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イベントレポート

移住セミナー「埼玉ではじめる農ある暮らし半農半X&新規就農編」を開催しました!

日時 2021年3月13日13時20分

場所 オンライン開催

竹田さんの地域のかたとの交流紹介

 オンラインで移住セミナー「埼玉ではじめる農ある暮らし半農半X&新規就農編」を開催しました。

 このセミナーでは、県内有数のオーガニックタウンである埼玉県小川町で、半農半X的な生活や新規就農を実現されたゲストをお迎えして移住体験談をお話いただいたほか、個別の相談会などを行うなど、埼玉県の移住に興味がある方の様々なニーズに対応できる内容で実施しました。

八田さんの移住サポートの仕組みの紹介

 はじめに、小川町移住サポートセンター八田さと子さんから、小川町の移住の取組などについてのお話がありました。小川町の魅力などを伝える移住のPR動画を紹介した後、小川町移住サポートセンターの仕組みや、移住サポートセンターを通じて、本格的な農業から家庭菜園まで、様々な形で農ある暮らしを実現された方の事例を紹介いただきました。

 次に、小川町に移住をして、半農半X的な農ある暮らしを実現されている竹田貴大さんから、お話をいただきました。

竹田さんの畑で採れた小松菜の紹介

 竹田さんは、有機農業に関心を持ち、全国の有機農家を巡って勉強をした後に、有機農業が盛んで文化や豊かな自然のある小川町にポテンシャルを感じて好きになり、移住をしたそうです。
 地元の農家で数か月研修を受講した後に、畑を借りて野菜を作り、自家消費野菜の5割ほどを自給したり、使われなくなった森を借りて、草刈りや木材を整理するなど、使える森にしていくという取り組みをしているとのことでした。
 今後は、仲間を集めて米や麦づくりにも取り組み、もっと先には、狩猟や養蜂もやってみたいとのことでした。また、国際交流ができるコミュニティを作りたいなどの抱負もお話しいただきました。
 小川町の農ある暮らしは、無農薬での有機農業がやりやすいという話や、自家栽培している野菜は、自家消費であれば、素人でも十分、新鮮でおいしい野菜を作ることができるなど、農ある暮らしの参考になる話が多く、参加者からたくさんの質問が寄せられました。

 続いて、小川町に移住をして、本格的に農業をされている赤堀香弥さんから、お話をいただきました。

赤堀さんのおまかせ野菜セットの紹介

 赤堀さんは、現在、5歳と3歳子供と夫と4人暮らしであり、子育て中の専業農家の暮らしについて、お話ししていただきました。
 就農する前は、夫は造園会社、自分はコンサルタントで都内で忙しく働いていましたが、小川町の農場で夫が研修を受講し、その後、結婚をして自身も仕事をやめて小川町に移住し、一反の田んぼから農業をはじめたそうです。
 その後は、明日の農業担い手育成塾や横田農場の研修を受けることで、援助を受け、3年3作を経て、本格的に農業をはじめたなど、就農の体験談をお話しいただきました。
 歴史のある文化、環境のことをよく考えて移住先に小川町を選んだということで、農地ありきでなかった、心に決めた土地の条件をとことん受け入れて、続けることが大事だと思うという話は印象的でした。
 農業をやる上で、悩んだことなど周りの人を頼ることで乗り越えてきたそうです。その例として、町や地元の農園の支援も受け、有機農業の第一人者のかたを招聘し、有機農業をするために何をしたよいかを学んできたそうです。
 土日は子供も連れて農業をやっており、最近子供が農作業を少し手伝ってくれるようになったとの微笑ましいお話も聞くことができました。
 野菜づくりをはじめて10年、季節を味わってもらう、自分の畑の都合で野菜をセット詰めして販売をしているそうです。
 その他にも、小川町は農家が有機農業でつながっていて、オーガニックフェスを開催したり、野菜がない時期の活動としては味噌づくりに力を入れていることや、自身の活動として、保育園で、献立の提案や有機野菜の使い方を伝える取組などをしているなど、赤堀さんの農ある暮らしを詳しくお話しいただきました。
 赤堀さんからは、最後に、町が給付金や補助金、そして住宅の賃貸相談などで門前払いせずに、親身に相談に乗ってもらえたことで、戸建ての住宅も手に入れることができた、小川町はコミュニティが強く、周りが助けてくれる街だと思うとのお話しをいただきました。

 続いて、県農業支援課から、埼玉県における新規就農について、専業で農業をやる方の目線でお話をさせていただきました。

農業支援課の埼玉県農業大学校の紹介

 埼玉農業の特徴は、都心に近く、平地から山地まで様々な地形があり、多品目の栽培が可能である。新規就農者の7割は野菜からはじめて、特に露地野菜と呼ばれる野菜を選ぶ方が多い、理由としては施設野菜に比べてハウスなどの初期投資が少ないことと、作物にもよるが年に何回も作ることができるという利点があることなどの説明をさせていただきました。
 就農するためには「技術」「資金」「農地」の取得が最も重要になります。そのために技術を身に着けるための就農予備校、埼玉県独自の制度になる農業大学校や明日の担い手育成塾などの新規就農のための制度を紹介させていただきました。
 各農林振興センターで新規就農の相談を受けることができることや、農業をするにあたっては、作物で選ぶか、場所で選ぶかなどいくつかの選択肢があるが、自分に合う就農方法をじっくり考えて欲しいという話をさせていただきました。

 各ゲストからのお話の後は、参加者がゲストと個別に相談する時間を設け、事前に申し込みをされた6組のかたが希望するゲストと交流しました。
 今年度最後の移住セミナーは、新型コロナ感染症拡大の影響を踏まえ、オンラインで開催させていただきましたが、多くのかた、遠方のかたに参加していただき、盛況に行うことができました。