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掲載日:2019年6月10日

放射線治療科

放射線治療科とは

放射線科

放射線療法の特徴

  • 放射線療法は、体の外から放射線をあてる体外照射と放射線のでる針(管)を病巣に挿入する小線源治療により、癌細胞を死滅させる治療法です。
  • 放射線治療が最も有効な病巣の条件は、1)病巣がさほど大きくない(約3cm程度まで)、2)放射線に効きやすい、3)広い範囲に存在しない、4)周囲に重要臓器がないということです。この条件を満たさない病巣でも治すあるいは小さくすることは可能ですが、なおる頻度は低下します。この条件を満たす病巣であれば、高い頻度で永久的にがん病巣を死滅させることができます。
  • 放射線治療の最大の利点は、正常臓器を残せるということで、その結果、正常の機能を温存できる可能性が高いことです。

対象疾患

頭頸部がん

  • 頭頸部領域は、放射線治療が施行されることの多い疾患で、早期の喉頭がん、早期の下咽頭がん、早期の舌がん、早期の中咽頭がん、上咽頭がんなどが放射線治療の対象となります。
  • また、進行した病巣でも、手術後の放射線治療あるいは放射線と化学療法の併用で、最小の手術で、臓器の障がいを軽減させる工夫も行われています。
  • 最近では、IMRT(強度変調放射線療法)がこの領域の疾患に利用されるようになっており、機能温存と治療成績の向上が報告されています。

前立腺がん

  • 前立腺がんは病巣部の状態により、小線源治療(125Iシード)、原体照射(3D-conformalRT)、強度変調放射線療法(IMRT)を行っています。どの治療法でも、治療後の副作用を最小限にするよう工夫がなされています。

乳がん

  • 乳がんの放射線治療は、温存術後の再発予防のために施行しています。
  • 5週間程度の治療で、1回に4分程度の治療時間です。副作用は軽度で、仕事や家事をしながら治療を受けることが可能です。
  • また、進行した乳がんも、病巣部の出血、痛み、腫瘍の縮小をはかれるために、放射線で治療を行っています。治療後の状態は、その後の患者さんの生活を著しく改善することができます。

肺がん

  • 進行肺がんあるいは手術ができないか手術を好まない患者さんに放射線治療が施行されることが一般的です。
  • 化学療法と同時併用することで、治療成績は向上しています。化学療法のできない方でも放射線単独の治療でかなりの治療効果は認められます。
  • 早期の患者さんでも、最近施行されている肺定位照射法によりかなり良好な治療効果が認められています。
  • 手術後に再発した患者さんでも、放射線で病巣部を治療することが可能です。

食道がん

  • 手術のできない患者さん及び手術を望まない患者さんを対象に化学療法と併用して放射線治療を行うことが一般的です。
  • また。患者さんによっては、手術前に放射線を施行して、病巣部を小さくしてから、手術を行う方もいます。
  • 手術後に再発した病巣に対しても、放射線で治療することができます。

子宮がん

  • 子宮頸部がんで手術と同等の効果が期待できる場合あるいは手術を好まない患者さんに対し放射線治療が施行されることが一般的です。
  • 進行度がやや高い方に対しても、放射線治療と化学療法を同時併用することで、治療成績は向上しています。

血液腫瘍

  • 悪性リンパ腫は、化学療法後に再発を減らすために病巣部に限局して放射線治療を行う場合があります。
  • また、胃、眼窩、甲状腺、耳下腺、肺などにできるMALTリンパ腫は、局所に限局していれば、放射線のみでなおすことができます。
  • 骨髄移植を予定している患者さんでは、全身に放射線をあてることで、免疫を抑え、移植の成功率を確実にしています。
  • 再発した病巣も、放射線の効果が高いため、放射線をあてることで病巣を消失させることが可能です。

脳腫瘍

  • 手術後に再発を予防するために放射線をあてる場合と、手術のできない患者さんに対し、放射線治療を行う場合があります。
  • また、転移性の脳腫瘍では、脳全体に放射線をあてる場合や脳の定位照射法で治療を行う場合があります。

消化器の腫瘍

  • 結腸がんでは、手術の前に放射線治療を行い病巣部を小さくして、手術を行う方法があります。
  • また、手術後に再発した病巣に対し、放射線で治療する方法も行われています。
  • 肝がん、すい臓がんでは、手術や他の方法ができない場合に放射線で治療することが行われています。

骨、軟部腫瘍

  • 骨及び筋肉や周囲の組織からできた腫瘍に対し、手術後に再発の予防のために、放射線をあてる場合があります。
  • また、再発した病巣に対して、放射線で治療する場合もあります。
  • また、骨に転移した病巣に対して、疼痛をとるために放射線で治療する場合もあります。

特殊治療

定位照射法

  • 小病巣に対し、多方向から放射線をあてることで、病巣に集中して放射線をあて、周囲の臓器への放射線を最小限に減らして治療する方法です。いわゆるピンポイント照射と言われている治療法で、体の動きによるズレをできるだけ少なくして治療することが大切です。
  • 当院では、アキュナイフとよばれる装置を使用し、歯型固定で2mm以下の精度で脳の腫瘍に対する定位照射法を行っています、また、肺の病巣に対する定位照射法は、治療装置に備え付けられたCTや透視装置を利用して、5mm以下の精度で治療ができるように工夫しています。脳の病巣は、2-3個までの小病巣に対し3日間の治療で、肺の病巣は、1-2個までの小病巣(3cm程度)に対し、4-5日の治療期間で治療しています。どちらも副作用は軽度で、効果も良好です。

IMRT(強度変調放射線治療)

  • 特殊なコンピューターソフトを使い、病巣部にあてる放射線の範囲をより自由に設定できる治療法がIMRTです。従来の治療法よりも重要臓器への放射線の量を軽減でき、その結果、病巣部への放射線の量を増やしながら、副作用を少なくできる治療方法です。前立腺癌、頭頸部腫瘍を中心に行われることが多い方法です。  

小線源療法

  • 放射線のでる針(管)を病巣部に挿入して治療する方法で、病巣部への放射線の量を多くし、周囲臓器への放射線量を軽減する利点があります。全身麻酔、局所麻酔などの前処置が必要な治療法です。
  • 子宮頸部及び膣がん、舌がん、前立腺がん、気管支肺癌などにおもに使用しています。

内照射療法

  • 甲状腺癌の転移巣に対して、放射線のでる薬を飲んでいただき、薬が選択的に全身の病巣部に集積して、体の中から選択的に病巣部への放射線治療を行う方法です。治療が選択的であるため、薬が集積さえすれば正常臓器への放射線量を少量に抑えることができ、何回でも治療することが可能です。

放射線治療装置

  • 体の外から治療する外照射装置3台、小線源治療装置1台、脳定位照射装置1台、治療計画装置9台、前立腺用小線源治療装置(125Iシード用)1台を有し、1日治療患者数は、120-130人、年間新患数は、1,100名を超えています。
  • すべての治療は、最新鋭のマルチスライスCT、治療計画装置で治療計画を行い、オンラインで情報を治療装置に転送しています。そのため、コンピューター制御で複雑な治療を正確に行うことを可能とし、治療時間の短縮に繋がっています。

治療外来

  • 治療のための外来日は、月曜から金曜まで毎日、診察を行っています。治療中の患者さんから治療後外来を受診している患者さん、新たに治療を始める患者さんの診療を4名の放射線腫瘍医が専門別に診察しています。
  • その他、治療部門のスタッフには、治療専門の放射線技師、医学物理士、品質管理士、看護師が常に連携を密にして、患者さんの看護、治療にあたっています。

セカンドオピニオン外来

患者さんの病気の治療法に対する手助けを行う外来を設けています。とくに、放射線療法について詳しく聞きたい方は、受診してください。火曜、水曜、金曜の午後に外来を開いています。

セカンドオピニオン外来の受診方法につきましては、こちらをご覧ください。

スタッフ

齊藤 吉弘 サイトウ ヨシヒロ

写真:齊藤 吉弘

科長兼部長/昭和55年 群馬大学卒

専門

放射線腫瘍学、放射線治療、放射線生物学

資格

放射線腫瘍学会認定医

日本医学放射線学会専門医、代議員

ベストドクターズ社による「The Best Doctors in Japan」選出

島野   靖正   シマノ ヤスマサ

副部長*/平成9年 北里大学卒

専門

放射線診断 (核医学)

資格

日本核医学会核医学専門医、日本医学放射線学会放射線科専門医、

日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、

日本透析医学会透析専門医、日本老年医学会老年病専門医、

日本認知症学会、認知症専門医・指導医

 

工藤 滋弘 クドウ シゲヒロ

工藤滋弘

医長/平成17年 群馬大学卒 群馬大学大学院卒

専門

放射線治療

資格

日本医学放射線学会 放射線治療専門医

医学博士

 

 

牛島 弘毅 ウシジマ ヒロキ

写真:牛島 弘毅

医長/平成19年 群馬大学卒

専門

放射線治療

資格

日本医学放射線学会認定医

日本放射線腫瘍学会、日本婦人科腫瘍学会

 

森 康晶 モリ ヤスアキ

h

医員/平成27年 群馬大学卒

専門

放射線治療

資格

緩和ケア研修

 

 

関口 慶仁 セキグチ ヨシヒト

医員

市川 聡裕 イチカワ アキヒロ

写真:市川 聡裕非常勤 / 平成5年 金沢大学卒

 

専門

画像診断、核医学診断、IVR

資格

日本医学放射線学会専門医、日本核医学学会専門医

 

 

副部長* : 病院長発令による副部長

お問い合わせ

病院局 がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

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