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掲載日:2024年2月27日

食道がん

 扱う疾患

食道がん 食道粘膜下腫瘍 食道良性腫瘍

 外来診療日(2023年度)

 

 月曜日 

 火曜日 

 水曜日 

 木曜日 

 金曜日 

 紹介受付

  福田   福田

再診

  福田・岡   福田

 診療体制(2023年)

 担当医師

福田 俊 フクダ タカシ 科長兼診療部長/食道外科 科長

福田Dr平成6年 山形大学卒

専門

食道癌・胃癌の外科治療

資格

日本外科学会 専門医・指導医

日本消化器外科学会 専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医

日本食道学会 食道科認定医・食道外科専門医・評議員

日本内視鏡外科学会 技術認定医 (胸腔鏡下食道癌根治術にて取得)

日本内視鏡外科学会 ロボット支援手術プロクター(消化器・一般外科・食道)

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

ICD制度協議会・インフェクションコントロールドクター

PEG・在宅医療研究会・専門胃ろう造設者・専門胃ろう管理者

ベストドクターズ社による「The Best Doctors in Japan」選出

 

岡 大嗣 オカ ダイジ

岡医師の写真医長/平成10年 東京大学卒 東京大学大学院卒

専門

食道癌・胃癌の外科治療

資格

日本外科学会 専門医

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

医学博士

 

菅原 弘太郎 スガワラ コウタロウ

レジデント/平成23年 東京大学卒

専門

上部消化管

資格

外科専門医

消化器外科専門医

 術式の内容(2023年)

原発性食道癌(食道胃接合部癌含む)に対する胸腹部食道切除:43例
  • 胸腔鏡手術 32例
  • ロボット手術 10例
  • 縦隔鏡下手術 1例
原発性食道癌(食道胃接合部癌含む)に対する下部食道・噴門側胃切除:3例 その他の食道癌摘出手術:3例
食道癌バイパス手術:1例

 術死、在院死の有無(2023年)

  • 術死 0例
  • 在院死 0例

 病期別(Stage別)の5年生存率

  • Stage0 98.0%
  • StageI 90.3%
  • StageII 75.9%
  • StageIII 50.4%
  • StageIVa 15.5%
  • StageIVb 11.2%

 患者さんへのメッセージ

食道はのどと胃をつなぐ管状の臓器です。食道癌になるのは男性がほとんどで女性の6倍くらいになります。男性はお酒やタバコを嗜むことが多く、それらが誘引となっていることも明らかです。日本人の食道癌は扁平上皮という粘膜から発生する扁平上皮癌が多いのが特徴ですが、バレット上皮という食道と胃の境界から発生するバレット腺癌も増えてきています。

食道癌の特徴は早期の段階からリンパ節転移が始まること、そして転移する範囲が広いことにあります。しかし日本人に多い扁平上皮癌の場合は、抗癌剤や放射線、手術を組み合わせる事でかなりの進行癌でも治る可能性が高くなってきました。

食道外科は食道癌治療ガイドラインに沿った治療を提供しています。しかし食道癌の場合は患者様個人個人の状況に応じて色々な治療法を組み合わせることが必要になるため、いわば患者様にあわせたテーラーメードの治療となることが多く、そういった点で我々は埼玉県内で屈指の治療実績を誇ります。我々の提供している治療は以下のようになっています。

1 患者様一人一人にあわせた食道癌の治療を提供します

食道癌治療の3本柱は手術、抗癌剤治療、放射線療法です。もっとも早い段階の食道表在癌は内視鏡的粘膜切除(ESDやEMR)で完治でき、生活の質(QOL)は損なわれません。手術療法では胸と腹部の食道と胃の上部を切除し、残った胃を首まで引き上げ、残った首の食道とつなげるのが一般的な方法です。これに加えて転移しやすい首、胸、腹部の3領域にわたるリンパ節を切除する方法が定型的な術式となっています。患者様の体には非常に負担のかかる手術ですが、近年では食道癌を数多く手術している医療施設ならば安全に行えるようになりました。抗癌剤治療に関しては腫瘍内科と相談しながら行います。昔と違って副作用対策もすすみ安全性も非常に向上しています。放射線治療に関しても近年の進歩は著しく、放射線の量や当て方を工夫することで合併症が非常に減りました。特に最近行われている抗癌剤と放射線治療の組み合わせにより手術に匹敵する治療効果を期待できる場合もあります。このように食道癌の治療は様々な治療の組み合わせが可能であるため、集学的治療とも呼ばれます。

2 キズが小さく痛みの少ない胸腔鏡手術をおこなっています

我々は10年以上前より胸腔鏡(きょうくうきょう)というキズの小さな痛みの少ない手術を他施設に先駆けて行ってきました。痛みが少ないので術後肺炎の発症を軽減できるほか、合併症を低下させ回復が早いという特徴があります。また胸の奥の深い場所までハイビジョンカメラで近接、拡大して手術をおこなうため、リンパ節の切除は非常に行いやすくなりました。ただし、周囲に広がる様な食道癌や、抗癌剤や放射線治療後の場合は状況に応じて開胸による手術も行っています。

3 キャンサーボード(科を超えた医師の連携)によって医療を提供しています

患者様の食道癌の位置、進行度、体力等により、(1)手術単独治療、(2)手術と抗癌剤治療あるいは放射線療法、さらにそれらを組み合わせた治療、(3)手術せず放射線・抗がん剤治療などの選択肢があるため、消化器外科のみならず、頭頚部外科、消化器内科、腫瘍内科、放射線科の医師が連携し治療方針を組み立てていきます。

4 術後の転移再発などの治療もおこなっています

食道癌は様々な治療が効果を示す一方で、再発しやすい癌の一つでもあります。再発食道癌の治療には2番目、3番目の治療の選択肢が必要です。これまで培って来た経験を活かし、他施設で治療が難しいとされた患者様に対しても、一番よい治療を提供できると考えております。治療が困難になってしまった患者様は緩和ケア科を御紹介させていただき、最期まで痛みや精神的なケアを提供しています。

我々食道外科は食道癌の治療に関して豊富な治療実績と設備から、患者様にさまざまな治療を提供できるのが強みです。食道癌と診断された場合は一度御相談ください。

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
がん相談については、地域連携・相談支援センターをご利用ください。
地域連携・相談支援センター連絡先
電話:048-722-1111
受付時間 平日9時00分~16時00分

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