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発表日:2022年1月27日11時

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県政ニュース

県立近代美術館 「開館40周年記念展 扉は開いているか―美術館とコレクション1982-2022」を開催

部局名:教育局
課所名:近代美術館
担当名:企画展担当
担当者名:鴫原、大浦、松江

直通電話番号:048-824-0110
Email:p240111@pref.saitama.lg.jp

県立近代美術館では、2月5日(土曜日)から5月15日(日曜日)までの間、企画展「開館40周年記念展 扉は開いているか―美術館とコレクション1982-2022」を開催します。

県立近代美術館は、1982年(昭和57年)11月3日に開館しました。この展覧会では、2022年(令和4年)に開館40周年を迎える県立近代美術館そのものに焦点を当てます。美術館の原点ともいえる開館前後の活動、黒川紀章の設計による美術館建築、美術館の活動と分かち難く結びつきながら成長するコレクション、コミッションワーク(委託制作)やプロジェクトなど、様々な視点から40年間の活動を紐解き、美術館が築いてきた土台を検証するとともに、これからの美術館を展望します。

1 会期等

会期:2月5日(土曜日)~5月15日(日曜日)

※ 会期中に一部展示替えがあります。

前期:3月27日(日曜日)まで/後期:3月29日(火曜日)から

開館時間:10時00分~17時30分(展示室への入場は17時00分まで)

休館日:月曜日(ただし、3月21日及び5月2日は開館)

2 会場

県立近代美術館

(さいたま市浦和区常盤9-30-1 電話048-824-0111)

3 観覧料

一般1000円(800円)、大高生800円(640円)

※( )は20名以上の団体料金です。

※中学生以下及び障害者手帳等を御提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。

※併せてMOMAS(モマス)コレクション(1階展示室)も観覧できます。

4 見どころ

  1. 祝・開館40周年!県立近代美術館の活動とコレクション形成を収蔵作品とアーカイブ資料によって振り返ります。
  2. 黒川紀章の設計による建築と空間にフォーカス!スケッチ・ドローイングなどの設計資料等を通して、美術館の建築を紹介します。
  3. アーティストたちは美術館の空間にどのように応えたのか?美術館のコミッションワークやプロジェクトにも注目します。

5 展示構成

 (1) 第1章 近代美術館の原点―コレクションの始まり

県立近代美術館は1982年11月3日、「開館記念展 印象派からエコール・ド・パリへ」からその活動を開始しました。この展覧会で重点的に取り上げられたのは、田中保、斎藤豊作、斎藤与里、森田恒友など現在でもコレクションの核となっている埼玉県ゆかりの洋画家でした。埼玉の美術を軸に始まった美術館の初期の活動を初代館長・本間正義の視点を交えて振り返ります。

出品作家:クロード・モネ、アリスティド・マイヨール、斎藤豊作、斎藤与里、田中保、森田恒友、寺内萬治郎、橋本雅邦、奥原晴湖 他

 (2) 第2章 建築と空間

美術館の設計を手がけた黒川紀章は、かつてこの場所に建っていた旧制浦和高校の記憶を継承しつつ、建物と公園との「共生」というコンセプトを描きました。この章では、黒川のスケッチ・ドローイングや竣工当時の写真資料、北浦和公園内の屋外彫刻作品とその関連資料などを通して、美術館の建築や空間を紐解きます。建築を被写体に生活や時間の痕跡を捉えた写真作品を手がける写真家・飯沼珠実が撮り下ろした美術館のいまの姿も見どころです。

出品作家:黒川紀章、橋本真之、中川陽介、飯沼珠実 他

 (3) 第3章 美術館の織糸

1970年代の美術の検証、ジャンルを越境した多彩な活動で知られる瑛九を起点にしたコレクション形成、新聞や雑誌の挿絵や図案など大衆文化や複製芸術に軸足を置いた小村雪岱の仕事という3つの視点から、調査研究や展示、教育普及といった美術館の活動と分かちがたく関わり合いながら成長してきた県立近代美術館のコレクションを紹介します。

出品作家:関根伸夫、吉田克朗、高松次郎、柏原えつとむ、瑛九、泉茂、靉嘔、小村雪岱 他

(4) 第4章 同時代の作家とともに

開館以来、美術館は多くのアーティストと協働し、その活動に伴走してきました。本章では当館の空間や建築に対して応答するようにして生み出された作品やプロジェクトを中心に紹介し、美術館と同時代美術との関係にも目を向けます。田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》や宮島達男《Number of Time in Coin-Locker》など、美術館の空間に合わせて制作され、館内で常設展示されている作品にも注目します。

出品作家:川俣正、島州一、ナイジェル・ホール、田中米吉、宮島達男、佐藤時啓、塩﨑由美子、北野謙、トモトシ 他

※ 出品作家の掲載は順不同。

※ 展示構成、出品作家は変更になる場合があります。

6 関連イベント

決定次第、当館ホームページでお知らせします。

 7 主催等

(1) 主催

埼玉県立近代美術館

(2) 協力

JR東日本大宮支社、FM NACK5

8 交通案内

JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)。JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分。

当館に専用駐車場はありませんが、提携駐車場「三井のリパーク 埼玉県立近代美術館東」では駐車料金の割引があります(企画展観覧で300円引き、MOMASコレクション観覧で100円引き)。団体バスは事前に御相談ください。お体の不自由な方の御来館には業務用駐車場を提供いたします。ただし、台数に限りがありますので事前に御連絡をお願いします。

9 その他

御来館に当たっては、新型コロナウイルス感染症防止対策に御理解と御協力をお願いいたします。

状況により、休館及び会期変更などの可能性があります。御来館前に当館ホームページで最新情報を御確認ください。

【お問合せ先】

担当:県立近代美術館 企画展担当 鴫原、大浦、松江

電話:048-824-0110

E-mail: p240111@pref.saitama.lg.jp

【参考情報】

県立近代美術館

ホームページ:https://pref.spec.ed.jp/momas/

公式Twitter:https://twitter.com/momas_kouhou

公式Facebook:https://www.facebook.com/momaspr

公式YouTube:https://www.youtube.com/user/momasjp

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