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掲載日:2020年10月26日

合同会社ままのえん 小林さん

今回ご紹介するロールモデル

coment_img合同会社ままのえん 代表 小林さん

「子育て期のママたちのスキルや能力が眠ったままなのはもったいない!」

合同会社ままのえんは、『子育てしながら自分育て』をコンセプトに、ママたちが毎日をイキイキと過ごせるよう講座やイベント開催など様々な取組をしています。
代表の小林さんは主婦から起業した二児のママ。専業主婦時代に感じた想いを原点に、子育て期の女性たちが自分らしく輝ける社会を目指して日々奮闘する小林さんにインタビューしてきました。

小林さんの経歴を教えてください。

大学卒業後、(株)ナムコに就職しました。営業の総合職として三重、岐阜の店舗に勤務、スタッフ職から徐々に立場をステップアップしていきました。ショッピングセンター内の店舗で店長を務めた時、今につながる経営的な感覚に触れることができたと思っています。
結婚を機に退職、東京都足立区へ引越し、長女を出産しました。そのまま、当時憧れていた専業主婦になりました。長女が1歳の時にさいたま市へ転居、7年余りを専業主婦として過ごしました。
アルバイトやパート経験を経て、長女が7歳、長男が4歳の時、起業しました。

起業のきっかけは?

専業主婦として子育てをする中、様々なことを考えてきました。子どもは可愛いし、子育ては楽しい。でも、社会の中での自分の役割が見えない。なんとなく不安と焦りを感じていたんです。この息苦しさ、後ろめたさは何なんだろう…?と。
一方で、移り住んださいたま地域はボランティアサークルなどがたくさんあり、子育て中の女性がとても元気だと感じました。でも、ほとんどが無償の活動のため、せっかく良いことをしていても続かず、スキルや能力を持っているママたちが疲弊し、辞めていってしまうという状況があったのです。とてももったいないと感じました。
継続するためにはやはり事業性を持たせないといけないと強く思いました。
こうしたことから、子育て中のママたちを支援したい、ママたちの居場所づくりをしたいと思うようになったんです。「起業」という選択肢も自然と出てきました。
そんな時、さいたま商工会議所の小林さんから支援をいただき、内閣府の「コミュニティビジネス起業プランコンペ2011」に応募したところ、優秀賞を受賞することができました。
実は、このコンペには賞金があったんです!家計に絶対迷惑をかけたくなかったので、これを元手に起業することができました。

起業する上で苦労したことは何ですか?

子育てしながらだったことですね。主人にも協力してもらいましたが、やはり大変でした。また、経営学的な知識やビジネスセンスといった下地がない状態だったことも苦労しました。全部、主婦のお財布勘定でやろうとしちゃうんですよ(笑)。経営学的な考えや発想の転換など、いまだに苦労しています。経験が浅いところでの起業だったので、例えば、長年組織で経営や人事をやってきた方が退職後に起業するケースとは違うんですよね。

起業する上での旦那様からのフォローはありましたか?

起業すると言った時「ボランティアにはするなよ」と言われましたが、いい意味でプレッシャーを与えてもらったと思っています。やるんだったら本気でやるぞ!と腹をくくりました。
起業そのものや事業の中身に対するサポートはありません。その代わり、子どもたちのサポートは本当によくしてもらっています。いつの間にか家の掃除や洗濯が終わっていたり、ごはんをつくってくれたり…。今年は埼玉県ウーマノミクス課の「女性就職応援セミナー」を受託することができて、特に忙しくなったので、色々と応援してもらっています。

子育てしながら仕事する上で工夫していることは?

仕事では「代替」が効くようにしています。私でなくとも…、この場所でなくとも…、この人でなくとも……大丈夫!という状態を作っておきます。
家事などを抱え込みすぎないことも大事かと思います。我が家は子どもたちにも協力してもらっています。小さい時から「お母さんはこういうことをしているのよ」と伝えてありますし、「仕事でお母さんがいる場所」にはバスと電車を乗り継いで自力で来られるようにしてあります。ご飯も自分たちで炊けますよ。私も主人の両親も遠方で頼れる状況にないことから、子どもたちにもがんばってもらっています。
もちろん、本当にどうしようもない時は信頼できる友人に頼むこともあります。逆に私が預かることもありますし、生活を応援してくれる友人や地域コミュニティはとても大切にしています。ママたちから納得や応援を得やすいことを仕事にしている、というのもある意味強みになっているかもしれません。

子どもたちは働くママをどう思っているのでしょう?

「ママの夢は何?」「ママはなんでこういうことをしているの?」「ママはままのえんで何がしたいの?」と聞かれた時はドキッとしました。そういう疑問を持つところまで成長したんだなあ、とうれしくもありましたが。
土日に仕事があると、手伝えることがあったら行きたいと猛アピールされます。私と居たいというのもあるでしょうが、周りに面白い人が集まるから楽しいのでしょうね。子どもにも良い刺激を与えられているのかなって。
今年は特に、長女がさいたま市主催、早期起業家教育事業の「さいたまあんとれすくーる2014」(起業家精神を養うことを目的とした活動)に参加しているので、ちょっとした経営の話ができることはとても楽しいですね。娘からの質問に、ママには分からないよ~ではなく、これはこういう仕組みでお金を儲けているんだよ、というようにきちんと娘に向き合えることは、ママ兼経営者である私ならではの楽しみ方なのかなと思っています。

小林さんの夢はなんですか?

個人的な夢は、10年後、20年後に、全国各地に元気なママを増やすために講演活動をすることです。その土地の美味しいものを食べて、人々と交流して地域を活性化させたいなと。
あと、自分の経験を本にしたいです。どんなに苦しい状況であっても夢は実現できるんだというメッセージを実体験を元に伝えたいですね。何か困難なことがあっても「あ、コレは本のネタになるぞ!」と思って耐えられますよ(笑)
会社を大きくすることはあまり考えていません。今の規模で十分なんですよね。元気なママたちが自分の持っているものを発揮できるような手助けを続けられたらよいと思います。また、ままのえんのような団体が日本にたくさんできるようなお手伝いもしていきたいです。

ままのえんの今後の展望について

女性たちが環境に左右されずに自分らしく、持っている能力を生かせ、かつそれが収入につながるような場づくり、社会を作っていきたいです。
現在のところ子育てや介護の問題は女性ばかりの負担となっている場合が多いです。今後、介護離職も切実な問題となってくるでしょう。ままのえんでは在宅勤務と組み合わせるなど柔軟な働き方ができますので、そうしたロールモデルを子育て中のママたちで作って、社会へ発信していきたいとも思っています。

小林さんの気持ちの原動力は何ですか?

良く聞かれるのですが、何ですかね~。モチベーションの維持とも少し違いますし、使命感という言葉もしっくりきません。
今やっていることに対して「私はこれだ!」と思っている、というのが正直なところです。天職といいますか、自分がやりたいことそのものをやっているから気持ちの迷いがないのだと思います。
子どもたちが大きくなったときに自分と同じ思いをさせたくない、という意識もあります。自分が感じた働きづらさや子育て中は何もかも我慢しなければならないの…?といった気持ちが出てこないような世の中にしなければと思います。
あと、私はポジティブ思考&解決思考型の人間ですね。何かにぶつかっても逃げたり手放そうとは思わないですし。私、勝たなくてもいいんです、負けなければ(笑)。

男性に負けたくないという気持ちはありますか?

ナムコ時代はありましたが、今は全くないです。男性は男性の良さがありますし、尊敬するところはたくさんありますよ。逆に、男性の方がかわいそうかもと思うことがあります。男性の方が会社や稼がなきゃという思いに縛られて、もしかしたら好きなことができていないんじゃないかと…。母になったこと、色々な方々との出会い、本当にやりたいことに巡り合えたから、このように気持ちが変化したんでしょうかね。

女性たちへメッセージをお願いします!

自分にはできないとか、やる前から諦めないでほしいです。それは本当にもったいないことです。自分を縛っている殻をまず取り払うことから始めてみてください。一人で無理なら周りを巻き込んで!そうすると道が開けてきます。
女性だから…ママだから…とかで決めるのではなく「一人の人間として自分はどうしたいのか」ということを大事にしてほしいです。そうした選択は大変ではありますが、自信を持って納得した道を歩んでいけると思います。
もやもやしている方は、ぜひ一度、ままのえんへお越しください!

会社紹介

合同会社 ままのえん

  • 所在地
    〒330-0081
    埼玉県さいたま市中央区新都心2-2
  • 社員数
    2名(女性2名) パート2名
  • 業種
    その他の事業サービス業
  • 事業内容
    プロモーション事業、講座・イベントの企画運営、 起業ママ向けサポート、託児サービス
  • URL
    http://mamanoen.net/

お問い合わせ

産業労働部 多様な働き方推進課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4821

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