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掲載日:2018年7月13日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【総合土木】
齋藤 将志(さいとう まさし)
農村整備課 技術管理担当(技師)(平成29年3月1日現在)
平成25年 4月採用 大里農林振興センター 農村整備部県営事業担当
平成28年 4月 現所属
農村整備課の技術管理担当では、若手職員に対する公共工事等の技術面に関する研修を行っています。工事を行う上で正しい設計が出来ているか、施工基準に則った工事が出来ているかを学ぶことで、工事監督員としての知識や適正な公共工事の実施に必要な能力を養います。また、公共工事にかかる費用の積算や工事費用の管理などをするシステムの管理・運用も担当しています。
技術的な研修を開催する立場となって、若手職員がどのような研修を受ければ業務の役に立つのか、受講者の立場で考えます。受講者から「とてもためになる研修だった」などの言葉をもらえると、担当者として大きな喜びを感じます。また、今後、自分自身が工事現場の担当に戻ったときには、今まで自分が行ってきた研修の内容を業務に生かすことが出来ます。工事現場を担当している職員と共に、自分自身の成長にも繋がります。
大里農林振興センターに所属していた時に担当していた管水路工事が印象に残っています。この工事は道路の下に農業用水路の管を埋設し、揚水機場まで接続するものでした。その道路が住宅地や小学校の通学路に近接していたため、住民の方や小学校などの関係者との協議に苦労しました。また、同時期に別地区の工事発注を控えていました。予算や時期の関係もあり、直営で設計や図面の作成を行いました。自ら構造計算や流量計算等を行うことで、その業務の重要性を再確認することができました。その後、無事に工事の発注から完成までを見届けることができ、その時の達成感は今でも覚えています。
私たち土木職が農業の基盤を造成し、農業職の方が農家の方々との調整や育成の相談など行っています。職種は違えど、埼玉県の農業を良くしようという気持ちは一緒です。また、林業職の方とは協議会等で協力し合うこともあり、共に測量等の技術力向上に努めています。
私が埼玉県を志望した理由は、大学で学んだ農業土木の知識で、自分の育った埼玉県に貢献したいという気持ちが強かったからです。埼玉県は農業が盛んな地域であり、多くの埼玉ブランド農産物もあります。農業の基盤造成に携わることで地元に貢献し、埼玉農業をもっと活性化させていきたいと考えています。
農業農村整備事業は幅広く事業を行っております。今後は、まだ私が経験したことの無い、ほ場整備事業や川の再生事業等の担当をしてみたいと思います。技術職は経験を積めば積むほど、自分の財産になっていくものだと感じますので、さまざまな分野にチャレンジしていきたいと思います。
休日は、地元の友達と飲みに行くことが多いです。また、同期では職種に関係なく、スノーボードに行ったり、テニスをしたり、旅行に出かけたりもしています。休暇が取りやすいので、相手の都合に合わせやすいと感じています。
試験の対策としては、大学の対策講座を受講し、その講座のテキストを何度も解いて試験に臨みました。また、個別面接や集団討論については、研究室の同級生と練習を繰り返し、対策を立てました。試験対策も重要ですが、埼玉県がどのような県なのかを知っておくこと、採用されてからどんな仕事がしたいかを明確にすることが重要であると思います。
埼玉県の総合土木職員は現在、若手職員が多く在籍しているため、仕事やプライベートのちょっとしたことでも相談しやすい環境で、相談に乗ってくれる先輩は必ずいます。私たちと一緒に若い力で埼玉県を盛り上げていきましょう。
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