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掲載日:2022年8月10日
MRI検査はとても強力な磁力(と電波)を使って画像を作成します。
放射線技術部の検査の一つですが放射線は使っていません。
画像はCTのように「輪切り」だけでなく、縦横斜めといろいろな方向からの断面を見ることが出来ます。
また、MRIの特徴として「流れ」ているモノを画像として捉えることが出来ます(原理は難しいのでここでは省略しますが)。造影剤を使わなくても血液の流れを見ることができるので、血管系の撮影に強いのが特徴の一つです。
検査室内は非常に強い磁場が発生していますので、必ず担当者の案内にしたがってください。
MRI検査は「磁力」を使った検査です。
したがって「磁石に付くもの」が体に付いていたり、体内に入っていると検査が出来ません。
そのためいろいろな制約があります。
下記にご注意ください。
下記の方は検査を受けられない場合があります。
担当者にお知らせください。
胎児に対するMRI検査の安全性は確立されておりません。
原則として妊娠中の方は検査を受けられません。(特に妊娠期間の初期の検査は慎重になる必要があります。)
人工関節などで金属が入っている場合、「材質」や「入っている場所」によって可能か不可能かが決まります。
実際に検査を始めてみないとわからないかもしれません。
入れ墨は火傷や「絵」のデザインが崩れる可能性があります。
眉やアイラインの「アートメイク」も同様に火傷の可能性があります。
アイライン、マスカラ、ファンデーション等で火傷を発症する事例があるため、検査前に落としていただく場合があります。
検査前にはずしていただければ問題ありません。
検査室内には、補聴器、装飾品、腕時計、磁気カード、電子機器類は絶対に持ち込めません。
もちろんハサミやナイフ等も持ち込めません。
また入れ歯、使い捨てカイロ、磁石の付いた絆創膏、ベルト、湿布等は、火傷を起こしてしまいますので必ず取り外していただきます。
冬場に注意が必要なのが、「機能性肌着」です。
「ヒートテック」や「ブレスサーモ」等の商品名で売られている「発熱系肌着」です。
これらの下着は検査中に熱くなり火傷が起こりやすくなります。最近では下着だけではなく靴下や腹巻にも同じ素材が使われているものもありますのでご注意ください。
当センターでは1.5T(Tは磁力の単位)のMRIと3.0TのMRIが稼働しています。
「調べたい場所」や「検査の内容」によってどちらのMRIを使用するかを決めています。
フィリップス社製1.5T
頭部や心臓の検査で使用します。
フィリップス社製3.0T
主に頭部検査で使用します。
操作は別室で行います。
MRI検査において「造影剤」を使う場合は承諾書を頂きます。
予約してある検査の内容については下記にお問合せください。
※検査中などで対応しきれない場合は、折り返しのご連絡になる場合があります
検査内容によっては順番が前後する場合があります。
また緊急検査が入った場合、お待ちいただいく場合がありますがご了承ください。
体調の悪い方もいらっしゃいますのでお静かにお待ちください。
撮影担当者がお呼びするまで、検査室に入らないで下さい。
お問い合わせ
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