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掲載日:2020年4月2日

乳腺外科

特色・専門分野

  • 当科での乳がん年間手術件数は1975年の開院以来、増加してきました(下表)。2004年から400人を超える患者さんが手術を受けられております。
      年別手術件数 
  • 乳房温存手術は1991年に本格的に行われて以来、その件数は増加してきました(下表)。近年、乳房再建手術が行われるようになったこともあり、乳房温存率はやや低下しました。
      年別乳房温存率
  • 乳房温存療法で問題となる乳房内再発については、手術後10年の累積乳房内再発率は約4%(放射線治療を併用した場合)です。良好な成績が得られています。このような乳房温存療法の成績は、外科的手術はもちろんのこと、画像診断(マンモグラフィ、超音波、MRIなど)、病理診断、放射線治療、内科的薬物治療といった他診療科とのチームワークにより生み出された結果だと思われます。
  • われわれは手術前に必ず針生検またはマンモトーム生検で乳がんの確定診断を行い、さらに乳がんの性質(ホルモンレセプター、HER2、悪性度など)も調べています。それにより、化学療法がきく乳がんなのか、ホルモン療法がきく乳がんなのか、または、薬物療法がききにくい乳がんなのかを診断しています。薬物療法がきくと診断された乳がんの場合、術前化学療法や術前ホルモン療法を行い、しこりを小さくしてから、手術することができます。
    埼玉県立がんセンターで乳癌の手術をうける患者さんのおよそ3~4人に1人が術前薬物療法を受けています。

センチネルリンパ節

  • センチネルリンパ節(がん細胞が最初に到達するリンパ節)を外科的に摘出し、病理検査を行うことをセンチネルリンパ節生検と呼びます。センチネルリンパ節は色素と放射性物質を乳房に注射することで手術中に見つけることができます。このセンチネルリンパ節生検を行うことによってわきの下のリンパ節にがんの転移を認めない場合、リンパ節郭清を行わずにすめば、患者さんの手術後のQOLは著しく向上します。具体的には腕のしびれ、むくみの減少などです。我々は1998年よりセチネルリンパ節生検の臨床研究を開始し、その後、手術中にセンチネルリンパ節の病理検査を行い、がんの転移を認めない患者さんには、わきの下のリンパ節を郭清しない手術を行っております。2010年4月には保険収載され、多くの病院で行われるようになりました。
  • 2005年から形成外科が開設され、乳房全切除術を受ける患者さんは、乳房再建手術を受けることができるようになりました。最近ではこの乳房再建手術を受ける方が増加しています。
  • 乳がんはわれわれの担当する外科的治療のほかに、画像診断、病理診断、内科的薬物療法、放射線治療、精神的ケアなどの果たす役割が大変重要です。当センターでの乳がん診療は、放射線科(診断・治療)、乳腺腫瘍内科(薬物治療)、病理診断科、臨床検査科、リハビリ科、看護部門などの充実した診療協力体制の上に成り立っております。

当院では乳腺外科・形成外科が協力して乳房再建の手術を行っています。
詳しくは乳房再建手術をご覧ください。

スタッフ

松本 広志 マツモト ヒロシ

写真:松本 広志

科長兼部長/平成3年 富山医科薬科大学卒

専門

乳腺外科

資格

日本外科学会  専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

 

戸塚 勝理 トヅカ カツノリ

写真:戸塚 勝理

副部長*/平成15年 富山医科薬科大学卒 平成25年 群馬大学大学院修了

専門

乳がんの診断と治療

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

検診マンモグラフィ読影Aランク

平方 智子 ヒラカタ トモコ

医長/平成15年金沢医科大学卒 平成26年 群馬大学大学院修了

専門

乳がんの診断と治療

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

検診マンモグラフィ読影認定医師AS評価

久保 和之 クボ カズユキ

乳外久保和之医長/平成15年 信州大学卒(形成外科兼務)

専門

乳がんの治療

資格

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本形成外科学会  形成外科専門医

検診マンモグラフィ読影認定医師A

坪井 美樹 ツボイ ミキ

医長/群馬大学卒   群馬大学大学院修了

専門

乳腺外科

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

田中 菜摘子 タナカ ナツコ

医員/平成25年 秋田大学卒

専門

乳腺外科

資格

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺認定医

検診MMG 読影認定医師A

 

 

副部長* : 病院長発令による副部長

 

 

 

 

お問い合わせ

病院局 がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
がん相談については、地域連携・相談支援センターをご利用ください。
地域連携・相談支援センター連絡先
電話:048-722-1111
受付時間 平日9時00分~16時00分

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