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移住体験談

篠宮雄治さん

農業者

2013年、杉戸町へ

会社員から農業者へ転身
やりたいことを自分で決められるのが農業のよさ

写真:篠宮様1

農業研修で技術を磨き新規就農

埼玉県東部の杉戸町。都心から電車で1時間圏内に位置していながら、江戸川、古利根川など豊かな水がはぐくんだ田園風景が広がる。
篠宮さんがこの杉戸町に移り住んでから本格的に農業を始めたのが2010年。会社員からの転身だったため、杉戸町に隣接する久喜市内の農家で1年間、栽培方法や作物の管理技術などを学んでから杉戸町で就農した。
研修終了後、杉戸町の「明日の農業担い手育成杉戸塾」から支援を受けた。江戸川土手のそばで農地を借りることになったのは、この担い手育成塾の斡旋によるもの。今では計0.6haの農地で、1年を通して多品目の野菜を露地で栽培、出荷している。

写真:篠宮様2

自分で決められる農業 失敗とお客様の存在を糧に

作付けから収穫、出荷までの農作業を、篠宮さんは妻と一緒に行う。「組織の中で自分のやりたいことが発揮できないのとは違い、やりたいことを自分で決めてできることが農業のよさですね。
時には、作付けしても育たないこともあるなど、失敗は多いです。けど、失敗して身をもってわからないと次への改善や発展につながらないと思っています。」と篠宮さん。
収穫した農産物は、主に杉戸町内のスーパーに出荷している。「販売先に苦労したのでは?」との問いには「主な店舗は自分で探して交渉し、販路を拡大してきました。」と淡々と答える。地元のスーパーに自分で野菜を届け、消費者の声が直に入ってくることに対し、「自分の作った野菜をお客様が楽しみにしてくれているのを実感できるのは励みになりますね。」と話す。

写真:篠宮様3

若手農業者たちとのつながりが刺激

農業大学校を卒業して就農した人は、定期的に同窓会を開催して情報交換し合うことがあると聞くが、篠宮さんは農家での研修のみ。どのように同業者の仲間と知り合うのかたずねたところ、近隣の若手農業者のグループ「農ミソ会」をつくって、定期的に集まっているという。会の代表を務める篠宮さんは、「気さくに楽しく農業について語ったり、悩みを相談したりしています。みんなの話を聞くと『自分も頑張らなくちゃ。』という気持ちがわいてきますよ。仲間たちがいるって、やっぱり心強いですね。」と熱く語る。
家族、お客さん、同業者の仲間など様々な人たちに支えられる篠宮さん。今後の展開がますます楽しみだ。

暮らして気づいた「この地域のよさ」

土質がよい

土質は農産物の出来を左右する重要な要素。工夫次第で様々な作物がつくれることが楽しく、いろいろと試しているところです。

消費地が近い!

一大消費地である東京に近いことは、農業をやっていく上で大きなアドバンテージ。「できた農産物の売り先に困る。」という農業者の声もしばしば耳にしますが、私は「やり方次第なのでは?」と思っています。

写真:篠宮様4

篠宮雄治(しのみやゆうじ)profile

会社員→農家研修→就農

東京都出身。会社勤務の後、久喜市内の農家で研修を受け、2010年、「明日の農業担い手育成杉戸塾」による新規就農支援を受けて3年後に独立。少量多品目の農産物を露地栽培している。