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ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉~秩父4ダムを巡るルート~【ルート92 走行時期:12月上旬 40代男性 ロードバイク歴:3年】

更新日:2019年12月13日(金曜日)

【プロフィール】 
ロードバイク歴3年。
輪行でしまなみ海道や北海道等に旅行するなど、どっぷりとロードバイク沼にハマッている。 


<プロローグ>
「ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」参加決定通知が届いたのが11月15日。

対象は「秩父4ダムを巡るルート」。

このルートを見た瞬間、私は凍り付きました。正確には、ルート名を2度見し、震える手でルートを確認。そして、その距離と獲得標高を見た瞬間・・・
距離:約100km(起点及び終点を三峰口駅とした場合。まぁ、これは問題ない)
獲得標高:約2,000m(ヲイ!ゴルァ!ちょっと待て!)

ルート 

しばし呆然としながら天を仰ぎます。貧脚ライダーの私には、こんなルートを走り切る自信はありません。

こんなルートを押し付けた、埼玉県広聴広報課の担当者O氏への怒りの言葉を叫ぶも時すでに遅し。私のルートは、秩父4ダムのルートに決定してしまったのでした。
(いや、希望ルートの1つにこのルートを入れたのは確かに自分なんですけどね。まさか、このルートが選ばれるとは・・・。)


しかし、その後は土日が忙しく、月日が経過していきます。そして季節は移り、12月に入ったところで私の頭に、とある嫌な考えが浮かびます。

「真冬の秩父の山道って路面が凍ってるんじゃね?」

その考えの恐ろしさに戦慄した私は、無理やりスケジュールを調整し、12月8日に秩父へ旅立つことを決意したのでした。

 

<輪行で三峰口駅へ>
冬のライドの敵は、なんといっても寒さと時間です。寒いのはもちろん、日没が早いので、急がなければいけません。

高崎線で熊谷を経由し、秩父鉄道で三峰口に行くと、始発でも到着が8時過ぎです。
8時過ぎでも遅い気がしますが、前泊するほどでもないので、輪行で行くことにしました。

電車に乗り遅れまいと早寝・早起きして、まずは熊谷駅まで向かいます。
高崎線は、時間どおりに熊谷駅へ到着。

秩父鉄道の発車時刻まで20分程度あったので、トイレに行ったりして時間をつぶします。のんびりしていると、結構な時間が経っていました。

自転車を担いで秩父鉄道の階段を降りていくと、横から女子高校生の2人組が、ものすごい勢いで階段を降りていくではないですか。

それに焦った私も、素早く階段を降りて、2人の後に続きます。電車に乗り、輪行袋を降ろした瞬間、私の目に信じがたい光景が飛び込んできました。

ホームを挟んで向かい側にも電車がいました。その電車の表示は「三峰口行き」。
「!?!?!?」

パニックになる私を無視して、無情にも電車は発車します。次の停車駅は「ソシオ流通センター」、つまり反対の羽生行きの電車に乗ってしまったのですっ。

「ヲイ!?次は上熊谷じゃないのか!?」
そんな叫びも空しく、現実が変わることはありません。

私をこの電車に誘い込んだ女子高校生2人組と、広聴広報課の担当O氏への呪いの言葉をブツブツ言いながら(ただの逆恨みと、完全なとばっちり)、次のソシオ流通センター駅で降り、三峰口行きの電車を待つことしかできませんでした。

これによってロスした時間が約40分。この40分が今後の私の運命を、あんなにも変えてしまうとは・・・このときはまだ、予測すらできなかったのでした。

 

<三峰口駅~道の駅両神温泉>
気を取り直して、三峰口駅行きの電車に乗り、揺られること1.5時間超。
天気は快晴で、窓から見える景色を眺めていると、あっという間に終点、三峰口駅に到着しました。

秩父鉄道はチャリダーを応援していて、駅にはサイクルラックが用意してありました。これは嬉しいっ。また、日時によっては輪行状態にしなくても、直接電車内に自転車を持ち込めるサービスもあるようです。

三峰口サイクルラック 三峰口駅


駅で輪行解除し、さあ、出発です。なお、駅周辺にはコンビニ等がありません。自販機はありますが、ゼリーや補給食が必要な方は、事前に準備しておくといいと思います。


まずは、ルートの起点「道の駅両神温泉」に向かいます。
両神温泉までは程よい上り坂。ウォーミングアップ程度で流していると、すぐに目的地に到着しました。場所的には、小鹿野になるようですね。

道の駅両神温泉1 

ここにもサイクルラックがあります。チャリダーには嬉しいっ、などと思っていると・・・

道の駅両神温泉2 道の駅両神温泉3

!?!?!?

なんと小鹿野は、自転車ではなく「オートバイによるまちおこし事業」を行っていました。まぁ、山道を自転車で走ろうなんて、普通に考えればありえないですからね。

 

<受験生の聖地、合角ダムへ>
早朝でまだ温泉もお店も開いていなかったので、すぐに次の目的地へ出発です。
目的地はもちろん、4ダムのひとつ「合角ダム」。

まだまだ体力は十分なので、軽快に坂を登りながらダムに向かいます。

合角ダム

合角ダム手前に、こんな看板がありました。どうやら、この「吉田元気村」という施設で合角ダムカレーが食べられるようです。時間があるときに、改めて行ってみたいです。


そして、更に上っていくと・・・合角ダムに到着です。この日は、ちょろちょろっと少しだけ放水していました。

合角ダム2 放水

そして・・・ダムといえば、コレですね。ダムカードゲット!

ダムカード

<秩父ミューズパークへ>
続いて、秩父ミューズパークへと向かいます。
本来であれば、落葉松峠を越えていくはずだったのですが・・・残念ながら通行止めでした。

通行止め

しょうがないので来た道を戻り、別ルートで秩父ミューズパークへと向かいます。国道299号を経由して山道に入ると、目の前に巨大な壁のような坂が立ち塞がりました。

!?

サイコンの表示は斜度12%前後をうろうろしています。
結構な坂です。秩父ミューズパークに着く頃には、私の脚は終了寸前となっていました。

秩父ミューズパーク

台風の影響で土砂崩れがあったとの報道もありましたが、この日は晴天だったこともあり、けっこうなお客さんがいました。

時間もないので、すぐに次の目的地、浦山ダムに向かいます。

 

<悪魔の囁きと浦山ダム>
国道140号を走っていると、浦山ダムの看板が見えてきました。すると、秩父ミューズパークへの坂で疲労困憊、足が終了寸前だった私に悪魔の声が聞こえました。

「疲れてるんだろ?浦山ダムまで上るこたねぇよ。エレベーターで上がっちまいな」

なんという悪魔の誘惑!

そう、浦山ダムは見学者が堤体に入ることができ、ダムの上下をエレベーターで移動できるんです!
疲労と悪魔の声に負けた私は、迷うことなくダムの下にある駐車場を目指そうとしました。

そこで目にしたものは・・・
「この先土砂崩れの危険があるため、車両、歩行者共に通行止め」の、無情な看板。これでは浦山ダムエレベーターの場所に行くことができません。

やはり、やはり上らなければいけないのかっ!?
そして悪魔の囁きは聞こえなくなり、頭がクライマーモードに切り替わります。

しかし、上り始める事10秒で、過酷な現実を突きつけられました。

脚が・・・脚が終わった・・・。

そう、悲しいかな貧脚ライダーの私の脚は、ここで終わってしまったのです。

サイコンの表示は無情にも斜度12%前後を指し続けます。ダンシングする気力もなく、時速10km/h程度でノロノロと上ります。正直、この4ダムルートの中で、2番目にキツかった坂でした。

幸いなことに、浦山ダムまでの距離は短く、なんとか足付きすることなく浦山ダム、そしてうららぴあへ到着。

浦山ダム 

時刻はちょうど12時30分。ちょうどいいので、ここで昼食にします。
浦山ダム 

もちろん、昼食は・・・
ダムカレーと思いました?思いましたよね?

残念、ダムラーメンでしたっ。

お昼
いや、ダムカレーは前に食べたことがあったので、今回はラーメンかな、と。
海苔が堤体、カニカマが放流した水を表現しているようです。

そして、右下に見えるのが、浦山ダムのダムカード!
なんと、2種類あるそうで、2枚ともいただいちゃいましたっ。

 

のんびりとダム資料館を見ながら脚を回復させたいところなのですが、時間が私を焦らせます。

昼食を終えた時間が13時。
この後滝沢ダムまで行って14時30分、二瀬ダム到着15時30分・・・三峰口駅16時30分・・・

あれ?これ、ヤバくね?
そう、冬のロングライド(って程の距離でもないのですが)は、時間との闘い。

日が落ちると急激に寒くなります。そして怖いのが、夜のダウンヒル。
通常ではありえない速度で暗い山道を下るのは、本当に恐怖です。
結局、ゆっくりする時間もなく、浦山ダムを後にしたのでした。

 

<浦山ダムからループ橋経由で滝沢ダムへ>
国道140号を山梨方面へ向かいます。途中、道の駅あらかわ、道の駅大滝温泉といった立ち寄りスポットもあったのですが、時間のない私はそれらをスルーして滝沢ダムへと向かいます。

中でも、関東屈指のパワースポットとして名高い三峯神社!

三峯神社1 三峯神社2

是非立ち寄りたい場所なのですが、時間と脚の状況により、断念します。
なにしろ、ここはほんの入り口、神社までは500m以上上らないといけないですからね。今の脚の状況では行くだけで1時間はかかりそうです。

 

途中に国道140号の分岐があり、左へ行くと二瀬ダム、右へ行くと滝沢ダムです。
まずは右折して滝沢ダムへ向かいます。途中に、こんな施設が・・・

温泉スタンド 

ガソリンスタンドではなく、温泉スタンド!?
興味MAXではあったのですが、時間に追われる私は、滝沢ダムへと急ぎます。

そして、しばらく進むと・・・
見えてきました、ループ橋っ!奥には滝沢ダムも見えます。

ループ橋

俄然テンションが上がり、ループ橋を一気に上り切ってしまいました。でも、このループ橋も、斜度が7%前後あって、結構辛かったんですけどね。

7%といえば、日光いろは坂の上りと同じくらいですから。

そして・・・滝沢ダム到着ぅ~。
滝沢ダム
ちなみに「奥秩父もみじ湖」は、滝沢ダムのダム湖の名称のようです。
一見、非常にいいお天気なのですが・・・よく見ると、もうすぐ太陽が山に隠れてしまいそうですね。

滝沢ダム2

陽が落ちると一気に気温が下がるので、ダムカードをいただき、二瀬ダムに向かいます。滝沢ダムも、浦山ダムと同じく堤体内を見学できるので、今度時間のある時に、改めて行ってみたいですね。

 

<山を越えて二瀬ダムへ~最大の難所>
最後の目的地は二瀬ダム、最後ということで気合も入るかと思ったのですが・・・
ルートを見たときから理解はしていたのですが、ここにきて最後の山越えっ。

滝沢ダムから二瀬ダムなら、普通は国道140号だろ、と思うのですが、提示されたルートは無情にもショートカット、つまり山越えコースっ。

疲れはピーク。脚も力が残っていない状態。でも、それでも坂があれば上ってしまうのが、我々チャリダーです。

最後の最後に、こんな坂を用意してくださった担当者O氏の粋な計らいに敬意を表し、最後の坂を上ります。

斜度(10%前後)、距離とも大したことはないのですが、今回、一番キツかったです。

景色

景色は滅茶苦茶良かったですよー。

そして・・・

到着しました、二瀬ダムっ。
写真では分かりにくいですが、アーチ式の湾曲したダムはスゲーカッコイイです。

二瀬ダム

そして、恒例のダムカード。
ここ、二瀬ダムでは、秩父4ダムのカードを持っていくと、限定のシリアルナンバー入りカードをいただくことができますっ。

つまり、この限定カードが4ダムを巡った証っ!
要するに、この限定カードの写真だけあれば、今回のルートの証明になる・・・ってことでいいのかなぁ・・・。

4ダムカード 

<最後に>
そのまま、国道140号経由で三峰口駅へ到着。到着時間は16時ちょうど。なんとか陽のあるうちに戻ることができました。

電車乗り間違えのハプニングがあったこともあり、終始、時間に追われることとなってしまいましたが、走りごたえのある、非常に楽しいルートでした。

ダムカード集めに加え、限定ダムカード入手という目的もあり、目的をもって走りたい方には非常に楽しいコースです。

ただ、坂が多く初心者には厳しいコースなので、ある程度走れるようになってから、是非チャレンジしていただきたいコースだと思いました。

 

TABIRIN【サイクリングファンのための情報サイト】コース紹介
https://tabi-rin.com/archives/course/25398