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ポタガールリーダー絹代の自転車ライフ特別編  絹代&ホダカ コラボ女子バイクの完成!

更新日:2020年3月6日(金曜日)

昨年、WORLD of SAITAMAでホダカ株式会社を伺った際に「女性がときめくバイクデザイン」について話し合いましたが、実はあの話はそのまま発展し、実際にオリジナルバイクを作成するに至ったのです!

 

もう一度詳細を決めるべく、マーケティングの岩永さん、開発部門の詫間さん、デザイナーの久篠さんとミーティングをしたのは9月のこと。「甘すぎず、スポーティーで大人の女性も乗れるバイク」の構想を練りました。ふんわりとしていた細部についても決め込み、ロゴやヘッドの一部には「レース」をあしらい(この「一部」というのがポイントです!)、軽さと、ほんのりと甘さをプラスすることに。フレームカラーはグラデーションで塗装することになったのです。一部にレース模様が入ったデザインを塗装で表現するなんて、まさに神業!でも、実際にその技術を持つ会社があるとのことでした。

 

ベースになるバイクは「オルタナディスク」という人気の高いディスクロード。黒いパーツを使い、黒いレーシーなホイールを履いたかっこいい系のレースバイクです。ただ、そのホイールをそのまま装着すると、せっかくこだわったフレームの持つ女性的な雰囲気が損なわれてしまうとのこと。そこで、シルバー色のホイールを手組みしていただけることになったのです!

イメージ画像はこんな感じ。

バイクデザイン

これが実現したら、すごいことです!

 

神の手を持つ鶴岡レーシングさんとじっくり打ち合わせをして、塗装していただき、フレームが仕上がったのは12月。送られてきた仕上がり写真はこちら!

じゃーん。
塗装

デザイン画より、ブルー色が濃くなり、スポーティーな色味の強い仕上がりになりました。レース模様も塗り込まれているとのこと。プロってすごい!

 

さて、このフレームをどう組めば、オトナ女子に似合うバイクになるでしょうか。

 

パーツ選びは、また東京サンエスさんにご相談しました。ハンドルは前回試した中の、シルバー色のもの、「ニーザー2ハンドル」に決定。ステム等もシルバー色のもので統一しました。他の小さなパーツには、色味の選択肢があり、チョイスによって、色遊びを楽しむことができます。ただ色味や質感はフレーム等を実際に見ないとわからないので、「ディズナ」のカラーパーツを一式お送りいただき、色合わせをしながら選ばせていただくことになりました!

パーツ 

さて、バイク組み上げ当日。ホダカ本社を伺い、仮組みしてくださったバイクと対面しました。精巧に塗り込まれたフレームに感動!マスキングテープでロゴやヘッド部分の細かいレース模様を手作業されたなんて信じられない!思わず触ってみましたが、カッティングシートの段差はありません。全てが、手作業の塗装!センスと、器用さに脱帽です。


バイクフレーム

岩永さん、久篠さんが同席してくださり、バイクを完成させて行くことになりました。組みながら、色味を合わせ、車体とデザインを完成させていくのですが、その前にひとつ懸案事項がありました。ラク乗り重視タイプの私にとっては、このレースバイクのフレームはトップチューブが少々長く、前回ご紹介した「ニーザー2ハンドル」を使用しても、まだなお、ハンドルが遠い可能性があったのです。

 

その懸念を受け、東京サンエスの上司(かみつかさ)さんが、「ディズナ」の「アイピボットシートポスト」というオフセットが「0(ゼロ)」のシートポストを提案してくれていました。シートポストはサドルを装着する際、よく見ると、後ろに少し後退させて(オフセット)固定するデザインになっています。この後退部分がないデザインのシートポストなのです。

シートポスト

このオフセットがなくなり、ダイレクトにサドルが付くことで、前乗りになる、路面の振動を受けやすい、などのリスクもないとは言い切れないようですが、ハンドルが遠いとコントロールしにくくなり、走行の楽しさも減りますし、疲労も増幅します。「またがって、比べてみて、感覚で選んでみては?」と上司さんに言っていただいたので、ありがたく試させていただくことになりました。

 

ここで、作業開始に当たり、詫間さんが登場。オルタナディスクにもともと付いているものから、オフセット0のシートポストに交換していただき、比べさせてもらいました。

こちらが交換前(before)。

before

そして交換後がこちら(after)。

after
結論:全然違う!

 

ニーザー2ハンドルを使っても、意外とまだハンドルが遠く感じられて焦りましたが、オフセット0のシートポストに変えたら、ぐっとハンドルが近づき、ラクになりました。走行感覚がどうか不安だけど、このラクさは何物にも変えがたい気がします。

 

詫間さんから「構造上、オフセットが厳密に0というわけでもないし、近年の流行でもある」と伺い、あっさり即決。オフセット0のシートポストを採用することになりました。自転車という乗り物を知り尽くした上司さんがプロデュースされたアイテムという安心感もありました。

 

さて、ここからは色味の選択です。今回、ブルーとホワイトのカラーリングになったので、基本的にパーツはホワイトでまとめるべきと思っていました。

ホワイトサドル ブラウンサドル

ところが、サドルに、ホワイトとブラウンを当てて見ると、意外とブラウンが来た方が、デザインに高級感や深みが出て、大人っぽく見えるのです!

 

バーテープも、ホワイトか差し色になるピンクの可能性も考えていたのですが、ブラウンが断然いい!温かみも出てきます。柄はステッチが入ったシンプルなものの方がしっくりきたので、「アキレスレディースサドル」「ロードバーテープ」のブラウンに決定しました。
バーテープ

バーテープ 

巻き終わった端を留めるテープも、バーテープには黒が同梱されていましたが、ここで黒を使うと、せっかくの高級感や温かみが失われてしまう!贅沢だけど、ブラウンのフィニッシュテープを使いました。これだけで印象がかなり違います!

 

シートポストを留めるクランプは、フレームの白からのつながりを受け、ちょっとぽってりとしたホワイトのクランプをセレクト。

シートクランプ 

サドルを留めるシートポスト用クランプは、シンプルにシルバーがいいのではないかという意見もあったのですが、どうにも気になって、試しにレッドを入れてみたら、すごくいい!


赤パーツ

大きなバイクの中でチラ見えするだけのカラーパーツですが、意外なくらい存在感があり、バイクの印象を変えてくれるのです。サドルのロゴが桜色で、ここに赤みが入っていることで「NESTO」ロゴのハートのピンクとも、この赤いパーツとも絶妙に調和しました。

サドル固定 

男性陣からはトップキャップやバーエンドは、さすがにシルバーでいいのではないか、という意見が多かったのですが、レッドのパーツを入れていくと「やりすぎ感」や過剰さが目に付くことがないどころか、どんどん高級感と深みが増していったのです。

 

結局、ステムクランプ、ヘッドスペーサー含め、ハンドル周りにも全ての赤いパーツを配置し、ホイールのバルブキャップにもレッドを使いました。

ハンドル周り 

当初、ブルー×ホワイトの車体にブラウンとレッドなんて、合いっこないと思っていたのに、この絶妙なカラーコーデ!ルビーの指輪やピアスをするように、どんどん色気と高級感を増してくるのです。カラーコーディネイトの奥深さに、思わずうなる一同。ファッションとまったく同じですね。

ボトルケージにはシンプルなシルバーのものを選び、ペダルもシルバーのものを使用しました。このシマノペダルのシルバー色は廃盤になっており、店舗在庫で探し入手しました。今はパーツ類は黒が当たり前になっているようです。黒いパーツの色味を変えるだけで、ぐっとバイクの印象が変わるので、手持ちのバイクの印象を変えるには、「黒パーツ」の存在がカギになってきそうですね。

 

ここで、女子バイク、完成です!
完成
NESTOのオルタナディスクのまったく同じサイズの車体と2台並べても、同じバイクとはまったく思えない仕上がりに!ロゴを大きくし、立体的にグラデーションをかけて塗装しているので、目の錯覚でフレームの太さまで違って見えます。

 

比較

街乗り系のルックスに仕上がりましたが、走行性能は、もちろんオルタナディスクですから、レースもばっちり走れるディスクロードです。ハンドル、シートポストを交換し、サドルとハンドルの距離を近づけ、レバーは手の小さな方でも確実に操作できる幅広の「ST-R7025」を使用しており、小柄な方でも快適に乗れる仕様になっています。

見た目、扱いやすさ、全部揃って、まさに究極の女子バイクじゃない?

 

他に類のないデザインに仕上がったので、こしがやサイクルカフェのひとつ「uminoie」さんで、ソーダとともに撮影をさせていただきました。やさしいウッドデッキが心地よく、美しいブルーの「うみのソーダ」が象徴的なお店と、今回のバイクの雰囲気がピタリと合う気がしたのです。

カフェで撮影

ソーダ

居心地のよいデッキに、バイクがよく映えました。

 

お祝い気分でいただいた「うみのクリームソーダ」は、ゼリーのお魚が泳いでいて、目にも楽しい!濃厚なアイスが大盤振る舞いで乗せられ、幸せな気持ちにしてくれました。

 

最初にバイクデザインについて話し始めたのは、昨年の春。夏にポタガールとわいわいイメージを話し合い、秋に打ち合わせをし、かなり長い時間を経て、実現しました。話し合う中で、女性のニーズや、女性にとって乗りやすいバイクの条件なども見えてきましたし、重ねていくことで、化学反応のような相乗効果が出てくる色合わせの面白さなど、発見が多々あったように感じます。


記念撮影

ここまで、多大な時間と労力を割き、多方面からご協力くださったホダカさん(特に岩永さん、久篠さん、詫間さん)、こんな手のかかる塗装を引き受けてくださった鶴岡レーシングさん、女性や小柄な方でも乗りやすいバイクセッティングについて、貴重なご進言をいただき、たくさんのパーツもお貸出しいただくなど、ご協力いただいた東京サンエスさん。本当にありがとうございました。

 

小柄な方が多い日本人女性は、なかなか乗り心地がしっくりくるバイクに出合うのは難しいケースが多いのですが、今回の試行錯誤の中に、ご自身にぴったり合ったバイクを選んだり、設定を近づけたり、愛着を持てるルックスに変えていったりという工夫のために、役立てられるヒントをご提供できていたらいいなと思います。

 

女性も、小柄さんも、これからも自転車を楽しんでいきたいですね!
素晴らしいバイクを、本当にありがとうございました!

 


 

【撮影・取材協力】
ホダカ株式会社
東京サンエス株式会社
uminoie(Instagram:@cafe_uminoie)

【ポタガール座談会の様子】
WORLD of SAITAMA no.007