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掲載日:2023年12月21日

代謝内分泌科

代謝・内分泌科のご紹介

外来診療日程

代謝・内分泌科とは

代謝・内分泌科では主に、ホルモンの異常および先天代謝異常による病気を診療しています。

具体的には、次のような症状の方を対象としています

  • 身長の伸びが悪い、体重が増えない
  • 太りすぎている、身長の伸びがよすぎる
  • 思春期が早い(小さい頃から陰毛や脇毛が生えるなど、女の子で小さい頃から胸がふくらむ)、あるいは思春期が遅い
  • 甲状腺が腫れている
  • 身体のバランスが気になる(手足が短い、胴が短いなど)
  • 色が極端に黒い
  • のどが渇く、尿に行く回数が多い
  • 尿に糖がでている、糖尿病の疑いがある
  • 生まれてすぐの検査で異常があると言われた

代謝・内分泌科で診ている病気には次のようなものがあります。

成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、肥満、思春期早発症、思春期遅発症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、軟骨異栄養症、副腎機能低下症、尿崩症(腎性、中枢性)、糖尿病(1型、2型)、先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症、フェニールケトン尿症、など(以上の病気は、おおよそ上に挙げた症状の順です。)

代謝・内分泌科の特色

  1. 上記の小児内分泌・代謝疾患に広く対応させていただいております。1年間に代謝内分泌科を受診される患者さまは令和4年度は延べ11,121人で、282名の方が入院治療ないし検査を受けています。
  2. 中でも多いが、低身長・成長障害のお子さんです。そのうちの一部の方は、成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどで治療することができます。その診断のための入院検査を毎週3泊4日で行っています。令和4年度は43名の方がこの入院検査を受けています。
  3. 糖尿病の患者さまも数多く診療しております。栄養士、看護師と協力してチーム医療として、診療を行っています。また、埼玉県の1型糖尿病の子供と親の会である埼玉つぼみの会の活動に協力しています。
  4. 小児内分泌・代謝疾患では、他科との連携が欠かせない疾患が多くあります。軟骨異栄養症、プラダー・ウィリー症候群、ターナー症候群など多数の疾患が挙げられます。関連する主な科は、脳神経外科、泌尿器科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、遺伝科、神経科などです。当センターでは、それらの小児専門の科がそろっていますので、集学的治療が可能です。このことは患者さまに大きなメリットと思われます。
  5. 小児内分泌・代謝疾患の診療においては食事指導が重要な場合が多くあります。当科では栄養士と緊密な連携をとって診療を行っております。糖尿病や肥満に加え、フェニールケトン尿症などのアミノ酸代謝異常症を中心とした代謝疾患が対象となります。また、栄養部と協力して年に1回「アミノ酸代謝異常症児家族の会」を開催し、一緒に食事を作ることをとおして、食事について学び、意見交換をし、さらに親睦を図っています。出席された患者さまから大変好評を得ております。
  6. 当センターでは、検査技術部の保健業務として、新生児マス・スクリーニング検査を行っています。現在日本では、出産されたすべての赤ちゃんに対して、新生児マススクリーニング(先天性代謝異常症検査)を行っています。6種類の疾患(フェニールケトン尿症、メープルシロップ尿症、ガラクトース血症、先天性副腎過形成症、ホモシスチン尿症、先天性甲状腺機能低下症)が対象となっています。これら疾患は新生児の段階で患者であることがわかれば、有効な対処法があります。陽性となった患者様に早く病院へ受診して頂くように、出産された産婦人科の先生へ当科医師から連絡をしております。そのような経緯がありますので、スクリーニング陽性となった上記疾患の患者さまを多く診療しております。

代謝・内分泌科へご受診・ご紹介いただくには

  • 代謝内分泌科は毎日外来を行っていますが、午前または午後のみの日がありますので、外来診療日程をご覧いただき、ご注意願います。
  • 初診の方の診療は月曜日から水曜日の午前、金曜日の午後となっております。患者さまの病状が緊急を要する場合には、この限りではなく、直接紹介医から代謝内分泌科医師にご連絡いただけるようお願い致します。
  • 初診の方は、母子手帳および今までの成長記録(幼稚園や学校の身長、体重の記録)をご持参ください。診療に大変役立ちます。
  • セカンドオピニオンをご希望される場合には、通常の外来日以外に診察・相談の日を設けたいと思います。詳しくは、セカンドオピニオン外来のご案内のページをご覧ください。

代謝・内分泌科の診療実績

令和4年度 代謝・内分泌科初診患者の主訴・病名別患者数

外来

主訴・病名 患者数
低身長(発育障害を含む)

190人

乳房腫大
思春期早発症(疑いも含む)
155人
甲状腺機能低下症 28人
新生児マス・スクリーニング関連 23人
肥満 20人
甲状腺機能亢進症 10人
性腺機能低下症 14人
糖尿病 15人

 

 

入院

主訴・病名 患者数
低身長精査 43人

糖尿病

(内訳)

1型糖尿病

8人

 

8人

甲状腺機能亢進症 7人
思春期早発症の精査 11人
新生児マス・スクリーニングの精査
(先天性甲状腺機能低下症を含む)
6人

 

 

代謝・内分泌科のスタッフ紹介

aizu

名前

会津 克哉

役職

科長兼部長

専門(得意分野)

小児内分泌学

資格

日本小児科学会専門医、日本小児内分泌学会会員、

日本糖尿病学会専門医

最終学歴(卒業年)

弘前大学卒(平成元年)

 

tajima

名前

田嶼 朝子

役職

医長

専門(得意分野)

小児内分泌学

資格

日本小児科学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医

最終学歴(卒業年)

北海道大学卒(平成10年)

 

kono

名前

河野 智敬

役職

医長

専門(得意分野)

小児内分泌学

資格

日本小児科学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、

日本小児内分泌学会評議員、臨床遺伝専門医

最終学歴(卒業年)

東京医科大学卒(平成15年)

 

ryo

名前

梁 偉博

役職

医員

専門(得意分野) 内分泌、代謝
資格 小児科専門医

最終学歴(卒業年)

順天堂大学卒(平成28年)

 

お知らせ

  • 埼玉県立小児医療センターは、紹介制です。医療機関の紹介状を必ずお持ちください。
  • 受診される方はあらかじめ予約センター(048-601-0489)にお電話いただき予約を取って受診してください。

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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