1 事業の概要
県北地域や秩父地域等では依然として救急科や小児科
をはじめとする医師不足の状況が続いている。
そこで、医師不足により診療体制を維持することが困
難な病院の医師確保を支援するため、大学医学部に寄附
講座を設置し、指導医等の支援を受けることにより医師
の確保・養成を図る。
また、県立小児医療センター等の小児科医等を医師確
保の困難な地域の拠点病院等に当直医等として派遣する
ことにより、救急医療体制の強化を促進する。
(1)寄附講座運営支援事業費 65,000千円
(2)医師派遣事業 58,829千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア 寄附講座運営支援事業 65,000千円
医師不足により診療体制を維持することが困難な病院が関連医大に寄附講座を設置し、医療課題を研究すると
ともに、その関連医大から指導医等の派遣を受けることで、医師の確保、養成を図る。
イ 医師派遣事業 58,829千円
(ア) 雇用人数 10人(県立小児医療センター雇用人数:5人、大学病院等雇用人数:5人)
(イ)派遣回数 年間298回
(2)事業計画
ア 寄附講座運営支援事業費
済生会栗橋病院、国保町立小鹿野中央病院、国立病院機構埼玉病院、国立病院機構西埼玉中央病院の関連医大に
寄附講座を設置するための経費の一部を助成する。
イ 医師派遣事業
県立小児医療センター等の小児科医等を医師確保の困難な地域の拠点病院等に当直医等として派遣することによ
り救急医療体制の強化を促進する。
(3)事業効果
ア 寄附講座により医師が派遣された国立病院機構埼玉病院における小児科患者受入状況
年間の小児科入院患者数 (寄附講座設置前)H23 1,014人
(寄附講座設置後)H24 1,239人⇒H25 1,439人⇒H26 1,437人
イ 県立小児医療センターの小児科医の当直派遣により、熊谷・深谷、児玉地区の小児二次救急輪番空白日2日解消
(4)県民・民間活力、職員のマンパワーの活用、他団体との連携状況
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