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掲載日:2023年2月24日

心理

心理ってどういうことをするところ?

心配なことがあるときや、何か不安だなというときは、できれば誰かの力を借りてみるのがいいと思います。そのような安全感を持てずにいる人が、安全感を持てるようになるにはどうしたらいいのかを一緒に考えてゆくことが、心理の仕事の1つといってもよいかも知れません。その仕事を行うのが臨床心理士です。

臨床心理士とは、臨床心理学の知識や技術を用いて心理的な問題を取り扱う「心の専門家」のことです。誰かの力を借りることは少し勇気がいることですが、そういう勇気を持って相談に来られた気持ちを心理外来では、第一に大切にしたいと思っています。毎日が安心して生活できるということ、そして安全だと感じられることは大切なことだと考えています。

心理では次のようなことをしています

1.心理療法

心に何か心配なことを抱えている子どもさんや、色々なことがうまくいかなくなっているお子さんと、そのことについて話し合ったり、考えたりします。臨床心理士はそのようなお子さんに対して、遊戯療法、箱庭療法などの心理療法を行います。

具体的な相談の例

  • 何となく元気が出なくてやる気が起きない
  • いらいらする
  • 心配なことや嫌なことがあると体の調子が悪くなってしまいやすい
  • 学校や外に出ることに少し不安がある(または学校や外に行けない、行きたくない)
  • お父さんやお母さんとどうつきあったら良いのか分からない

などが挙げられます。

2.発達相談

お子さんの発達に関する相談です。臨床心理士がご両親からお話をうかがったり、お子さんと一緒に遊んだりしながら、これからのことを一緒に考えてゆきます。

具体的な相談の例

  • 気になるくせや行動の問題
  • うまくお友達と遊べない
  • 日常の生活習慣がなかなか身につかない
  • 子どもさんへの対応に困っている
  • ご両親が抱える子育てについての心配なこと

などが挙げられます。

3.心理検査

お子さんに対して、発達や行動の特徴、性格、また、得意なことや苦手なことは何か、などについて、ご両親のご希望、もしくは他の診療科からの依頼によって発達検査や知能検査、性格検査などを行います。検査は、臨床心理士がお子さんと一対一で行い、お子さんの様子を拝見します。そして、検査の結果は、お子さんのある側面を知る手がかりとして、これからのお子さんの生活や教育に役立てて頂くための1つの参考資料となり、お子さんにとって必要だと思われる場合に実施します。

現在、心理検査は、予約を受け付けてから、ご連絡が行くまでに、6~7か月程度(約260人、令和5年2月24日現在)お待ちいただいています。
申し訳ありませんが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。日時が決まり次第、当センター総合受付より、お電話でご連絡します。

心理検査の予約が確定した方は、以下のリンク先のPDFファイルをお読みください。

心理検査を受ける方へ(PDF:387KB)

4.集団外来への参加

他のコメディカルスタッフと共に、保健発達部で実施している集団外来に参加しています。

  • アセスメント外来(多職種発達評価外来)
  • DK外来(ダウン症候群外来)
  • もぐもぐ外来(摂食評価外来)
  • すくすく外来(低出生体重児外来)
  • PW外来(プラダーウィリー症候群外来)

どうやって受診するの?

心理外来は直接受診することはできません。当センター医師からの紹介制となっています。

1.心理療法/2.発達相談
保健発達部 精神保健外来からの紹介制となっています。
希望される場合は、まず精神保健外来を受診して下さい。

3.心理検査
全科からの紹介制となっています。希望される場合、担当医にご相談下さい。

学生実習受け入れについて

1.応募要件について

個人での申し込みや大学/大学院のカリキュラム外での申し込みには対応していません。
ご希望の場合は、ご所属の大学の教員にご相談下さい。

  • 公認心理師養成校に在学の方。
  • 小児医療機関での実習に意欲的で理解があり、事前学習や教員との事前の打ち合わせが可能な方。
  • 社会人としてのマナーを身につけており、守秘義務が遵守できる方。

2.主な実習内容について

保健発達部における心理社会的支援について、見学を通して学びます。

  • 心理検査
    心理検査(主にWISC-IVやWISC-V、田中ビネーV、新版K式など知能検査や発達検査)の見学。
  • 小児慢性疾患の入院患児への支援
    小児慢性疾患のリエゾン医療に関するカンファレンスや多職種ミーティングの見学を通して、小児リエゾン医療の実践内容や考え方について学ぶことができます。
  • 多職種外来
    多職種が関わる外来の見学を通して、様々な観点から患者を支える必要性について学びます。

3.費用について

実習内容に応じて異なりますので、別途ご相談となります。

4.感染予防について

当院ではCOVID-19の感染防止策を実施しております。
以下のことをご理解、ご了承のうえお申込みいただきますようお願い申し上げます。

  • 実習開始の2週間前からの体調管理をお願いします。体調不良がある場合は実習中止となりますが、可能な範囲で実習の延期を検討します。
  • 患者さんの体調悪化や、病棟内での感染管理等の状況によって、予定していた実習内容が変更もしくは中止となる可能性があります。
  • COVID-19流行状況によっては、実習自体が中止となる可能性があります。
  • 感染に関する予防対策として、実習前に抗体価検査等も含んだ健康診断を自費で受けて頂く必要がありますので、予めご了承下さい。
    なおCOVID-19感染予防のため、マスク着用に加えてフェイスガード着用を必須とさせていただく可能性があります。

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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