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掲載日:2023年5月16日

外傷診療科

外傷診療科のご紹介

外傷診療科とは

重症小児外傷診療の基本戦略は成人外傷への対応と同様である部分と、小児特有の解剖・生理学的変化に基づいた判断をすべき部分が混在します。さいたま赤十字病院との円滑な連携による病院前救護(ドクターカーシステム)及び搬送を経て、最重症の多発外傷例は協働による初期診療を行っています。

重症単独頭部外傷例や乳幼児など専門性の高い全身管理を要する小児外傷例は、当院ERへ収容、外傷初期診療、迅速かつHigh Qualityの画像診断、緊急治療介入、さらに潤沢なPICU設備を駆使した全身管理を行います。また各専門診療科における外因性救急疾患やマイナーインジャリーについて対応し、各科との協力による診療を達成しています。

成長や発達に影響する機能評価を早期かつ随時実施しながら、救命から救命後の良好な機能を治療ターゲットとした管理を行います。特に乳幼児期に発生頻度の高い頭部外傷に対しては、脳神経外科と協働して質の高い治療を目指します。

対象疾患

脳神経外傷全般(頭蓋頚椎移行部、頚椎・頚髄損傷を含む)

  • 重症頭部外傷に対する急性期対応(緊急手術)
  • ICPモニタリングを駆使した積極的神経集中治療の実践
  • 高画質な神経放射線学的診断
  • リアルタイムな電気生理学的モニタリング
  • 虐待による頭部外傷(Abusive Head Trauma:AHT)への積極的治療
  • 単純頭蓋骨骨折や脳振盪の外来フォローアップ
  • 総合診療科との連携による高次脳機能評価とフォローアップ

多発外傷への対応

さいたま赤十字病院ワークステーションとの協働により、小児救急事例への病院全対応を行っています。3次救急選定を受けた小児外傷例は、まずさいたま赤十字病院Hybrid ERに収容され全身評価を受け、適宜IVR等の介入により呼吸循環安定化が図られます。外傷診療科は要請に基づき、小児特有の視点から初療への参加及び助言を行います。またSCMC収容の判断や実際の搬送を行います。

各診療科における外傷および外因性救急疾患への対応
(各臓器損傷、骨折全般、皮膚挫傷や皮膚剥奪創、熱傷、中毒、異物など)

外科、整形外科、形成外科、皮膚科の指導助言を受けながら診療を進めています。また、耳鼻科、眼科など専門性の高い対応を要する外傷性疾患についても対応しています。いわゆる小児のマイナーインジャリーの応需可能な施設が稀少な中、専門診療科の潤沢なバックアップを基盤にして対応できることも小児救命救急センターの重要な役割です。

治療方針

救急外来(ER)、小児集中治療室(PICU)にそれぞれ敷かれたホットライン回線により、24時間体制で外因性疾患の受け入れを行います。小児を専門に診る外傷診療科ですので、患者様本人や保護者の精神的・肉体的苦痛や不安をなるべき軽減できるように、チーム一丸となって努力して行きます。

スタッフ紹介

外傷診療科 科長

外傷診療科科長荒木尚の写真荒木 尚

(略歴)

  • 1992年:佐賀医科大学卒業
  • 1992年-1999年:佐賀医科大学脳神経外科、日本医科大学附属病院、埼玉医科大学総合医療センターにて研修
  • 1999年:日本医科大学付属病院高度救命救急センター脳神経外科班
  • 2001年-2005年:トロント小児病院脳神経外科クリニカルフェロー
  • 2005年-2009年:日本医科大学付属病院高度救命救急センター
  • 2009年-2011年:国立成育医療研究センター脳神経外科 医長
  • 2011年-2016年:日本医科大学付属病院救命救急科(2016年 医学研究科外科系救急医学分野講師)
  • 2017年-2021年:埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター准教授
  • 2021年:埼玉県立小児医療センター外傷診療科 科長、埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター教授

(専門)

  • 脳神経外科学(小児頭部外傷、神経集中治療)、救急医学(小児救急、児童虐待)

(資格)

  • 日本専門医機構脳神経外科専門医、日本専門医機構救急科専門医、日本小児神経外科学会認定医

スタッフ紹介

氏名 多田 昌弘
役職 外傷診療科 医長
卒業年次 愛媛大学(2001年(H13年)卒)
専門(得意分野)

小児救命救急、病院前救急医療、航空医療、災害医療

資格

日本専門医機構小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本救急医学会救急科専門医・指導医、

航空医療学会認定指導者、日本DMAT隊員(統括DMAT資格)、インストラクター(PFCCS)、
プロバイダー(BDLS、JATEC、MCLS)、臨床研修指導医

氏名 宮本 大輔
役職 外傷診療科 医長
卒業年次 大分大学(2006年(H18年)卒)
専門(得意分野) 救急・集中治療・外傷
資格

日本小児科学会小児科専門医・指導医、日本救急医学会救急科専門医、日本集中治療医学会集中治療専門医、
日本DMAT隊員、PALSインストラクター、JATECインストラクター、臨床研修指導医

氏名 荒川 貴弘
役職 外傷診療科 医員
卒業年次 東北大学(2015年(H27年)卒)
専門(得意分野)

小児科一般

資格 日本小児科学会小児科専門医
氏名 松本 圭司
役職 外傷診療科 医員
卒業年次 群馬大学(2016年(H28年)卒)
専門(得意分野)

小児科

資格 日本専門医機構小児科専門医

お知らせ

救急診療科、集中治療科、外傷診療科では、小児の救命救急・集中治療の研鑽を積みたい医師を募集しています。
随時、見学・相談が可能です。
興味のある方は、下記のEメールアドレスまでご連絡ください。

連絡先

埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター センター長 植田育也

E-Mail:ueta.ikuya(at)saitama-pho.jp

※自動メール送信対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご送信ください。
 @は半角文字を使用してください。

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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