• SPECIAL CONTENTS スペシャルコンテンツ
  • WORLD of SAITAMA じてんしゃ王国「埼玉」特集
  • POTAGIRL'S BLOG ポタガールBLOG
  • CYCLE NEWS サイクルニュース
  • ABOUT US ポタ日和とは

トップページ > SPECIAL CONTENTS スペシャルコンテンツ > 「ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」ルートブログ(県北エリア) > 晴天を衝け!Let's みんなで深谷通!?ルートNo.79深谷郷土の偉人散策ルート 23km【ルート79 走行時期:11月上旬 40代男性 ロードバイク歴:3年】

ここから本文です。

SPECIAL CONTENTS スペシャルコンテンツ

晴天を衝け!Let's みんなで深谷通!?ルートNo.79深谷郷土の偉人散策ルート 23km【ルート79 走行時期:11月上旬 40代男性 ロードバイク歴:3年】

更新日:2019年12月9日(月曜日)

【プロフィール】
ロードバイク歴3年。群馬県藤岡市在住。年間サイクリングの7割は埼玉県です。歴史好きで、史跡と御朱印を旅します。


「埼玉県」と聞いて他人な気はしません。物心付いてから、橋を渡ればすぐ埼玉。地元の方は当たり前すぎて見過ごしている埼玉県の魅力を、年間7割さいたまサイクリストだからこそお伝えできることもあると思い、#ぐるさいに応募しました。

 

 
このコースNo.79は、深谷市街地の北を利根川サイクリングロード、南を国道17号でぐるりと回り、中心部を「あかね通り」で縦断します。全体的に平坦で見所も多いので、初心者の方がシティサイクルを利用しても楽しく走れると思います。ただし!群馬県民の我々もよーく知っていますが、真冬は自転車乗りの天敵「からっ風」が吹き荒れますのでお覚悟を。

深谷城址公園 メンバー

晴天一碧!絶好のサイクリング日和です。深谷市の名前は良く知っているけれど、事前知識は…深谷ネギと新一万円札のエライ人!!


『深谷城址公園』からスタートしました。深谷城は、室町時代に関東管領職にあった山内上杉氏より出た深谷上杉氏により築城されたそうです。深谷が町として形成されていった始まりの場所でしょうね。現在は駐車場もある広い公園となっており、緑も多くたくさんの家族が遊んでいました。

 

さぁ出発!と深谷駅方面へサドルに腰掛けたのも束の間、『北川千代文学碑』です。花壇は手入れがされていて上品な雰囲気。黄色と緑色のカラーリングで、気分が華やかになります。

北川千代文学碑

レンガ造りの深谷駅は残念ながら改修中。からくり時計のふっかちゃんに癒されつつ、構内にある観光協会へ。観光地の概要を得るには、やはり観光案内所は便利ですよ。現在の我が町イチオシ!は何かということもすぐ分かりますし、各種パンフレットや窓口の方に地元ならではの情報も聞けます。さっそくこの日は、市街地で産業祭が催されていることを教えてもらいました。なるほど、この人出の多さはそんな理由があったんですね。

深谷駅 観光案内所

深谷駅東側から『あかね通り』が始まります。ここはかつて、レンガ製造工場から駅までレンガを運搬する専用鉄道が敷かれていた跡だそうです。名前の由来はレンガの色からでしょうか?自転車・歩行者と別けられている区間も長く、大通りとの交差点もあるのでスピードは出せませんが、とても楽しい遊歩道でした。ここは是非、当時の列車に乗ったつもりで終点までのんびり走って欲しいです。

深谷商業高校の敷地内にある『深商記念館』は感動しました。ここにこんなに素敵で歴史的な洋風建築があるなんて!残念ながらこの日は休館。日曜のみ見学できるそうなので、必ず再訪を心に決めます。駅でもらった観光名所マップによると、大正11年建築・平成25年修復の国の登録有形文化財。レンガの門と、青空に映えた萌黄色が美しい。

あかね通り 深商記念館

 

あかね通りをのんびり行くと芝生の広々した『ブリッジ・パーク』があります。ここには鉄道運行当時の、鋼鉄板製として日本最古の鉄橋が一部移築保存されています。当時の最先端の建築技術が使われていたということですね。また、所どころに説明板があり、紹介文とともに当時の写真が掲載されています。周囲の風景と重ねて、往時が偲ばれます。

ブリッジ・パーク 案内板

あかね通りの終着点は、レンガ造りの塀や門柱が味わい深い『日本煉瓦資料館』です。ここには「ホフマン輪窯」「旧事務所」「旧変電室」と3つも国指定の重要文化財があります。案内してくれるオジサンがとても熱心な方で、とても有意義な時間を過ごしました。

日本煉瓦資料館

次の見どころポイントまでは距離があるので、しばしサイクリングを楽しみましょう。今回のルートでは、深谷バイパス以北は飲食店やコンビニが極端に少なくなります。食事や休憩をどこでとるのか、あるいは補給食やドリンクを余分に携行するかなど、事前計画のポイントです。

実際に走ってビックリしたのですが、#ぐるさいのコースは素晴らしく整備されているんです。走る前にルートをチェックしたり、すぐ取り出せるマップを用意しておくことは各々の当然の準備ですが、実際には目印がなく迷いやすいポイントが存在します。そんな場所にルート案内が設置されていて、この安心感と、チェックポイントをクリアしたかのような達成感は、走っていて楽しかったです。

また、ルート案内を気にしていると「血洗橋」のようにレアな表示を見落とすこともありません。ここは深谷市血洗島血洗橋…大河ドラマだけでなく火サスも撮れそうです!

ルート案内版 血洗橋

さぁいよいよ、深谷市の現在イチオシ!渋沢栄一氏関連の見どころです。パルテノン神殿のような柱が威厳のある『渋沢栄一記念館』をまず訪れるのがいいでしょう。録音された渋沢氏の肉声と、ゆかりの展示物は一見の価値あり。中でも、師匠の尾高惇忠(おだかあつただ)氏が書いた「神託」は、個人的には必見です。幕末の激動の時代、尊王攘夷に燃えた憂国の志士の熱量がガン!と伝わってくる書です。このアツい師匠に鍛えられ、渋沢氏はエネルギッシュに近代日本を牽引するトップ・リーダーになっていったのだという、原点に触れられます。

渋沢栄一記念館

また近隣に広がる『青淵公園』は、渋沢氏の号「青淵」の元になった美しい池があったことから名付けられています。新しく整備されている施設が多くあり、子ども向けの遊具もあります。バスケットの3on3コートがあるのは珍しいですね。

青淵公園

 

そして本日最後の見どころポイント『渋沢栄一生地(中の家)』です。

建物の保存状態も良く、説明板やビデオ解説など充実の内容ですが、ここでは母屋の裏手に回ってみましょう。蔵の基礎にレンガ(埼玉県深谷市産)が使われているのを見ることができます。また、東側にある地下のある蔵の材料は大谷石(栃木県宇都宮市産)、そして縁側の巨大な沓脱ぎ石(くつぬぎいし)は、我が故郷の産・三波石(群馬県藤岡市)のようです。当時、北関東の名産石材が個人宅で揃えられたのは、もちろん財力は必要でしょうが、利根川の水運・中山道の陸運とも交通が発達していた証拠です。

目の前の物や足元の地が、長い時を超えてたくさんの人の手を介して、今ここにつながっているというロマンが、歴史に触れている醍醐味ですよね。

 蔵の基礎 沓脱ぎ石

                            

焼き畑の煙を通り抜けつつ、スタートした深谷城址公園へ。江戸の昔には深谷宿として中山道最大規模の賑わいをみせた深谷は、明治維新後、早期に鉄道が敷かれます。商学校や工場も作られ、ネギと人材とレンガを各地へ「輸出」し、名実ともに農工商業の要所となっていった近代の深谷市。街角に眠る史跡を巡り、楽しく走った一日でした。

所要時間:見学含め5時間程度

血洗島

しかし「血洗島」の地名の謎は残った…to be continued.

 

TABIRIN【サイクリングファンのための情報サイト】コース紹介
https://tabi-rin.com/archives/course/25380