1 事業の概要
埼玉会館は昭和41年の開館後、平成16年に耐震改修工
事が行われた以外は本格的な改修工事がされていないた
め、経年劣化が著しくなっている。そこで、平成27年度
〜28年度にかけて全体改修工事を実施するものである。
(1)埼玉会館改修工事費(平成28年度分)
4,771,276千円
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5 事業説明
(1)事業内容
埼玉会館改修工事費(平成27年度分) 660,609千円
埼玉会館改修工事費(平成28年度分) 4,771,276千円
(2)事業計画
平成27年度
・埼玉会館改修工事の中で、天井・壁・アスベスト・既存設備撤去等を行う。
平成28年度
・埼玉会館改修工事の中で、新規設備の設置、天井・壁の仕上げ等を行う。
(3)事業効果
・埼玉会館は昭和41年の会館であり、経年劣化が著しい。全体改修工事を行うことで、文化施設としての機能を維持
し、利用者の安全安心を確保できる。現在、全体改修工事の設計を進めている。
・改修工事を行うことにより、建物躯体の寿命を大幅に延ばすことができる。元々、コンクリートの上にタイルを
張っている埼玉会館の構造は、コンクリートの劣化が抑えられている。今回の改修でタイルが浮いている部分
や劣化しているコンクリートの補修を行うことで、長期間の使用が可能となる。
・設備については、空調・給排水・電気関係を中心に更新する。これにより、効率的な空調が可能になるなど、維持
管理経費の軽減も可能になり、指定管理委託料の削減を見込むことができる。
・今回の改修は、著名な建築家である前川國男氏の設計を生かしながら行う。外観は従来の埼玉会館の特徴を維持
し、建物内部や設備関係は最新のものにする。前川國男氏の設計では木村産業研究所(1932年)と国際文化会館
(1955年)が国登録有形文化財に指定されており、埼玉会館も指定を目指したい。
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