埼玉県花と緑の振興センター > 生産者・造園業者の方へ > 植木類の病害虫 > 埼玉県花と緑の振興センター 植木類の病害虫 ゴマフボクトウ

ここから本文です。

ページ番号:2813

掲載日:2021年3月26日

埼玉県花と緑の振興センター 植木類の病害虫 ゴマフボクトウ

植木類の病害虫

第8回 ゴマフボクトウ(幼虫)

主幹基部の孔と虫ふん(サクラ)

根部の食害痕(サクラ)

ゴマフボクトウの幼虫

1.症状

ふ化した幼虫が枝に食い入り、枝梢内で坑道を作って食害するため、被害部分は脆くなり、強風等で折れることがある。また、食害が直接枝枯れを起こす。若木では食害部が比較的地表面に近く、樹幹の基部が侵されるので枯死することが多い。
幼虫の加害は外観上ではわからないが、被害樹では、虫ふんを排出する孔とそこから排出される多数の淡赤色の丸い虫ふんが目安となる。

2.発生しやすい樹木

カシ類、サクラ、ヤナギ、ツツジ、サツキ、チャ、ツバキ、カエデ、ザクロ、グミなど、多くの樹種を加害する。

3.対策

  • 産卵場所となるような、枯れ枝や落ち葉等を、株元や周辺に残さず処分する。
  • 食入被害枝は早めに切除し、中の幼虫を捕殺すると効果的である。幼木や地際の主幹が加害され切除が困難な場合は、食入孔から針金を入れて刺殺するか、殺虫剤を注射器などで直接注入し、穴を閉じる。
  • 成虫発生期(8月ころ)に薬剤を散布するか、被害の受けやすい枝・幹に塗布し、産卵・食入を防止する。

参考文献:原色庭木花木の病害虫

※薬剤を使用する場合は、農薬容器や包装のラベルに記載された使用基準を守って、ご使用ください。

お問い合わせ

農林部 花と緑の振興センター 緑化企画・振興担当

郵便番号334-0059 埼玉県川口市安行1015 埼玉県花と緑の振興センター

ファックス:048-290-1012

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?