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掲載日：2024年4月4日
病院長あいさつ
県立循環器・呼吸器病センター病院長あいさつ
このたび令和6年4月に病院長に就任いたしました池谷朋彦でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
埼玉県立循環器・呼吸器病センターは、結核療養所「埼玉県立小原療養所」(昭和29年開設)を前身に、平成6年4月に心臓疾患、大血管疾患、脳血管疾患など循環器系疾患患者の増加に対応した高度専門医療機関「埼玉県立小原循環器病センター」として開設しました。さらに呼吸器部門の充実を図り、平成10年4月に現在の「埼玉県立循環器・呼吸器病センター」に改称しました。
当センターでは、ハイブリッド手術室をはじめ最新の設備を導入し、県北地域で初めてとなるTAVI実施施設として認定を受けるなど、地域に先進的医療を安全安心に提供できるよう努めております。
また高齢化の進展や地域のニーズに応え、平成30年には腎・透析センターを、平成31年には脳神経センターをオープンするなど、さらなる機能の充実を図っております。
あわせて地域の医療機関の皆様と連携を強化し、スムーズな医療提供体制を構築することで、患者さんにとってより良い医療環境を実現できるよう積極的に取り組んでおります。
患者さんにとって病気と向き合うことは、心身ともに大きな負担や不安を伴うものです。私たち医療者は、そのことを常に心に刻み、患者さん一人ひとりに寄り添った医療に全力で取り組んでいます。
常に最新の医療技術や知見を取り入れ、低侵襲の手術など患者さんへの負担の少ない治療を提供するとともに、個々のニーズに合わせた質の高い看護ケアに努めています。
さらに、患者さんや御家族が安心して治療に専念できるよう、相談窓口や入退院の支援など患者サポートの充実に力を入れております。特に近年では、仕事と療養の両立支援に取り組んでおり、こうした取り組みを通じて、患者さん一人ひとりが自分らしい生活を送ることができるよう支援してまいります。
令和6年に当センターは開設30周年を迎えました。これもひとえに、地域の方々、医療関係者の方々の御支援・御協力の賜物と深く感謝申し上げます。
当センターの理念は「私たちは県民の健康を守り、心の支えとなる病院をめざします。私たちは誠意と熱意をもって、患者さんに接します。」です。
30周年を機に、あらためてこの理念に立ち返り、より一層、質の高い医療とケアを提供できるよう、職員一丸となって努力してまいります。
令和6年4月1日
埼玉県立循環器・呼吸器病センター
病院長 池谷 朋彦
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