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掲載日:2018年7月13日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【薬剤師】
柳瀬 裕一郎(やなせ ゆういちろう)
薬務課 医薬品化粧品審査・監視担当 (主任)(平成29年3月1日現在)
平成22年 4月採用 薬務課 医療機器審査・監視担当
平成25年 4月 川口保健所 生活衛生・薬事担当
平成27年 4月 人事課 【(株)資生堂派遣】
平成28年 4月 現所属
医薬品の製造業者が製品を「安全」に作ることが出来る体制が整っているか確認する仕事をしています。
具体的には、医薬品の製造業等を行うための許認可や指導業務があります。そして、医薬品を製造するにあたり原材料の入荷から製造、最終製品の出荷にいたるすべての過程で「一定の品質」が保たれるよう、GMPという基準に適合しているかの調査を行います。新しい医薬品が次々と開発されるため、この業務が一番の比重を占めています。その他、薬機法69条に基づき、製造業者等への立入調査を随時行っています。
埼玉県の医薬品生産高は、製造所の数が多いこともあり全国トップレベルです。そのため、自分が調査した製造所の医薬品を薬局等で見かける機会が度々あります。世界中の方がその医薬品を使用していると思うと、人々の健康に一役買っているという実感がわきます。
薬務課には入庁1か所目と現在とで2回在籍していますが、医薬品、医療機器の製造所の方に指導する立場であるため、より高度な知識が必要です。日々進化する技術について積極的に勉強し、その知識を活かし製造所の方とより高い品質の製品を生み出すために議論を重ねることができると、成長を感じます。
また、職員応募制度を利用し、民間企業に派遣されていた際のことも印象に残っています。薬務課では医薬品、化粧品の製造、販売に規制をかける仕事をしてきましたが、(株)資生堂では消費者のニーズに合わせて商品を生み出し、それを広報するPR関係の業務をしていました。よく知事が一つの物事を様々な目線で見ることが大事であると発言していますが、それを体現できたことはとても貴重な機会となりました。これまでとは全く異なる別の世界に飛び込むことで、新たな経験や人脈を得ることができました。
保健所では住民の様々なニーズに答える必要があるため、保健師や獣医師との連携が必須でした。医療機関の安全管理体制が整備されているか確認を行う立入検査の際などには、保健所で働く薬剤師や獣医師、保健師、医師が皆で専門性を活かして実施しています。それぞれが違う分野で培った知識を持ち寄り業務を進めていくことは、とても刺激があり、勉強にもなりました。
とにかく職場の雰囲気がいいです。職員同士の仲が良く、とても働きやすい職場であると感じています。また、職員応募制度など、やる気があれば職種に限らず挑戦させてもらえる制度がある点も素晴らしいと思います。
まずは、薬剤師としての専門性をさらに深めていきたいです。今も県が実施する研修や全国規模での勉強会などには率先して参加しているほか、自身でも最新の技術に関したニュース等はできる限り気に留めるようにしています。
ゆくゆくは、これらの経験を活かし健康長寿など全国的な課題に薬剤師として参加することができればと考えています。県内外に誇れるような埼玉県独自の取り組み事例を構築し、広く発信していきたいです。
休日は、学生時代からの友人と野球やフットサルを楽しんでいます。スポーツ観戦も好きなので、野球やアメフト、ラグビー、サッカーなどの試合を見に行くこともあります。昨年のGWには、年休と合わせた長期休暇を取得し仲間とモロッコに行きました。
また、保健所で勤務していた頃に保護された犬を引き取り、今も一緒に暮らしています。
採用試験対策も大切ですが、まず国家試験を頑張ってください。面接は人物重視なので、素の自分で挑むことを心がけていました。なぜ民間企業ではなく行政の仕事を選んだのか、どれだけ県民の方の役に立ちたいと考えているのか、どのように自分が役立って行けるのかを自分の言葉でPRすることが重要だと思います。
やりがいのある業務、働きやすい職場環境、自分が望めば様々なことにチャレンジできる機会もあります。
是非、埼玉県で一緒に働きましょう。
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