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発表日:2022年3月4日11時

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県政ニュース

第53回埼玉文芸賞の決定ー力作ぞろいの中から3名受賞ー

部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:文学担当
担当者名:松本

直通電話番号:048-789-1515
Email:info@okegawa-culpro.jp

 埼玉県教育委員会では、県内における文芸活動の振興を図るため、昭和44年に埼玉文芸賞を創設し、文芸各部門の創作活動において特に優れた作品を顕彰しています。

埼玉文芸賞選考委員会の推薦に基づき、埼玉文芸賞(3点)、同準賞(8点)、同奨励賞(2点)について、次のとおり決定しました。

 なお、受賞作品は「文芸埼玉」第107号(令和4年6月刊行予定)で掲載又は紹介します。

1 第53回埼玉文芸賞の主な特徴

(1)幅広い年齢層からの応募

「小説・戯曲部門」「文芸評論・エッセイ・伝記部門」「児童文学部門」「詩部門」「短歌部門」「俳句部門」「川柳部門」の7部門に合計390点の作品が寄せられました。

応募者の年齢は、最年少が16歳(「小説・戯曲」「文芸評論・エッセイ・伝記」「詩」「俳句」の4部門)、最高齢が95歳(俳句部門)でした。

(2)高校生2名に奨励賞を贈呈

高校生世代からは合計11点の応募があり、奨励賞を設けてから9年目で初めて、全7部門に奨励賞対象作品がそろいました。全7校の学校から応募があり、初めて特別支援学校からの応募も届きました。今回はその中から「俳句部門」「川柳部門」で1点ずつ、2名が若手を対象とする奨励賞に選ばれました。

 

2 受賞者及び受賞作品

(「 」は生原稿・雑誌掲載作品、『 』は単行本)

(1)埼玉文芸賞

【小説・戯曲部門】

「カラスの居場所」川合 純子(かわい じゅんこ)

〇受賞の言葉

受賞の連絡をいただき大変嬉しく思います。これを励みに自らの小説世界をより深めていきたいと思っています。

〇略歴

さいたま市在住。

同人誌「孤帆」16号(1995年)に参加し、小説を書き始める。以降「孤帆」の同人として創作する。

     

【詩部門】

『しろい風の中で』田中 眞由美(たなか まゆみ)

〇受賞の言葉

詩を書くことにより立ち止まり、生きることを確かめてきた。これからも不器用な生を記していきたい。

 ○略歴

新座市在住。

昭和58年(1983)に新座市立中央公民館で吉野弘の現代詩講座を受講し、以後吉野弘に師事する。平成10年(1998)、作品「烏の言い分」で新・波の会日本歌曲コンクール詩部門優秀賞を受賞。平成18年(2006)第3詩集『指を背にあてて』で第6回「詩と創造賞」・第19回長野県詩人賞・第38回埼玉文芸賞準賞受賞。合唱曲に、飯沼信義作曲「月が」、「きょう わたしは」がある。

日本現代詩人会、日本詩人クラブ、他会員。日本詩歌句協会理事・詩部門選者。受賞作は第5詩集。

 

【短歌部門】

『帽子が不在』高橋 元子(たかはし もとこ)

〇受賞の言葉

思いがけなく埼玉文芸賞をいただき、嬉しく思います。これからも自然体で日常を詠って参ります。

 ○略歴

坂戸市在住。

平成21年(2009)「朔日短歌会」(代表 外塚喬)に入会。

平成27年(2015)第3回現代短歌社賞受賞。

平成29年(2017)第40回埼玉県歌人会新人賞受賞。

現在、現代歌人協会会員

埼玉県歌人会理事

第1歌集『インパラの群れ』(2016年)。

受賞作『帽子が不在』は第2歌集である。

 

(2)埼玉文芸賞準賞

【文芸評論・エッセイ・伝記部門】

「半泥子と幼い日の私」中野 利子(なかの としこ)

「第十五世住職「良寛」」大川 哲夫(おおかわ てつお)

【児童文学部門】

「学と歩」久里 明生(くり あきお)

「レバノンの空の下難民キャンプに生きる」福島 のりよ(ふくしま のりよ)

【俳句部門】

『仔猫跳ねて』佐怒賀 由美子(さぬか ゆみこ)

『栗おこは』石原 静世(いしはら しずよ)

【川柳部門】

「愛しい日々」山端 眞佐子(やまはた まさこ)

「女」相川 敦美(あいかわ あつみ)

 

(3)埼玉文芸賞奨励賞

 【俳句部門】

「消えていく」佐々木 彩乃(ささき あやの)埼玉県立特別支援学校 坂戸ろう学園在学

【川柳部門】

「成長」嶋田 優里(しまだ ゆり)埼玉県内高等学校在学

 

3 選評

各部門の選評は別紙(PDF:286KB)のとおりです。

 

4 選考委員(50音順)

【小説・戯曲部門】 相澤与剛 北原立木 高橋千劔破

【文芸評論・エッセイ・伝記部門】佐藤健一 杉浦晋 野村路子

【児童文学部門】金治直美 櫻沢恵美子 森埜こみち

【詩部門】北岡淳子 鈴木東海子 野村喜和夫

【短歌部門】大河原惇行 沖ななも 外塚喬

【俳句部門】岩淵喜代子 落合水尾 尾堤輝義

【川柳部門】酒井青二 相良敬泉 四分一周平

 

5 その他

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、賞状等の贈呈式は中止します。

 

6 問合せ先

文化資源課文学担当(さいたま文学館駐在) 代島・松本

〒363-0022 桶川市若宮1-5-9

電話 048-789-1515 Fax 048-789-1517

ホームページ http://www.saitama-bungakukan.org/

報道発表資料(ダウンロードファイル)

第53回埼玉文芸賞の決定ー力作ぞろいの中から3名受賞ー(PDF:240KB)

別紙(PDF:286KB)

 

 

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