トップページ > 教育委員会トップ > 広報・広聴 > 広報 > 教職員向け広報紙「県教委だより」 > 県教委だより第721号(令和3年3月19日発行)
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掲載日:2021年3月19日
本事業は、地域の企業・商店街や研究機関等が連携して実践的な職業教育を行うことで、生徒の専門的な知識や技術の習得を支援するとともに、それらを生かした商品開発等に取り組む活動を通して、地域の産業を支える人材の育成を図ることを目的としています。数ある取組の中から、実践事例として紹介します。
羽生市の活性化を目指して、学校産の小麦粉を使用し、市内のレストランと連携した商品開発に臨みました。外部講師による麺打ち実習で技術を磨き、生徒が考案したオリジナルうどんを販売しました。原料の生産から販売までの6次産業を実践的に学習する貴重な体験となりました。
イオンモール春日部との連携により、プログラミングや電子制御等の専門的な知識や技術を生かして「春工フェス」を開催しました。企画には、親子で楽しめる非接触型の体験ゲームとして、感染症防止対策を踏まえた生徒のアイデアが表現されていました。感染リスクを考慮しつつエンタメ性を追求し続けた生徒の創造力と努力が見事に体現されました。
秩父地域の課題解決を目的とし、皆野町やちちぶのじか活性化協議会と連携して獣害対策で処分されたシカを有効活用し、エシカル商品の開発・販売を行いました。開発に当たっては、生徒が地元のニーズや地域の特色を分析したり、商品アイデアを出し合ったりしました。販売された商品の売り上げは、次の鳥獣被害対策費用として寄付する予定です。
ファッション界で活躍できる人材の育成を目的とし、カラーリストや縫製業者と連携してファッションと色彩の関係性や仮縫いと補正の技術について学習しました。専門講師の指導により培われた知識や技術は、生徒自身が個性的なデザイナーとなり、作品発表の場であるファッションショーの取組に生かされています。
保護者の所得が一定未満の場合、国が高等学校の授業料を負担する制度です。
なお、「2.所得基準」については、令和2年度のもので令和3年度は変更となる場合があります。
平成26年4月1日以降に入学した生徒が対象となります。
就学支援金は「市町村民税の課税標準額×6%-市町村民税の調整控除の額」が30万4,200円未満(※)の世帯の生徒が受給対象となります。基準額は保護者(親権者)の合算により判断します。
(※)文部科学省の試算によれば、年収の目安は、両親のうちどちらか一方が働き、高校生1人(16歳以上)、中学生1人の4人世帯の場合、910万円程度となります。なお、どのような世帯構成であっても基準額30万4,200円は変わりません。
新入生は、4月に、入学した高等学校へマイナンバーカード(写)を添付した申請書を提出する必要があります。
就学支援金は、国から県へ交付されます。県において高等学校の授業料に充てる手続を行います。生徒が直接受け取るものではありません。
教科書、学用品や修学旅行費など授業料以外の教育費の一部を給付する制度です。
なお、「1.対象となる生徒」「3.給付額」については、令和2年度のもので令和3年度は変更となる場合があります。
保護者が埼玉県内に居住し、生活保護受給世帯又は道府県民税所得割額及び市町村民税所得割額の合算が非課税(0円)世帯(家計急変による経済的理由から非課税に相当すると認められる世帯を含む)の生徒が対象となります。
希望する生徒は、7月以降に在学する高等学校等(注1)へ申請書等を提出する必要があります。
世帯区分 | 課程 | 給付額(注3) |
---|---|---|
生活保護受給世帯 | 共通 | 32,300円 |
道府県民税・市町村民税所 得割額非課税(相当)世帯 |
全日制・定時制 | 84,000円~129,700円 |
通信制 | 36,500円 |
注1:県内県外を問わず、高等学校、中等教育学校の後期課程、高等専門学校等
注2:世帯構成や扶養の状況によって給付額が変わります。
注3:令和2年度については、表記載の額にオンライン学習に必要な通信費相当額(年額10,000円)を上乗せした額を特例支給しています。
高等学校等に通う生徒に対し、奨学金を貸与する制度です。
注1:「高等学校等」について
県内・県外を問わず、高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高等専門学校等
注2:「品行方正であって、学習意欲があり」について
学習活動その他生活の全般を通じて態度・行動が良好な者として在学する学校の校長から推薦を受ける必要があります。
注3:「経済的理由により修学が困難」について
世帯の道府県民税所得割額及び市町村民税所得割額の合算が別に定める基準額(下表)以下である必要があります。なお、「基準額」は令和2年度のもので令和3年度は変更となる場合があります。
希望する生徒は、4月以降に在学する高等学校等から申請書類を受取り、埼玉県教育委員会(財務課)へ提出する必要があります。
奨学金の貸与額は、次の金額から申請者本人が申請時に選択します。
区分 | 月額奨学金 | 入学一時金 |
---|---|---|
国公立高等学校等に 在学する生徒 |
①15,000円/月 ②20,000円/月 ③25,000円/月 |
①50,000円 ②100,000円 |
私立高等学校等に 在学する生徒 |
①20,000円/月 ②30,000円/月 ③40,000円/月 |
①100,000円 ②250,000円 |
世帯の人数 |
小・中・高・大学等の 生徒が2人までの世帯 |
小・中・高・大学等の 生徒が3人以上の世帯 |
---|---|---|
1人 | 123,300円 | ー |
2人 | 280,300円 | ー |
3人 | 328,600円 | 606,800円 |
4人 | 448,400円 | 809,000円 |
5人 | 603,100円 | 1,065,400円 |
6人 | 676,000円 | 1,191,200円 |
7人 | 732,400円 | 1,294,800円 |
8人 | 840,300円 | 1,456,800円 |
本校は、大正9年に県立蚕業学校として創立し、改編を重ねて平成8年に現在の総合高校となりました。学校では、産業遺産を後世に残す取組として、農業クラブ役員の生徒を中心に、課外活動として蚕の飼育や生態の研究をしています。令和2年に学校創立100周年となることを記念して、校内に養蚕業の歴史を偲ばせる道具や資料を展示した「養蚕資料室」を開設することとなり、準備を進めてきました。
開設準備に当たっては、同窓生を中心とする多くの方々から当時の貴重な資料や道具が寄贈されたり、歴史的遺産として旧埼玉県蚕業試験場川越支場の門柱を校内に移設したりするなど、蚕を通じた地域との連携が再確認されると同時に、貴重な交流の場が新たに芽生えています。
令和3年1月13日(水曜日)、県教育委員会では、学校で「良い学び」を作っていくために必要となるチームづくりのヒントを探すため、「学校地域WIN-WINプロジェクト」フォーラムをオンラインで開催しました。参加者は、県立高校の生徒をはじめ県立学校の教職員、本県が連携協定を結んでいる島根県教育委員会や同県の県立高校の生徒、自治体職員や企業、NPOなど約100名が参加しました。
フォーラムでは、参加者全員が21のグループに分かれ、第1部は、参加者がそれぞれの立場から「学校の学びを良くするためにできること」について、自分の考えをグループ内で発表して、その内容を掲示板に入力しました。その後、全体で振り返りを行いながら、参加者全員で情報を共有して学びを深めていきました。また、第2部では、第1部で出てきた意見を踏まえ、「良い学び」を取り組んでいくためのチームづくりについて意見交換を行いました。
参加者からは、「本音で話すこと、相手を否定しないこと、受け入れることなど、高校生も交えて話しが出来たことが有意義だった」や、「学校におけるチームづくりの難しさを改めて感じる一方、目標の共有、肯定の大切さなど、たくさんのヒントが得られた」などの感想が寄せられました。
げんきプラザでの体験活動は、他者と協働して何かを成し遂げる力を育て、自己肯定感・自己有用感を高めることをねらいとしています。様々な体験活動プログラムを提供する中で、現代的課題の解決に向けた事業も展開しています。
特別支援学校等と連携し、障害のある子とない子が様々な体験活動を通して交流を図り、心のバリアフリーを目指します。
集団活動や共同生活を通じて、不登校や引きこもりなど学校生活に不安を抱える子供たちに、登校へのきっかけ作りを行います。
家庭の経済的事情から学校以外での体験活動を十分に受けることができない子供たちに対し、体験活動を提供し、健やかな人格形成を図ります。
今後も社会の変化に伴う様々な現代的課題の解決に向けて、げんきプラザ6所で連携して体験活動を提供いたします。げんきプラザには、ほかにも各種体験活動プログラムがあります。学校行事などで体験活動を充実させたい際は、ぜひ気軽に電話でご相談ください。
埼玉県は、全ての県立高校に専任で資格を持った学校司書が配置されている全国的にも珍しい県です。その司書が専門性を発揮し、生徒に勧めたい本を年に一回選び、ランキングしているのが「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」です。2010年からこの活動をはじめました。
2020年のイチオシ本は、2019年11月から2020年10月までに発売された本の中から、県内の司書121名が選んだベスト10です。
2021年2月13日(土)より、県内各地の書店でイチオシ本フェアを開催しています。また、各県立高校、県内公共図書館では、イチオシ本特製パンフレットを配布しています。
ぜひ「埼玉県高校図書館フェスティバルのホームページ」をご覧ください。
芸術文化ふれあい事業を知っていますか?小・中学校や特別支援学校などに講師を派遣し、参加者に和太鼓や折り紙といった様々な芸術文化を楽しんでもらう取組です。ピアノやお箏、折り紙、ダンスの体験など、たくさんのメニューがあり、やったことがない・初めての方でも全てのメニューをご利用いただけます。
なかなか身近に体験の機会がなかったり、教わったことのない芸術や文化を楽しめる事業です。実施経費につきましては、一部助成(※)も行っています。皆様のご利用をお待ちしております。
詳細は県文化資源課「芸術文化ふれあい事業」のページをご覧ください。
(※条件及び上限があります。詳細はホームページをご覧ください。)
県教育委員会では、この度、不祥事防止研修プログラム「未来を育てる私たちの使命と誇り ~不祥事根絶を目指して~」(以下「プログラム」という。)を策定しました。
このプログラムは、教職員の不祥事根絶に向けた効果的な研修を実施するため、研修の目的・目標・内容などのアウトラインを整理するとともに、様々な研修に活用できる総合的なテキストとしてまとめたものです。
プログラムの特徴として、教職員としての誇りや、不祥事に対する当事者意識に着目した内容になっています。不祥事を起こさせない職場づくりのため、このプログラムをぜひ活用してください。
プログラムは、「教職員不祥事根絶ポータルサイト」からダウンロードできます。
5月16日(日曜日)まで、NHKさいたま放送局と共催で特別展「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」を開催します。(開催状況は「歴史と民俗の博物館ホームページ」をご確認ください。)
この特別展は、近代日本経済の基礎づくりを果たした渋沢栄一の実業家としての顔のみならず、福祉・医療・教育・外交など社会実業家としての姿もクローズアップします。
また、渋沢が尽力した日米人形交流“青い目の人形”について、県内に現存する全12体を一堂に展示します。ゆかりの資料を通じて、渋沢の時代へのまなざしをご紹介します。
緊張と不安が続く新型コロナの影響で、未経験の対応や度々の変更を求められた1年でした。「こんなはずではなかった」との思いに支配されがちですが、新しく身につけた知識や技術、習慣などは、子どもたちだけでなく教職員一人ひとりを成長させたことでしょう。「この状況でもできた」ことも振り返ってみましょう。そして現在も新年度に向け入念に準備されていることでしょう。年度替わりの消耗しやすい時期こそ意識して「十分睡眠をとる、適度に運動する、バランスの良い食事」など、規則正しい生活を心掛けたいものです。
なお、気分や体調で気になることがありましたら、公立学校共済組合では下記の健康相談を実施しています。詳しくは、福利のしおりをご一読ください。
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