インタビュー・コラム

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掲載日:2023年7月19日

K.Kさん 埼玉県女性のデジタル人材育成講座修了者

女性デジタル河口薫2

プロフィール

名前:K.Kさん
年齢:40代
 
令和4年度に「埼玉県の女性のデジタル人材育成講座」を受講。令和4年内の就職を目標として、受講しながら就職活動を実施。東京都内の大手情報通信会社に派遣社員として令和4年12月に就職。現在、講座で取得した知識・スキルを生かしシステムエンジニアのアシスタントとして、日々の営業データの分析支援や、RPAツールを使用した新たなツールの作成などの業務を担当している。

〇受講講座〇
基礎講座を修了
「データ分析、業務効率化マスターコース」の応用講座、実践講座・業務体験<第1期>を修了

受講しようと思った理由

大学卒業後、旅行会社に約10年程度勤め、その後、転職して30代後半までフルタイムで働いておりました。その後、少し体調を崩してしまった期間を経て、ここ最近の約4年程度は週3日のパートタイムで働いておりました。この間、業務の中でExcel(関数やグラフ作成等)を使うことはありましたが、もっと最新の情報に触れながら自分を高めたい!フルタイムで週5日働きたい!と思うようになりました。

ただ、会社員として働いていた時から世の中が大きく変わっていたり、40代という年齢だったり、コロナ禍で仕事のやり方が変化していたりと、環境が大きく変わっている中での就職は不安もあり、様々なことを考慮して、まずは派遣社員として就職して世の中の状況等をあらためて知ることが大切であろうと考えました。

そして、就職活動サイトを見ている中で、派遣社員の時給はスキルに比例しているのであろうということが分かり、最近ではどのような新しいスキルがあり、どのようなスキルが多くの場から必要とされているのかを知るために、再びデジタルスキルについて勉強し直そうと思いました。インターネット検索で「リスキリング・スキルアップ・自宅・オンライン・埼玉県・女性」などで調べた時に一番上に埼玉県の女性デジタル人材育成講座が出てきて、「これは私が求めていたものだ!」と思い受講しました。

基礎・応用講座はどうでしたか?

基礎講座は、ある程度ベースはありましたが、感覚で知っていたものを講座として理屈で知るというのは自分にとって再確認になりましたし、最新の機能などを知る機会にもなったのでとても良かったです。

応用講座は、忘れてしまったところをもう一回視聴したり、エキスパートのテキストを自分で購入して勉強していたのもあり、複数の内容を並行して視聴したりしていました。

実践講座・業務体験について

実践講座・業務体験の受講時期は、転職を見据えつつもパートで週3日働いていましたので、最初のうちは、ライブ配信が聞けない時は何とか時間を生み出してアーカイブ配信で受講する状況でした。1回見逃すと次の講義が分からなくなってしまうと思ったので、倍速でもいいから視聴するように頑張りました。

先生はとてもやさしく、受講者全員を置いてきぼりにしないようにフォローがしっかりしていたと思います。ただその反面、講座を進めていく中で待ち時間はちょっとあったかなと思いました。受講者はパソコンスキルにばらつきがあるため、例えば、「皆さん準備はできましたか?挙手してください。」などの質問が頻繁にあり、準備が出来ていないとちょっと待ち時間があったりしました。なので、はじめはZoomライブで受講していましたが、途中から自分のペースでできるアーカイブ配信で受講するやり方に変えました。Zoomライブでやるかアーカイブ配信でやるか自分で選択できるのはとても良かったと思います。アーカイブ配信だと、自分の聞きたいところをもう一回見られますし、仕事で見られなかったときも視聴できるので。

受講者のお互いの顔は見られませんでしたが、いろいろな方がきちんと学ぼう、一生懸命ついていこう、という感じで努力しているのが本当に伝わってきて、「私も負けないように頑張ろう」とすごい励みになりました。

就職活動をするにあたり工夫したことを教えてください

(1)自分の売り込みキーワードを決める

パートタイムで働いてはいましたが正社員とは違い、会議もなく、決められた仕事だけをやるような感じであまり外の世界に触れず、しばらく最新の社会から離れている状態(浦島太郎状態)だったので大丈夫かなと不安はありました。そうした不安を解消するためにも、まずは現在の世の中の状況等をあらためて知ることが大切であろうと考え、過大な負荷がかからない中でそうしたことが実現し得る派遣社員として働くことを選択しました。世の中の状況等を知ることと同時に自分の能力を高めていくことを目的に派遣社員として働くとしたら、派遣社員を採用するような大手企業になるであろうと考えました。大手企業となると最新のデジタルツールやシステム等、あらゆる面で最新のものが取り入れられているだろうと思いましたので、そうした企業はデジタルスキルの観点からどのような業務を行っているのであろうかということを勉強する際には意識するようにしてみました。就職にあたり年齢で落とされるかもしれないという不安もありましたが、せめて選考の最初の土台にはのりたいと思い、そのためには職務経歴書や面接においてPRできるキーワードが必要ではないかと考え、以前に独学で勉強していた「Power Automate Desktop(パワーオートメイトデスクトップ)※」をPRのためのキーワードにしようと決めました。

※業務効率化を目的としたRPAツールであり、自動ワークフローを簡単に作成できる。

(2)派遣会社の担当者には直接会うことにこだわる

今はインターネットですぐに派遣会社に登録ができたり、面談もオンラインでできたりしますが、私は派遣会社の担当者に自分を売り込むためには、とにかく会って話をすることが必要であると思い、対面で面接をしてもらいました。自分の人となりを直接担当者に伝え、オンラインでは伝わらないであろう言葉ではない顔の表情等に現れる熱意もしっかりと伝えたくて、直接会うことにとにかくこだわりました。

(3)令和4年中に就職することを目標に

就職は今年中(令和4年中)にしたいと考え、9月頃から就職活動のイメージをしていました。実際は講座を受けて気持ち的にもスキル的にも自信につながっていた10月に派遣会社に登録し、どんな求人が自分のところに届くのかを探っていました。受講中に求人の連絡が来ることになったことから、受講と就職活動を並行して行うことになりました。

現在の仕事について教えてください

現在は大手情報通信会社の営業推進部に所属しており、商品販売実績を管理するために各種プログラムを作成するシステムエンジニアの補佐として、複数のデータベースから数字の集計やグラフ化するためのプログラムの修正を行うとともに、実際に数字の集計作業やグラフの作成等を行っています。具体的には、上司のシステムエンジニアと情報を密に連携して、どのようなアウトプットがベストなのかを意識してVBAのコード変更やアクセスのクエリの追加などの修正を行うとともに、それらを活用しながら数字やグラフの目的が分かりやすく伝わることに重点を置いて数字の集計作業やグラフの作成を行っています。

そうした中で、業務の効率化のために「Power Automate Desktop」の知識が活かせそうだと感じることがあり、上司に「Power Automate Desktop」について話したことがありました。「今絶賛勉強中で、こういうのがあるんです」と。そうしたら、「ではそれでやってみていいよ。出来たら見せて」と「Power Automate Desktop」を活用した業務の効率化に向けた取組みについて了解してくださり、作成してみた「Power Automate Desktop」によるツールを報告してみたところ、「いいじゃん!!これ社内でも使えそうだね!」「社内の同じような仕事を自動化できるね」という話になり、実用化に向けて準備を任せていただけることになりました。今は通常の業務に加え、日々の業務を効率化するために「Power Automate Desktop」を活用した取組みの実用化に向けて準備をしている最中です。

自分のやりたいことをやらせてくれて自分の能力を高めることができ、そして現在の世の中の状況等を日々の業務の中から知ることができる職場に出会え、自分が一番理想と考えていたような職場に就職することができました。

また、現在働いている大手情報通信会社は完全にリモートワークです。通勤時間がなく、通常は9時30分から18時15分までの勤務時間ですが、上司の許可を得られれば前後に勤務時間をずらすこともできます。もしかしたら、週3日のパート勤務の時よりも、自分に合った働き方が出来ているのではないか、と思うくらい、融通の利く働き方ができています。

                                      仕事風景

今後のキャリアプランを教えてください

今の会社は、派遣社員として3年は働けますが、その後については未定であり、あらためて就職活動することも今から意識しています。新しいトレンドは何なのか、どのようなニーズがあるのか、次はどのキーワードで就職できるのかということを、今から日々意識しながら備えているところです。また、現在勤務している大手情報通信会社は最新のデジタルツールやシステム等が取り入れられているので、どこかのタイミングでまだ使ったことのないそれらのツール等を使ってみたいと上司に相談し、今の職場で学べることを最大限に活用して自分のスキル向上につなげていきたいです。

                                       女性デジタル

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