トップページ > SPECIAL CONTENTS スペシャルコンテンツ > 「ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」ルートブログ(県北エリア) > 新春の 「三偉人を巡るルート」 走行記【ルート6 走行時期:2月中旬 50代男性 ロードバイク歴:15年】
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更新日:2020年3月6日(金曜日)
今回は「ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」で知ったサイクリングコース、「三偉人を巡るルート」を走ってきました。
いつも通り、(1)コースは忠実に走る(2)近辺の良さそうな場所は寄り道したい(3)美味しいランチを食べたい(4)酒蔵への立ち寄りは外せない!という条件で自宅から自走で行って帰ってくるアクセスコースを考えました。(事前にどんなコースで走ろうか考える時間もサイクリングの愉しみですね)
当日は赤岩渡船で利根川を渡って利根川サイクリングロードへコースイン。
群馬県の千代田町側から乗船すると“赤岩渡船”。埼玉県熊谷市側からだと“葛和田の渡し”なのですね。
この渡船は県道83号熊谷館林線の代替渡船で県道扱いのため、料金は無料です!
もう少し時期がずれていれば、発着場の周囲は菜の花で黄色く埋め尽くされ、とても美しい風景になるのですが、今日はまだ咲いていませんでした。
熊谷側へ航行する葛和田の渡し船
三偉人の一人目は、日本女医第一号の“荻野吟子”さんです。
日本の女医さん第一号が埼玉県の方とは、初めて知りました。
「江戸時代に産まれて、大正に没したとはご長寿さんだなぁ」と思い計算したら62歳の生涯で、現代だと特に長生きでもなく時代を感じました。
荻野吟子生誕之地
利根川の河川敷にある、妻沼滑空場はグライダーのメッカです。
ここは日本学生航空連盟の活動拠点でもあり、頻繁に離着陸が繰り返されるので見ていて飽きません。
グライダーをテーマにしたコミック「ブルーサーマル」の舞台でもあり、コミックを読んでからこの光景を見ると新しい見方ができるとともに、聖地巡礼の気分も味わえます。
離陸順を待つグライダー
凧のようにスウーッと上昇していきます
三偉人の二人目は、誰でも知っている、手元にたくさん集まってきて欲しい、一万円札の “渋沢栄一”さんです。
町のあちこちに「祝 新一万円札 渋沢栄一」という横断幕が掲げられていて、渋沢栄一さんでまちおこしという深谷市の力の入れ具合が伝わります。
渋沢栄一記念館と「祝 新一万円札 横断幕」
この渋沢栄一記念館から旧渋沢邸「中の家」まで、川沿いを広大な青淵(せいえん)公園が続いています。
広大な青淵公園
青淵公園の「青淵」とは渋沢栄一さんの雅号だと今回初めて知りました。
川沿いの小道を自転車で走り、旧渋沢邸「中の家」へ向かいます。
ここで驚いたのは、この立派な史跡が(維持費もかかるだろうに)無料で見学できるということ。
旧渋沢邸「中の家」
また、休み処(休憩所)では無料でお茶の接待までしていただけます。
そして自転車乗りに嬉しいのは、掃除の行き届いた立派なお手洗いがあること。
何とトイレの中まで冷暖房完備でビックリ(笑)。
休み処
もう一度利根川サイクリングロードへ戻り西へと走ります。
坂東大橋を左折して真っ直ぐ走ると若泉公園があります。ここは大規模な運動公園で様々なスポーツのグラウンドがあります。
さらに走り続けるとJRの線路を越えて児玉の市街地へ入っていきます。
城山公園を過ぎる頃、空腹感が!そう、もうお昼になったのですね。
お昼は事前に調べていた“きんしょう”さんへGo!
こちらは店構えも立派で、おやじ一人自転車旅のサイクリングジャージとヘルメット姿では敷居が高いなぁ・・・と思いながら店内に入ると、にこやかに席へ案内していただけました。
お庭を観ながらいただくランチは、五穀米のご飯がもちもちとして最高に美味い!
品数も豊富で、見た目も美しく盛り付けてあり、「今度は奥さんと一緒に来よう」と思いました。(その時はクルマじゃないと来てくれませんけどね)
お腹も一杯になったので、三偉人の三人目である国学者で総検校の“塙保己一”さん旧宅へのんびりと走ります。
到着して少し残念だったのは、母屋は茅葺屋根が維持されているのに、蔵の壁はトタン張りで一貫性がなかったこと。
まぁ、今もどなたかお住まいのようで、暮らし心地やメンテナンスの手間を考えると外野からいろいろ言うだけなのは無責任ですけどね。
最後は児玉市街地へ戻って奥さんへのお土産を買って帰りましょう。
こちらも事前に調べていた1897年創業の“梅月堂”さんへ。
何で寄りたかったかと言うと、なんちゃってシリーズを買いたかったから。
なんちゃってラーメンと、なんちゃって味噌汁を購入。
これ、ラーメンの麺はモンブラン、具は練りきり、スープは紅茶ゼリー。味噌汁もキャラメルムースとレアチーズのお豆腐でできています。
123年の老舗なのに、攻めてるね!(笑)
このために用意してきた折り畳みのナップサックにケーキの箱を入れて、背負って帰ります。
今回のコースは周回コースではないので、戻らないと帰れません。
そこで、深谷市の駅近くを経由して帰るコースを選択。なぜなら、そこに“滝澤酒造”さんがあるから。埼玉県は日本酒の生産量が日本で5位の日本酒県なのです。
私は産地自走品と称して自転車で酒蔵へ直接買いに行き、自分が飲むお酒がどんな蔵で、どんな人によって、どんな風景の中で造られているか知り、それを思い出しながら自宅で飲むのがライフワークです。
埼玉県は全35蔵すべて制覇していますよ。
今回のコースは坂もなく、利根川サイクリングロードの“向い風”峠さえなければ距離も38kmしかない楽々コースです。
でも、行ったら帰ってこないといけないので、この日の走行距離は寄り道を入れて102kmでした。
三偉人というのは今回のコースで初めて知り、そういう意味でも埼玉県は自転車で走るモチベーションになる「魅力的な見どころが多いなぁ」と改めて思いました。
これからも新しい発見を求めて、埼玉県下を“SAITAMAジャージ”を着て走り続けます。
TABIRIN【サイクリングファンのための情報サイト】コース紹介
https://tabi-rin.com/archives/course/30667
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