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掲載日:2022年3月15日
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埼玉県教育委員会では、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などすべての志願区分において障害者特別選考を実施しています。
この特別選考では、第1次試験は免除となり、第2次試験として、論文試験や面接試験などを行います。
点字や拡大文字、手話通訳など、障害の程度に応じた配慮を行いますので、御相談ください。
障害者特別選考は全ての志願区分において実施し、採用見込数は若干名です。
【試験を実施する志願区分・教科(科目)等】
障害者特別選考の受験資格は、次のとおりです。1から5を全て満たす必要があります。
【受験資格】
【注意事項】
障害者特別選考の受験者は、第1次試験を免除します。
第2次試験は、障害の種類や程度により、必要に応じ、一部を免除又は内容等を変更して実施します。
(1)小学校等教員、中学校等教員、養護教員、栄養教員
(2)高等学校等教員、特別支援学校教員
★「郵送による出願」でのみ受け付けます。「持参による出願」はありません。
また、障害者特別選考志願者については、その資格等の有無を確認するため、第2次試験合格後、身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳の原本を確認します。
障害者特別選考の志願書等の提出は、「郵送による出願」のみとなります。
出願時の提出書類は次のとおりです。志願書等の様式の電子データは試験要項のページを御参照ください。
また、点字、拡大文字、手話通訳及び車椅子使用など、受験上の配慮を希望する場合は、志願書の備考欄に記載してください。教職員採用課から記載内容について、確認の御連絡をさせていただきます。
【提出書類】
※ 障害の種類や程度を証明する書類(診断書等)の提出を求める場合があります。
障害者特別選考で合格し、埼玉県で活躍している先生の学校生活の様子や、教員を目指す障害のある方へのメッセージを紹介します。
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私には生まれつき聴覚障害があります。右耳は全く聞こえず、左耳は補聴器をつけることで、なんとか日常の会話を成立させることができます。私は高校2年生の時に、耳の障害が原因で対人関係の悩みを抱えたことがあります。それがきっかけで、障害の有無にかかわらず、「他者に優しくできる人、苦しんでいる人に手を差し伸べ救うことのできる人」を一人でも多く育てたいと考え、小学校教員を志しました。
職場では周りの先生方の配慮もあり、楽しく働くことができています。私は着任前、職員会議や打合せの内容を聞き取れるか不安に感じていました。そんな私のために、会議等で発言のある先生は、私の座席のそばに来て発言をするように配慮してくださいました。児童の声を聞き取ることに苦労することもありますが、児童も私の障害を理解し、耳のそばで話しかけるなど工夫してくれています。先生方や児童にとても感謝しています。
学生時代、何度か障害を理由に教員の道を諦めかけました。しかし、現在では私の耳は、児童と優しさを共有し、心をつなぐ大事な身体の一部です。
これからも、誰に対しても感謝の気持ちを忘れず、児童にたくさんのことを伝えていきたいです。
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私は、学生時代に理科の実験ボランティアを経験し、そこで目を輝かせる子供たちの姿を見て、自分も理科の魅力を伝えたいと思い教員を目指しました。
私は、言語障害があるため、自分の考えや連絡事項の迅速且つ的確な伝達に苦労することがあります。そこで私は、自分の障害の特性を生徒や先生方に説明することで、多くの方に障害を理解していただき、働きやすい職場環境を築いています。授業や会議では、できるだけ発言内容を記載したプリントを作成したり、実物を用意して見せたりすることで、発言がうまくいかなくても伝わるような工夫をしています。
教員は大変な仕事ではありますが、苦労した先に待っている、子供たちからの「先生、ありがとう!」の言葉には、この上ないやりがいと喜びを感じます。
学生時代、何かと障害を理由に諦めてしまい、多くの悔しい経験をしました。その悔しさから、私は教員への夢だけは何が何でも諦めたくありませんでした。そして、自分の殻を破り、今こうして教壇に立っています。皆さんも教員に対する熱い想いをぶつけ、自身の殻を破ってみてください。
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