法人に移行した後も、これまで同様に患者さんとそのご家族のための医療に邁進して参ります。今後の円滑な運営には、患者さんとそのご家族のご理解とご協力が不可欠ですので、どうかよろしくお願いいたします。

 また当センターのこれまでの歴史は、地域医療機関はじめ関係機関の皆様のご指導・ご協力の賜物でもあり深く感謝申し上げます。独立行政法人に移行しましても当院の役割に変わるところがありません。引き続き当センターは小児の健康と保健を支える「最後の砦」として皆様の期待に応えられるように努めて参りますので、ご支援を賜ります様よろしくお願い申し上げます。

 

2021年4月

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター病院長 岡 明

 

 

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

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回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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