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農業用水路を走るルート【ルート4 走行時期:9月上旬 40代男性  スポーツバイク歴:20年】

更新日:2019年11月15日(金曜日)

【プロフィール】
スポーツ自転車暦20年。
ロードバイクでのロングライドイベントや飛行機ツーリングから、キャンプツーリングまで。


 「農業用水路を走るルート」今回のルートがどんな人に楽しめるルートになるのか。まずこれが今回このルートを走る前に思ったことでした。

埼玉県のデータによると、鴻巣の花久の里(かきゅうのさと)と春日部の内牧公園を結ぶ58キロ。距離だけみれば、最近スポーツ自転車を始めたばかりの初級者でもなんとかなる距離だし、一日じっくりかければ小学生連れの家族でも楽しめるかなあと。

なので、事前に周辺含めた下調べをするのではなくコース上で何が楽しめるかということと、ロードバイクのような軽くて速い自転車ではなく、30年物の重いマウンテンバイクを使うことにしました。

スタート場所は(5)春日部の内牧公園。
マップ1 

 内牧公園 
春日部 内牧公園

駐車場、トイレや自動販売機もあるので、春日部に近い人たちがここで待ち合わせてスタートするにはいいかもしれません。

時速20キロ弱を目安に10時30分にスタート。
内牧公園を出て、すぐに一般道。最初なので歩道を走った方がいいかもしれません。
(5)内牧公園から(6)はらっパーク宮代まではあっという間。


内牧公園は家族連れに人気のある公園ですので駐車場が混雑しているけど、はらっパーク宮代は駐車場に余裕がありそうなので、車での待ち合わせするなら、こちらの方がいいかもしれません。

この日はちょうどアーチェリーのイベントをやっていたようでした。

まだサイクリングが始まったばかりだったので、見学はしませんでしたが、初めて見る競技だったので次に出会ったらゆっくり見てみたいものです。

 原っぱ1 
はらっパーク宮代
原っぱ2
はらっパーク宮代 イベントの風景

次の(7)東武動物公園もあっという間。しかし、ここで初めてコースをロスト。
ちなみに今日走る道は自分にとっても初めてのコースでしたので、埼玉県のHPからコースデータをダウンロードし、スマートフォンの地図アプリに示しながら走っています。今回のルートは「農業用水」ということを頭には入れていましたが、「水と緑のふれあいロード」は用水路が細く案内板もないので、一般道から用水路沿いの道を感覚的に見つけることは難しいと思いました。

マルで囲んだ部分で川沿いの道に入るルートをロストします。
マップ2

次の目的地が東武動物公園ということが頭にあれば、ロストしても問題ありませんので無理にルートどおり走らなくてもいいでしょう。

(7)の東武動物公園、さすがにサイクリング中では入園して遊ぶわけにもいきません。入場したら最後、ここが終着点になっちゃいます。
見どころは東武動物公園ではなく、その隣にある宮代町立笠原小学校!

笠原小学校
宮代町立笠原小学校(https://www.fureai-cloud.jp/kasasho/

 

有名な建築アトリエ「象設計集団」が設計した小学校です。象設計集団が設計した建物は宮代町内にもう一つ、「宮代町立コミュニティーセンター 進修館」があります。
しゅん工から時間が経ってはいるものの、いまだに建築にかかわる者には必見の建物です。
さすがに物騒な世の中になってしまったので、いきなり立ち入ることはできませんが、事前に申請をすれば見学もできそうなので、いつかゆっくり見てみたいものです。

さて東武動物公園から本格的に用水路沿いを走ることになります。
が・・・、いきなり不安しかありません。
軽い砂利道を経て、土の道です。本当にこのルートであっているのか?と不安に覚えながら走りますが、埼玉県のHPからダウンロードしたデータではこの道のようです。
東武ロスト1
東武動物公園脇のロストポイント1

東武ロスト2
東武動物公園脇のロストポイント2

100メートルも走るとこんな道になります。さすがにこれ以上先には進めません。改めてスマートフォンを確認してみると、20メートルほど手前の橋を渡るようでした。

東武ロスト3
東武動物公園脇 ロストからの復帰ポイント

サイクリングロードの右折表示もないし、直前まで未舗装路がルート設定されているので、ここで間違わずに進むことは難しいです。ここで私の頭の中から、今回の「農業用水路を走るルート」のターゲットから「初級者」が外れました。

おそらくこの道を地元のように走りなれた人、もしくは常にマップを確認しながら走れる人でないと、ルートから外れてしまうことが多く、走ることに集中できません。

地図を見ながら走ることは、初級者にとって走ることを楽しめないばかりか安全に走れるとは言えません。逆に迷うことを積極的に楽しめるベテランの人であれば、このコースのターゲットになるのかもしれません。

ここをクリアできれば、いよいよ本格的に姫宮落川沿いの「緑と水のふれあいロード」を走ることになります。

緑と水のふれあいロード
緑と水のふれあいロード(姫川沿い)

稲掛けの風景 

稲掛けの風景

籾殻焼きの風景
籾殻焼きの風景

この道は田畑を挟んだ川沿いを走るので、よく言えば懐かしい、悪く言えば何もない道ですが、走った9月上旬は稲刈りが始まるタイミングでしたので、周りでは干した稲と籾(もみ)を焼く匂いがとても懐かしかったです。
時期が変わって、稲が刈り取られた寒い時期にはすこし寂しい風景かもしれません。

 

ここから先、花久の里までは再びルートを見失う道になります。

花久の里から始まる「緑のヘルシーロード」は、そもそもの見沼代用水が大きなものであることに加え、案内板が細かいため見失うことが少ないですが、姫宮落川沿いを走る「緑と水のふれあいロード」は姫宮落川の川幅が狭いこと、市街地に入ると車と混合し、分岐の際のサインがないため正確にトレースすることが出来ません。
「迷うことを楽しむ」感覚がないと、ストレスになります。

県道3号線を超え、セブンイレブンを目印に再び「緑と水のふれあいロード」に入ったところで、注意ポイントがあります。

マップ3 県道3号以北の舗装が荒れた場所
県道3号以北の舗装が荒れた場所

桜並木が続く場所ですが、桜の根が舗装下を走っているため、路面が相当にうねっています。
一番大きなうねりで、落差5センチ以上。特に速度を上げているロードバイクだとあまり考えたくないです。
ただでさえルートを見落としやすいのでマップに目を落としている状況ですし、薄暗くなっている時間帯だと街灯もまったくない道なので、正直危険な箇所に感じました。

今回はタイヤが太くて空気圧の低いMTBでしたので、驚くぐらいで済みましたが、きっとタイヤが細くて高圧なロードバイクではドキッとすると思います。転倒して助けを呼ぼうにも人通りがない場所なので、埼玉県がこのルートをコースに指定するのであれば是非とも修繕してほしい場所です。

ここまで観光スポット的なものは全くありません。

今回のコンセプトが下調べをせずにふらっと走ってみるということなので、とりあえずルート上にある千勝(ちかつ)神社で休憩。

 千勝神社
千勝神社
碑を読むと日露戦争の戦没者を弔う神社のようです。

千勝神社 境内の季節の香り
千勝神社境内の季節の香り


境内には銀杏の木があり、まさしくギンナンの実という季節の香りが漂っていたので、境内を積極的に歩くことはやめました(苦笑)。

ここまでで気になったのは、宮代のはらっパークからここまで10キロ近く、トイレも休憩所も全くないこと。
補給は途中のコンビニを使うしかありませんが、せめて雨風と日差しをしのげる東屋のようなものや、水道、さらには簡易でもトイレが欲しいと思いました。
ここでも、ペースが上がらない初級者向けではないなと感じました。

 

しばらく走ると、気になる美しい屋根が見えます。
「龍花院」というお寺のようで、本堂修復の碑が立っていました。

ルートから見える龍花院の屋根
ルートから見える龍花院の屋根

龍下院 案内板
龍花院 案内板

非常に立派な建物で、案内板を見る限り歴史ある寺のようですが、今は本堂の前にポツンと賽銭箱が置かれているのみ。

龍花院 賽銭箱 
龍花院 賽銭箱                

ちょっとこれは寂しさを感じます。昔と違って檀家も少なくなり、寺も後継ぎがいなくなった結果なのかもしれません。

気を取り直して、再びルートに戻ります。折り返しの花久の里は間もなくのはずです。

水と緑のふれあいロード 始点付近
水と緑のふれあいロード 始点付近

再び道が荒れはじめ、またルートを見落としたのか?と不安になるころに、「緑のヘルシーロード」に合流。
「緑のヘルシーロード」から少しだけ外れたところで、折り返し地点の「花久の里」にたどり着きました。

立派な施設です。

花久の里
花久の里

花久の里 ローズガーデン
花久の里 ローズガーデン                     

ここまで内牧公園から約2時間、時刻は12時ちょっとすぎ。
先ほども書きましたが、ここまで補給する場所はコンビニ以外見当たりませんでしたので、おいしい食事がとれるといいなあ。
駐車場も十分にあるので、県北の方はここを起点とするのでしょうね。
ローズガーデンの看板が見えましたが、今回は立ち入りませんでした。
花久の里 サイクルラック
花久の里 サイクルラック

自転車を立てかけられるサイクルラックがありました。今回の自転車にはスタンドをつけていたので不要でしたが、ロードバイクに乗られる方には有り難いものでしょう。

花久の里 食事の看板
花久の里 食事の看板

ここまで暑い日差しを浴びてきたのとさすがに12時を回ったので、ここで昼食。
施設の入り口にはうどんを中心としたメニューの看板があって、太麺の川幅うどんも選べるようです。
古民家風の施設の中には、食事処のほか、ふだんはサロンで喫茶が楽しめるようですが、この日サロンではイベントをやっていました。サロンが営業していれば、うどんを食べた後にゆっくりサロンで休憩してもいいなあというくらい良い雰囲気でした。離れの食事処でうどんを食べましょうか。

花久の里 昼食
花久の里 昼食

出てきたのは、しっかりとしたもりうどんと天ぷらで700円。この施設の雰囲気と味なら、ここを楽しみに来る価値がありますね。

食事も終わり、これからのルートを確認。「緑のヘルシーロード」は何度も通った道なので、どこで離脱するのかを確認。写真には納めませんでしたが、「緑のヘルシーロード」と見沼代用水を隔てるフェンスが高くなっていました。
もう少し高さを抑えた方がせっかくの親水的な意味でもいいなあと思いましたが、安全上の配慮でしょうね。
緑のヘルシーロード
緑のヘルシーロード
緑のヘルシーロード

時期的な問題かもしれませんが、「緑のヘルシーロード」の両端は草が生い茂っている状況でした。場所によっては草刈りが入っているようですが、刈った草がそのまま路上に放置されていて、どちらにしても通行はできない状態でした。
緑のヘルシーロード対岸
緑のヘルシーロード対岸

緑のヘルシーロードが走りづらいので、本来のルートとは違いますが一般車両と混合する対岸を走ります。
こちらの方が今の時期では安全に走れます。

「あやめ公園」は、気が付いたら通り過ぎてしまっていました。
あやめ公園近くの堰

あやめ公園近くの堰
あやめ公園近くの堰 ズーム
あやめ公園近くの堰 ズーム

「緑のヘルシーロード」と「緑と水のふれあいロード」の分岐あたりの堰で、じっくり休憩する場所はありませんが、暑い季節にはすこし涼し気な雰囲気。

こんな光景が普通に間近に見られることは、このルートの魅力なのかもしれません。

地図でみるとこのあたりに2件ほどカフェがあるようなので、ここで休憩してもいいかもしれません。
問題の車止め1

問題の車止め1                                       

「緑と水のふれあいロード」に点在する車止め。
車止めがそのまま立ち上がっているよりも、こうして沈めておいてくれるのは有り難いのですが、問題はこの車止めが路面より出っ張っていること。

気が付ければ避けられますが、ロードバイクで気が付かなかった時にはヒヤッとするでしょう。

「緑と水のふれあいロード」は全線この車止めが使われていました。でもこれって、施工の仕方によってはきちんと埋没して処理できるんじゃないのかな。

問題の車止め2
問題の車止め2

もっと問題はここまで浮き上がったものがあるということ。さすがにこれはいけません。ここまで浮き上がっていると、気が付かなければ転倒します。「緑と水のふれあいロード」は人通りも少ないので、転倒した時の発見が遅れます。

埼玉県が、このルートを公式にルートとして指定するのであれば、この車止めの処理を正す必要があるのではないかと感じました。相変わらずの田畑の景観のなかを走り飽き、春日部内牧公園に近づくと、私好みの道に変化。

緑のトンネルです。

内牧公園手前の緑のトンネル 
内牧公園手前の緑のトンネル


こんな風景がずっと続けばいいのに・・・と思った頃に、今回のゴールである春日部内牧公園に15時30分到着。

内牧公園(ゴール) 
春日部 内牧公園

10時30分にスタートし時速20キロ弱で走ってきましたが、休憩込みで58キロ、5時間もあれば十分に走れる距離でした。

本文中に何度か書きましたが、今回のルートは正確なトレースが難しく、迷うことを楽しむ気持ちがないと面白くないルートですので、サイクリングを始めたばかりの方にはあまり向かないと思っています。

また、インターロッキングの路面も多いですが、それ以上に車止めや路面のうねりに注意する必要があるのでハイペースを保ちたいロードバイクにも向かないと思いました。

のんびり田舎の景色を楽しむことができること、補給ポイントが少ないのできちんと装備できる人であれば、走ってもいいコースだと思います。

走力のある人であれば、江戸川―利根川―緑のヘルシーロード、もしくは荒川という流れの方が、路面的にも距離的に走れると思います。

なお、もしこのルートを埼玉県が正式にサイクリングルートとして設定するのであれば、安全性確保のためにも路面の補修と東屋と水道、できればトイレを持った休憩ポイントの整備をお願いしたいところです。          

 

TABIRIN【サイクリングファンのための情報サイト】コース紹介
https://tabi-rin.com/archives/course/30651