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掲載日:2024年2月5日
薬を飲んで眠る検査のご紹介
放射線部門で行う検査は、診断に必要な、いい画像をとるために動かないで検査をしなればなりません。そのため撮影時間が長くてじっとしていられないお子さんや、怖がって泣いてしまうお子さんは、動かないように眠くなるお薬を飲んで眠った状態で検査をします。
検査には全く動いてはいけない検査と多少なら動いても大丈夫なものがあり、検査にかかる時間も種類によって異なります。そのため行う検査に対して、動かないで検査できるかどうかをお子さんの理解力や性質をみて判断します。
また大きな年齢のお子さんでも、恐がりで1人ではじっとしていられないお子さんの場合は、眠るお薬を飲んで検査します。
検査の種類 |
検査時間 |
---|---|
MRI |
約30から60分 |
CT |
約5から15分 |
RI検査 |
約30から60分 |
超音波検査 |
約30から60分 |
眠るお薬を飲んだときは、20から30分でお薬の効果があらわれはじめます。眠くなるとともに足元がふらついたり、体がふらふらしたりします。1人で歩けるお子さんの場合は転びやすくなったり、まだ歩けないお子さんでもお座りできるお子さんの場合は、1人で座らせると後ろに倒れやすくなります。そのため、転倒・打撲への注意が必要です。
またお薬がよく効くと何時間も眠った状態になる場合があります。ミルクを飲んでいる小さな赤ちゃんは、長い時間ミルクを飲まないと脱水になりやすいので注意が必要です。
眠くなるお薬を飲んでもすぐには眠れないお子さんもいます。神経質だったり警戒心が強いお子さんは、特に眠りづらい傾向にあります。
4から5歳ぐらいからはお薬を飲んですぐに眠れるようにするために、朝2から3時間早起きして来られた方が検査の時早く寝付きやすい様です。また、検査直前に眠ってしまうと検査の時に眠れなくなりますので、来院する際の車中で眠らせないように気をつける必要があります。
くわしくはMRI検査受付で放射線専任看護師が、検査の事前説明を行っています。
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