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掲載日:2018年7月13日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【小・中学校事務】
山口 陽香(やまぐち はるか)
東秩父村立槻川小学校(事務主事)(平成29年3月1日現在)
平成28年 4月採用 現所属
学校事務の仕事は幅広く、多岐に渡っています。その中でも教職員の給与や旅費に関する仕事と、予算の管理と執行事務は大きなウエイトを占めています。給与に関する仕事では、先生方が受け取る手当の手続きをしたり、記録に残す事務をしています。予算の仕事では学校で使う消耗品の購入の手配や支払いをしたり、予算編成の時期に次年度の必要額を見積ったりしています。こうした事務的な仕事の他に電話や来客応対をしたり、職員室の清掃なども行っています。
小・中学校事務の仕事は支える仕事が主ですが、私達が頑張ることで子供たちの学習環境がより良くなったり、先生方が働きやすくなることを実感しています。昨年の夏に先生方や教育委員会の方と連携してランチルームの椅子を買い替えました。新しい椅子を子供達が喜んで使っている姿を見て、ほっとしたと同時に頑張って良かったなという気持ちになりました。
大変だった仕事は、教職員に支給されている手当の支給状況の確認事務です。これは毎年6月頃に行うもので、手当の中でも扶養手当は制度の内容が複雑な上に一人ひとりで支給状況が異なるので、とても苦労しました。わからないところは、他の学校の事務職員の方に教えていただきながら乗り切ることができました。
栄養教諭の先生と席が隣同士なので、よく給食の話をしています。給食はランチルームで教職員と児童とみんな一緒に食べています。毎日当たり前に食べている給食の裏話や苦労話を教えてくれるので楽しいですし、勉強にもなります。また、校内に同じ職種の人がいない者同士なので、様々な面で助けてもらっています。仕事のことでわからない時は校長先生や教頭先生に助けていただいたり、他の学校の事務職員の先輩に教えていだたいています。先輩に教えてもらったことは、現在私の仕事の基礎になっています。
私自身学校生活の中で充実した時間を過ごした経験から、学校のために仕事をしたいと考えるようになりました。学校事務職員として3年間の臨時的任用の勤務を経て本採用になった今、今年度こうだったから来年度はこう改善しようというように、今までの経験をより生かしやすい環境になったと感じています。
先のことを見据えて仕事をすることが目標です。例えば学校行事の準備です。学校にはたくさんの行事があり、その準備にはたくさんの時間と労力が必要です。入学式、卒業式、運動会、文化祭などの行事の時に必要と思われる物品をあらかじめリストアップしておき、関係する先生方と連携して在庫の確認や購入を早めに行うことで余裕をもって準備を進めていきたいと思っています。
長期休暇には必ず旅行に出かけています。普段の生活の中では体験できないようなことをする、きれいな景色を見るなどして癒されるだけでリフレッシュでき、仕事への活力が生まれてきます。
まずは学校事務職員の仕事内容を知り、自分に合っているかどうかを考えることが大切だと思います。説明会やセミナーに参加したり、インターネット等で学校の様子を調べてみるのもひとつの手です。知り合いに小・中学校の職員がいたら、聞いてみたりするのも良いと思います。そして自分の持っている能力を使ってどのように貢献できるかを考え、面接で伝える準備をしっかりすることも重要です。一人で考え込まずに友人や先輩など、周りの方を頼ってみてください。きっといいアドバイスをくれるはずです。
小・中学校の職員になってこんなことがしたい!あんなことがしたい!という情熱ややる気が一番大切だと思います。自分なりの想いを持って試験に臨んでもらえれば、きっと道は拓けます。子供たちのために、よりよい学校づくりのために、ぜひ一緒に頑張りましょう!
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